国鉄キハユニ26形気動車
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国鉄キハユニ26形気動車 (こくてつきはゆに26がたきどうしゃ)は、日本国有鉄道が設計、開発した液体式ディーゼル動車 (気動車)である。
概要[編集]
気動車では数少ない新製の郵便荷物合造車である。丸妻の片運転台車で貫通扉がつく。前照灯が車体中央上部に一カ所付き、尾灯は腰部に左右一カ所ずつつく。前位側から、運転台、荷物室、郵便室、三等客室へと続く。前期型1～41は客室室内照明が白熱灯であったのに対し、後期形42～59は客室室内照明が蛍光灯で、扇風機も設置された。また、通風器の配置も異なった。国鉄キハユニ25形気動車の客用窓がバス窓であったのに対し、本形式はすべてアルミサッシの二段上昇窓である。便所の設置はなかった。塗色は当初は一般色であったが後に朱色5号の首都圏色となった。
| 座席 (名) | 40 |
| 立席 (名) | 6 |
| 自重 (t) | 29.9 |
| 郵便室荷重 (t) | 2 |
| 郵袋数 | 160 |
| 荷物室荷重 (t) | 3 |
| 台枠形式 | |
| 台車形式 | DT22A,TR51A |
| 機関形式 | DMH17C |
| 出力 (PS)/回転数 (PPM) | 180/1500 |
| ブレーキ装置 | DAI同期駆動装置付 |
| 最高速度 (km/h) | 95 |
| 照明方式 | 白熱灯 |
| 備考 |
| 座席 (名) | 40 |
| 立席 (名) | 6 |
| 自重 (t) | 31.1 |
| 郵便室荷重 (t) | 2 |
| 郵袋数 | 160 |
| 荷物室荷重 (t) | 3 |
| 台枠形式 | |
| 台車形式 | DT22C,TR51B |
| 機関形式 | DMH17C |
| 出力 (PS)/回転数 (PPM) | 180/1500 |
| ブレーキ装置 | DAI同期駆動装置付 |
| 最高速度 (km/h) | 95 |
| 照明方式 | トランジスタ蛍光灯 |
| 備考 |
履歴[編集]
| 車番 | 落成 | 製作所 | 配置 | 廃車 |
|---|---|---|---|---|
| キハユニ26 1 | 1958年12月23日 | 東急車輛 | 門ヒカラ | 1980年5月27日 |
| キハユニ26 2 | 1958年12月23日 | 東急車輌 | 熊ヒト | 1984年2月29日 |
| キハユニ26 3 | 1959年1月17日 | 東急車輌 | 秋カタ | 1982年2月5日 |
| キハユニ26 4 | 1959年1月17日 | 東急車輌 | 秋カタ | 1981年8月3日 |
| キハユニ26 5 | 1959年1月30日 | 東急車輌 | 仙ココ | 1985年9月2日 |
| キハユニ26 6 | 1959年1月30日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1981年2月20日 |
| キハユニ26 7 | 1959年2月13日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1985年2月7日 |
| キハユニ26 8 | 1959年2月13日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1985年7月17日 |
| キハユニ26 9 | 1959年10月20日 | 東急車輌 | 金ナナ | 1985年2月28日 |
| キハユニ26 10 | 1959年10月20日 | 東急車輌 | 金ナナ | 1985年7月17日 |
| キハユニ26 11 | 1959年10月20日 | 東急車輌 | 門サカ | 1983年6月17日 |
| キハユニ26 12 | 1959年10月20日 | 東急車輌 | 門サカ | 1984年7月13日 |
| キハユニ26 13 | 1959年10月30日 | 東急車輌 | 門ヒカラ | 1984年6月5日 |
| キハユニ26 14 | 1959年10月30日 | 東急車輌 | 門ヒカラ | 1983年6月17日 |
| キハユニ26 15 | 1959年10月30日 | 東急車輌 | 門ヒカラ | 1983年4月1日 |
| キハユニ26 16 | 1959年10月30日 | 東急車輌 | 門ヒカラ | 1983年11月12日 |
| キハユニ26 17 | 1959年11月7日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1982年12月23日 |
| キハユニ26 18 | 1959年11月7日 | 東急車輌 | 米ヨナ | 1984年6月5日 |
| キハユニ26 19 | 1959年11月7日 | 東急車輌 | 米ヨナ | 1986年3月5日 |
| キハユニ26 20 | 1959年11月7日 | 東急車輌 | 米ヨナ | 1984年6月13日 |
| キハユニ26 21 | 1959年12月4日 | 東急車輌 | 盛オミ | 1984年9月20日 |
| キハユニ26 22 | 1959年12月4日 | 東急車輌 | 盛オミ | 1986年3月31日 |
| キハユニ26 23 | 1959年12月4日 | 東急車輌 | 盛オミ | 1986年3月31日 |
| キハユニ26 24 | 1960年12月9日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1983年1月28日 |
| キハユニ26 25 | 1960年12月9日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1987年2月25日 |
| キハユニ26 26 | 1960年12月9日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1985年7月17日 |
| キハユニ26 27 | 1960年12月9日 | 東急車輌 | 大ヒメ | 1984年2月5日 |
| キハユニ26 28 | 1960年12月23日 | 東急車輌 | 大ヒメ | 1983年7月14日 |
| キハユニ26 29 | 1960年12月23日 | 東急車輌 | 金タカ | 1984年1月30日 |
| キハユニ26 30 | 1960年12月23日 | 東急車輌 | 金タカ | 1985年6月20日 |
| キハユニ26 31 | 1960年12月23日 | 東急車輌 | 金ナナ | 1985年10月31日 |
| キハユニ26 32 | 1961年1月13日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1986年2月25日 |
| キハユニ26 33 | 1961年1月13日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1986年2月25日 |
| キハユニ26 34 | 1961年1月20日 | 東急車輌 | 名ミオ | 1985年5月22日 |
| キハユニ26 35 | 1961年1月20日 | 東急車輌 | 名ミオ | 1985年5月22日 |
| キハユニ26 36 | 1961年1月20日 | 東急車輌 | 名ミオ | 1985年10月31日 |
| キハユニ26 37 | 1962年3月20日 | 東急車輌 | 門サキ | 1984年9月19日 |
| キハユニ26 38 | 1962年3月20日 | 東急車輌 | 門サキ | 1985年4月24日 |
| キハユニ26 39 | 1962年3月20日 | 東急車輌 | 門サキ | 1985年4月24日 |
| キハユニ26 40 | 1962年4月12日 | 東急車輌 | 中ミヨ | 1984年4月20日 |
| キハユニ26 41 | 1962年4月12日 | 東急車輌 | 中ミヨ | 1984年12月27日 |
| キハユニ26 42 | 1962年9月28日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1985年2月7日 |
| キハユニ26 43 | 1962年9月28日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1986年3月31日 |
| キハユニ26 44 | 1962年9月28日 | 東急車輌 | 盛イチ | 1985年7月17日 |
| キハユニ26 45 | 1962年9月28日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1985年10月31日 |
| キハユニ26 46 | 1962年10月11日 | 東急車輌 | 盛モカ | 1986年3月31日 |
| キハユニ26 47 | 1962年10月11日 | 東急車輌 | 門サキ | 1984年3月31日 |
| キハユニ26 48 | 1962年10月11日 | 東急車輌 | 門サキ | 1984年4月20日 |
| キハユニ26 49 | 1964年2月29日 | 日本車輌 | 熊クマ | 1985年4月24日 |
| キハユニ26 50 | 1964年2月29日 | 日本車輌 | 熊クマ | 1984年11月20日 |
| キハユニ26 51 | 1964年2月29日 | 日本車輌 | 仙ココ | 1984年11月20日 |
| キハユニ26 52 | 1964年8月5日 | 新潟鐵工所 | 金ナナ | 1986年3月5日 |
| キハユニ26 53 | 1964年8月5日 | 新潟鐵工所 | 金ナナ | 1986年3月31日 |
| キハユニ26 54 | 1964年10月17日 | 新潟鐵工所 | 岡オカ | 1985年6月20日 |
| キハユニ26 55 | 1964年10月17日 | 新潟鉄工所 | 岡オカ | 1985年7月11日 |
| キハユニ26 56 | 1964年10月17日 | 新潟鉄工所 | 岡オカ | 1985年8月15日 |
| キハユニ26 57 | 1965年3月31日 | 新潟鉄工所 | 盛モカ | 1987年2月5日 |
| キハユニ26 58 | 1965年3月31日 | 新潟鉄工所 | 盛モカ | 1987年2月5日 |
| キハユニ26 59 | 1965年3月31日 | 新潟鉄工所 | 盛モカ | 1987年2月5日 |
運用[編集]
北海道を除く全国の普通列車で運用されたが、急行列車に連結されたこともある。郵便輸送、荷物輸送の最後まで使用された。