揚水発電

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揚水発電(ようすいはつでん)とは、水力発電の一種である。

概要[編集]

2つの高低差のある貯水池をトンネル・導水管でつなぎ、その途中に水力発電所を設置。電力需要の旺盛な時間帯は高所にある貯水池(上池)から低所の貯水池(下池)に向かって水を流して水車を回すことで発電して電力を生み出し、逆に電力需要が低下する時間帯は余剰電力を利用して発電機を電動機として水車を逆回転させてポンプとして機能させ、低所の貯水池の水を高所の貯水池に向けて汲み上げる。巨大な蓄電池にも例えられる。

その性質上、短い時間で貯水池の水位が大きく変動する。

種類[編集]

混合揚水発電
上池の年間流量が多く、別に汲み上げをしなくともそれなりに発電できるタイプ。汲み上げは主に渇水期に行う。
純揚水発電
上池の年間流量が非常に少なく、発電のためには汲み上げが必要になるタイプ。