わびさび
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わびさびは「侘しい」「寂しい」を併せた語。日本人の人生観に即した言葉である。
概要[編集]
「人生は一回性のものである」という観念により、ヒポクラテスの「芸は長く、人生は短い」の言葉のように、「一生をかけても芸が完成することはないだろう」という諦念(侘しさ)と、「初心忘るべからず」のように「知ったばかりの頃の初々しい感動は味わうことができない」という感慨(寂しさ)を表す言葉であり、能楽や茶道などで云われる言葉である。
こう説明されると外国人であっても理解できるのだが、これに相当し、一語もしくは簡潔に表す言葉な見当たらないため、「わびさび(wabisabi)」がそのまま用いられる。
ただし、日本のマスコミではこの意義を理解していないことが透けて見える報道も多く、識者からはマスコミのそういった態度が嫌われることも多い。
一例[編集]
「時分の華」など、その時々の時節の風情を愉しむのも「わびさび」である。「年年歳歳花相似たり。年年歳歳人同じからず」などもその一例である。