火山

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火山(かざん)とは、地下深くで溶解した岩石であるマグマが、地表の弱いところを突き破り、溶岩が堆積した箇所である。火山体ともいう。

概要[編集]

火山の形状として鐘状火山、成層火山、楯状火山がある。

鐘状火山[編集]

溶岩の温度が低く、粘性が大きい。溶岩が火口に盛り上がり、爆発的な噴火を起こして噴石を飛ばす。

成層火山[編集]

溶岩の温度がやや高く、粘性はやや小さい。やや爆発的な噴火を起こす。溶岩の流れが積み重なり、なだらかな山体を築く。

楯状火山[編集]

溶岩の温度が高く、粘性は小さい。静かな噴火を起こす。溶岩の流れが積み重なり、なだらかな台地を築く。

かつての分類[編集]

かつて、火山の区分けとして、現在火山活動をしている活火山、現在火山活動を休止している休火山、活動記録のない死火山という区分があったが、休火山や死火山が突然活動を始めることがあったことから、現在はこの区分けはされなくなった。

火成岩[編集]

火成岩のうち、溶岩が地上に噴出して形成されたのが火山岩で斑状組織(細かな結晶、あるいはガラス状組織の中に大きな結晶が点在している組織をいう)を持つ。地下深くで冷えて固却し、形成された岩石深成岩で等粒状組織(ほぼ同じ大きさの鉱物が密集している組織をいう)を持つ。

    酸性岩   中性岩   塩基性岩
火山岩  流紋岩   安山岩   玄武岩 
深成岩  花崗岩   閃緑岩   斑糲岩 

火山の恩恵[編集]

火山による地下水の加熱や、冷えたマグマそのものが温泉となって保養地となったり、火山そのものが登山や景勝地となって観光地となって経済活動に大きな影響を与える。また地熱発電所が設置され、火山周辺では様々な鉱石を得られるなど、産業界にも大きな影響を与える。

自然災害[編集]

火山の噴火によって大きな災害を及ぼすことがある。火砕流は周辺の住民に被害をもたらし、火山灰は農作物への被害、航空機の欠航、河川の氾濫を起こす。かつて起きた大規模な噴火は火山灰が上空に長期間浮遊し、太陽光線を遮って地球全体の寒冷化を起こし、農作物への大きな影響を与えて飢饉が発生し、経済への打撃を与えた。さらに、大規模な生物の絶滅大絶滅が起きた。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 渡嘉敷哲ほか『新ひとりで学べる11地学ⅠB』清水書院2003年8月20日第16刷発行