カッコいい歴史用語の一覧
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カッコいい歴史用語の一覧では、カッコいいと思われる歴史用語をまとめる。
ア行[編集]
- アウステルリッツの三帝会戦
- 1805年、チェコのアウステルリッツ(現在のスラフコフ・ウ・ブルナ)で起きたフランスとオーストリア・ロシア連合軍の戦闘。ナポレオン、フランツ一世、アレクサンドル一世という3人の皇帝が参加したことから「三帝会戦」と呼ばれる。フランス軍は日本で島津氏が多用した釣り野伏せ戦法を使って勝利した。
- アケメネス朝ペルシア帝国
- 現在の中東付近に存在した帝国。一時期は当時の世界人口の約25%を支配するまで発展したが、アレクサンドロス大王によってあっさり滅ぼされた。
- 奥羽越列藩同盟
- 松平容保らが中心となり、1868年に奥羽25藩・北越6藩が結成した同盟。原因となって発生した会津戦争での敗戦により、同盟は瓦解。のち幕府派は完全に降伏し、明治維新へと繋がる。
- 王政復古の大号令
- 1868年に出された、『武士の支配を終わらせ、日本を再び天皇中心の国にする』という宣言。これは旧幕臣たちの反発を招き、戊辰戦争へ発展する。
カ行[編集]
- カノッサの屈辱
- 1077年、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世がローマ教皇グレゴリウス7世と対立した結果破門された事件。慌てたハインリヒは裸足の修行僧の格好をして教皇のいるカノッサ城へ出向き、3日間許しを乞って謝罪した。感動した教皇はハインリヒを免罪としたが、1081年に力を蓄えたハインリヒによって追放されてしまった。
- 平成初期のフジテレビの歴史パロディ番組のタイトルに採用されたほど、皇帝が教皇に屈服した史実は受験高校生の知名度が高い。
- ギルガメッシュ叙事詩
- 暴君かつ英雄のギルガメシュ王が主人公の古代メソポタミア文学作品。
- 光栄ある孤立
- 20世紀末から21世紀初頭にかけて、大英帝国が他の列強諸国と同盟を結ばないことにより世界のパワーバランスを保ったこと。
- 国防人民委員令第227号
- 1942年7月、独ソ戦の最中でソ連指導部が赤軍に発した命令。内容を要約すると「撤退したら軍法会議送り(大抵の場合死刑)にする」となる。学校の運動部で使えそうである。
- 墾田永年私財法
- 743年に発布された土地法。これにより開墾した田畑を永久に私有地とすることが可能となり、日本の公地公民体制は終焉を迎えた。
サ行[編集]
- 神聖ローマ帝国
- 962年に現在のドイツ周辺に成立した諸邦による連立国家。当初は神聖ローマ皇帝が統治していたが、やがて深刻な分裂状態に陥り、1806年にナポレオンに滅ぼされた。「神聖でも、ローマでも、帝国でもない」で有名。
- シュトゥルム・ウント・ドラング
- ゲーテなどを中心とした、18世紀後半に起きたドイツでの文芸改革運動。日本語では「疾風怒濤の時代」とも呼ばれる。
- セルブ=クロアート=スロヴェーン王国
- 1918年12月に成立したバルカン半島の王国。1929年、「南スラブ人の国」を意味するユーゴスラヴィアに改称された。
- ソビエト社会主義共和国連邦
- 通称ソ連。1922年にロシア・ウクライナ・ベラルーシなどが合体して成立した。スターリンの5ヶ年計画や独ソ戦を経て発展したが、冷戦による軍拡競争で経済が行き詰まり1991年に崩壊した。
- 尊厳王
- 12世紀末から13世紀初頭にかけてのフランス王・フィリップ2世の別名。イギリスとの戦いに勝利し、神聖ローマ帝国域内に勢力圏を拡大することでフランスを強国に押し上げた。
タ行[編集]
- 張作霖爆殺事件
- 恐らく世界一字面がすごい暗殺事件である。
- 帝国の死亡証明書
- 30年戦争の講和条約である1648年締結のヴェストファーレン条約の別名。この条約により神聖ローマ帝国内の諸邦の独立が認められ、神聖ローマ帝国が事実上解体されたことからこう名付けられた。
- この史実は欧米の日本への見方にも影響し、1867年薩摩藩が薩摩琉球国の名でパリ万博に参加したことから、幕末日本の政体が神聖ローマ帝国同様の大名諸侯の連合体であることを国外に露呈させてしまった。
- 鉄血政策
- ドイツ北部やポーランドを支配していたプロイセンは、小国分立状態であったドイツを、プロイセン中心に統一することを目指していた。そこで、首相ビスマルクが、「ドイツの統一のために必要なのは鉄と血である」と演説し、軍国主義的政策を取ったため、演説の言葉から「鉄血政策」と呼ばれる。
- テルミドールの反動
- フランス革命期終盤に於いて、恐怖政治を展開していたジャコバン派のマクシミリアン・ロベスピエール(この人も結構ネタにされる)らがクーデターで失脚・処刑された事件。
ナ行[編集]
- 二重帝国
- 1918年まで存在していたオーストリア=ハンガリー帝国の通称。なお、二重帝国の正式名称は『帝国議会において代表される諸王国および諸邦ならびに神聖なるハンガリーのイシュトヴァーン王冠の諸邦』で滅茶苦茶長い。
ハ行[編集]
- 廃墟からの復活
- 東ドイツの正式国歌。1970年代、歌詞の一部「一つの祖国」が東西冷戦中の現状にそぐわないとして、歌唱が禁止されてしまった。
- 薔薇戦争
- 中世イギリスにおけるヨーク家とランカスター家の王位継承戦争で、最終的にはランカスター家が勝利した。ヨーク家のシンボルが白バラ、ランカスター家のシンボルが赤バラだったことからこのように名付けられた。
- バルバロッサ
- 神聖ローマ帝国皇帝・フレードリヒ1世の異名で、「赤髭」を意味するイタリア語が語源である。日本では、第二次世界大戦でのバルバロッサ作戦の方が有名。
- ビロード離婚
- チェコスロバキアがチェコとスロバキアに分かれるときに、ユーゴスラビア地域で見られたような独立戦争などが起きず円満に分離したことから西側メディアでは「ビロード離婚」と呼ばれた。
- ブレスト=リトフスク条約
- 1918年にドイツ帝国とソビエトロシアの間で結ばれた条約。これによりロシアは第一次世界大戦から離脱したほか、バルト3国やウクライナなどの穀倉地帯を割譲した。
- 武装親衛隊
- ナチスドイツの精鋭部隊で、戦争犯罪にも加担していた。なお、各師団名も「ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー」や「ヴィーキング」、「ライヒスフューラー」などカッコいい尽くしである。
- 不輸不入の権
- 中世の日本において、荘園が徴税と国家権力の介入を拒否できた権利のこと。ジャンプ漫画をイメージしながら「壱の型 不輸不入の権!」とでも叫べば、さぞかし荘園を牛耳る貴族気分に浸れることだろう。