JR岩徳線

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西日本旅客鉄道
岩徳線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地山口県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点岩国駅
終点櫛ケ浜駅
駅数15駅
電報略号カンセ[1]
開業1929年4月5日
全通1934年12月1日
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
車両基地下関総合車両所新山口支所
使用車両キハ40形・キハ47形気動車
路線諸元
路線距離43.7 km
軌間1,067 mm狭軌
線路数全線単線
電化方式全線非電化
最高速度95 km/h
備考全通時から1944年10月10日まで山陽本線の一部。

岩徳線(がんとくせん)は、山口県岩国市岩国駅から周防高森駅を経て同県周南市櫛ケ浜駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線地方交通線)である。

概要[編集]

山陽本線・岩国 - 櫛ケ浜間の西国街道沿いの短絡を狙い、東西から岩徳東線、岩徳西線として着工。1934年12月から1944年9月まで山陽本線の一部だったが、欽明路トンネルの煤煙対策の不備などで岩徳線としてローカル線に格下げされた。
一方、運賃計算上では、短絡路線として生き残り、JR化後に経路特定区間の適用廃止が出た中で、山陽新幹線が当線にほぼ並行して建設されたため、現在も全国で唯一地方交通線の換算キロを用いる経路特定区間となっている。

駅一覧[編集]

運行形態上、岩国駅 - 徳山駅間を記載。

  • 全列車普通列車(全駅に停車)。岩国駅 - 川西駅間では錦川清流線の列車も乗り入れる
  • 線路(岩徳線内は全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可能、*:列車交換可能だが交換時は下り列車のみ客扱い可、|:列車交換不可、∥:複線(山陽本線内)
  • 全駅山口県内に所在
路線名 駅名 駅間
営業キロ
累計
営業キロ
接続路線 線路 所在地
岩徳線 岩国駅 - 0.0 西日本旅客鉄道:山陽本線〈R 広島方面柳井方面 岩国市
西岩国駅 3.7 3.7  
川西駅 1.9 5.6 錦川鉄道:錦川清流線
森ヶ原信号場 - 7.5 (錦川清流線との実際の分岐点)
柱野駅 2.9 8.5  
欽明路駅 6.7 15.2  
玖珂駅 1.9 17.1  
周防高森駅 3.5 20.6  
米川駅 3.8 24.4  
高水駅 4.4 28.8   周南市
勝間駅 2.3 31.1  
大河内駅 2.2 33.3  
周防久保駅 1.4 34.7   下松市
生野屋駅 3.3 38.0  
周防花岡駅 1.8 39.8  
櫛ケ浜駅 3.9 43.7 西日本旅客鉄道:山陽本線(柳井方面) 周南市
山陽本線
徳山駅 3.4 47.1 西日本旅客鉄道:■ 山陽新幹線山陽本線(新山口方面)

上記以外の駅は無人駅である。岩徳線所属駅において直営駅および業務委託駅はない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. 日本国有鉄道電気局 『鉄道電報略号』、1959年9月17日、22頁。

参考文献[編集]

  • 川島令三編著『山陽・山陰ライン - 全線・全駅・全配線』7 広島エリア、講談社、2012年。ISBN 978-4-06-295157-9。

外部リンク[編集]


路線
営業路線 山陽本線G R 広島地区) - 山陰本線仙崎支線) - Z 福塩線 - P 芸備線 - Y 呉線 - B 可部線 - 岩徳線 - 山口線 - 宇部線 - 小野田線本山支線) - 美祢線
子会社分離路線 宮島連絡船(2009年子会社移管)
廃止路線 岩日線(1987年転換) - 大嶺支線(1997年廃止)
車両基地・車両工場 下関総合車両所
乗務員区所(鉄道部以外) 広島運転所 - 広島車掌区 - 岩国運転区 - 徳山列車区 - 山口列車区 - 下関列車区
鉄道部・地域鉄道部
現有組織 長門鉄道部 - 三次鉄道部
廃止組織 三原地域鉄道部 - 徳山地域鉄道部 - 山口地域鉄道部 - 下関地域鉄道部 - 宇部新川鉄道部 - 山口鉄道部 - 可部鉄道部
関連項目 JR西日本硬式野球部 - JR広島病院