扇風機
扇風機(せんぷうき)とは、スイッチを押すとハネが回り、風を発生させる機械。発生した風で人体表面の暖まった空気を除去し、涼む目的で使用される。
概要[編集]
夏になると需要が高まってくる。多くの扇風機は強、中、弱の三段階で風力を調節することができる。ついつい吹いている風に向かって声をだしたくなる。なぜか見た目は白い。
構造[編集]
交流電源により交流電動機を回転させる。風力の調整は熱の発生する抵抗式ではない。半導体内蔵の直流電動機を使用したものもある。羽根は3枚、もしくは4枚で斜めに配置され、このことで、より多くの風を捉えられるようになっている。
使用場所[編集]
冷房の普及により使用箇所は減ったが、工場や乗り物、駅の待合室など、冷房の使用が不適な場所や学校の体育館のように冷房使用の頻度の少ない場所でよく使われる。
危険性[編集]
ハネ[編集]
ハネと外の間には、格子があるが、その隙間から手を入れることは容易である。子供が手を入れないように、より格子の本数が増えたものや、格子に触れるとスイッチが切れるものもある。ただ、これでは、髪の巻き込まれは防げないものもある。
転倒[編集]
扇風機は、重心を、上に持ってきているため倒れやすい。そのため、地面についていない状態では作動しないものもある。
亜種[編集]
ハネがなく、風のみが発生するタイプや、ハンディファンと呼ばれる小型のものがある。また、ミストが同時に出てくるものもある。
電気代[編集]
クーラーは、風を送ったり、冷媒を冷やさなければならないため、単純にモーターを回す扇風機の方が、電気代は安くなる。(もちろん、クーラーの方が涼しくなる。)また、風量をあげるほど電気代は高くなる。ちなみに、クーラーをつけながら、扇風機を回すと効果的である。
謎の風習[編集]
昭和時代の扇風機ユーザーは、前面にビニールの紐を付けていた。このまま起動するとビニールひもが風に吹かれて水平になり涼感をもたらすからというのがその理由である。