伊豆諸島
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伊豆諸島(いずしょとう)とは、伊豆半島の東から南の太平洋上に連なっている列島のこと。東京都島嶼部に含まれる。
地理[編集]
フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近に位置するため火山が多く、地震の巣でもある。温泉も多い。
温暖な地域で、固有の生物が多い。
概要[編集]
伊豆諸島と呼ばれるようになったのは、律令国体制下で伊豆国賀茂郡の区域だったり、江戸時代に伊豆奉行の管轄地として支配されていたためとされる。
伊豆の由来には「御稜威」(みいつ)の稜威が「巌」(いづ)となり、伊豆となったとの説、温泉が湧く「湯出る国」がなまって伊豆の国となったとする説がある。アイヌ語のイズ=「突峰伏」からくるとの説や、「柚」の木が多くあり、「柚」から「伊豆」になった説、伊豆権現との関わりによる説などがある。
伊豆七島という名は伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島の7島を指し、これらは観光開発が進んでいる愛称でもある。伊豆半島に近い伊豆初島や江戸時代に新島と分離した式根島、小さな鵜渡根島、八丈島のさらに南にある青ヶ島などは外されている。8番目の八丈島や10番目の十島=利島の由来のように、昔は十の島があるとされていた。
江戸時代から、水運によって本国である伊豆半島よりも江戸との結びつきが個々の島々で深く、明治以降も各島の横のつながりが薄く府県の所属にも影響した。
沖縄県に属する大東諸島も元々は伊豆諸島からの入植者が移住した島である。