国鉄キハユニ25形気動車
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国鉄キハユニ25形気動車 (こくてつきはゆに25がたきどうしゃ)は、日本国有鉄道が設計、開発した液体式ディーゼル動車 (気動車)である。
概要[編集]
気動車では数少ない新製の郵便荷物三等合造車である。丸妻の片運転台で貫通扉がつく。前照灯が車体中央上部に一カ所付き、尾灯は腰部に左右一カ所ずつ付く客用窓は1~6がバス窓であったのに対し、6の事故廃車によって新造された7は一段上昇窓であった。便所は設けられなかった。本州以南用は、別形式の国鉄キハユニ26形気動車となった。
座席 (名) | 40 |
立席 (名) | 6 |
自重 (t) | 30.5 |
郵便室荷重 (t) | 2 |
郵袋数 | 160 |
荷物室荷重 (t) | 3 |
台枠形式 | |
台車形式 | DT19C,TR49A |
機関形式 | DMH17C |
出力 (PS)/回転数 (PPM) | 180/1500 |
ブレーキ装置 | DAI同期駆動装置付 |
最高速度 (km/h) | 95 |
照明方式 | 白熱灯 |
備考 | セル内のテキスト |
車番 | 落成 | 製作所 | 配置 | 廃車 |
---|---|---|---|---|
キハユニ25 1 | 1958年5月31日 | 帝国車両 | 札トマ | 1986年3月31日 |
キハユニ25 2 | 1958年5月31日 | 帝国車両 | 札トマ | 1986年3月31日 |
キハユニ25 3 | 1958年6月10日 | 帝国車両 | 札トマ | 1981年2月20日 |
キハユニ25 4 | 1958年6月10日 | 帝国車両 | 函ハコ | 1982年10月22日 |
キハユニ25 5 | 1958年6月10日 | 帝国車両 | 函ハコ | 1982年10月22日 |
キハユニ25 6 | 1958年6月10日 | 帝国車両 | 旭ワカ | 1961年11月10日 |
キハユニ25 7 | 1962年7月17日 | 新潟鐵工所 | 旭ワカ | 1981年7月30日 |
運用[編集]
すべて北海道内に配置された。道内の普通列車に連結されて運用された。国鉄分割民営化までにすべて廃車となった。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
千代村資夫「国鉄郵便・荷物気動車の歩み (下)」ネコ・パブリッシング2006年8月1日第3刷発行。