ナチス・ドイツ
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ドイツ国
Deutsches Reich
Deutsches Reich
国旗(1935-1945) | |
政治体制 | ナチズム |
首都 | ベルリン |
最大都市 | ベルリン |
公用語 | ドイツ語 |
建国年月日 | 1933年1月30日(ヒトラー内閣成立) |
亡国年月日 | 1945年5月8日 |
通貨 | ライヒスマルク |
面積 | 3,600,000km²(1942年) |
国歌 | Das Lied der Deutschen |
最高指導者等氏名 | パウル・フォン・ヒンデンブルク(大統領:1925年5月12日 - 1934年8月2日) アドルフ・ヒトラー(総統:1934年8月2日 - 1945年4月30日) |
首相等氏名 | アドルフ・ヒトラー(首相:1933年1月30日 - 1945年4月30日) |
備考 | 大ドイツ国(ドイツ語: Großdeutsches Reich、1943年 - 1945年) |
ナチス・ドイツとは、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)政権下のドイツ国の通称である。別名ドイツ第三帝国。
概説[編集]
1933年、ワイマール共和国首相に就任したナチス党首アドルフ・ヒトラーは「全権委任法」を成立させ、ヴァイマル憲法を停止させた。一般的にはここからがナチス・ドイツの起源だとされている。1934年、大統領ヒンデンブルクの死去によってヒトラーは国家元首に昇格し、「Führer」(日本語:総統)と呼ばれるようになった。ナチスによる独裁体制が敷かれ、反対するものや共産主義者はゲシュタポなどの秘密警察によって強制収容所に送られた。対外政策も強硬路線を突き進み、1938年、圧倒的な支持率を以てオーストリアを併合。1939年にはポーランドに侵攻し、イギリス・フランス・アメリカ・ソ連などと第二次世界大戦を引き起こした。始めこそ連戦連勝だったものの、1943年にスターリングラードの戦いでソビエト連邦に敗北して以降は負け続きで、1945年にベルリンが陥落し、ヒトラーが自殺したことにより事実上崩壊した。
政策[編集]
- 公共工事の促進(アウトバーン建設など)やドイツ国防軍の拡張によって失業者を減らすことに成功した。また、労働者の待遇改善も行った。
- 宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッペルスの政策によって「国民ラジオ」が普及し、ドイツ国民のほとんどが所有していた。
- 労働者にも買える国民車「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」も開発されたが、第二次大戦の勃発により、フォルクスワーゲンの普及は戦後となった。
- ドイツ人を始めとするゲルマン民族至上主義を掲げていた。エリート軍隊であるナチス親衛隊も組織された。
- 身体障害者や精神障害者、知的障害者を強制安楽死させる計画も実行された。
- ユダヤ人やスラヴ人、ロマを「劣等人種」(ウンターメンシュ)に認定し、徹底的な弾圧を行った。ホロコーストが代表的である。