ふくふく号

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Wikipedia-logo.pngウィキペディアふくふく号は「サンデン交通」に統合されて、消えてしまいました。ざんねん。

ふくふく号(ふくふくごう)とは、サンデン交通下関駅を始終点に運行を行う高速バス路線の愛称である。愛称は下関の名物の一つであるフグ(ふく)にちなんだもの。廃止されたものも含めて以下の路線がある(運行開始順)。

本項目ではこれらについて一括して取り扱うとともに、サンデン交通の運行する「ふくふく号」を名乗らない以下の高速バス路線についても記す。

大阪線(ふくふく大阪号)[編集]

ふくふく大阪号(ふくふくおおさかごう)は、サンデン交通が大阪・神戸 - 山口・宇部・小野田・下関間に運行する夜行高速バス路線であった。サンデン交通初の夜行高速バス路線であった。

なお、大阪側では旧称である「ふくふく号」と案内されることもあった。

運行会社[編集]

沿革[編集]

  • 1989年7月26日 - 『ふくふく号』として運行開始。(サンデン交通・阪急バスの共同運行)
  • 2000年9月 - 阪急バスが運行から撤退。サンデン交通の単独運行に。
  • 2005年3月18日 - 神戸三宮駅前・新山口駅在来線口に停車。
  • 2006年11月26日 - 三宮バスターミナルへ乗り入れ。
  • 2013年6月30日 - この日発の便をもって路線を廃止。これにより、サンデン交通は夜行高速バスから完全撤退することになった[1]

運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。神戸三宮以東のみおよび山口県内のみの利用不可。

使用車両[編集]

かつては新車の三菱ふそう・エアロクイーンM(純正ボディ)を専用車として充当していたが、現在の専用車(三菱ふそう・エアロバス)3台は、貸切車にトイレ取り付け・座席交換(3列シート化)などの改造を行ったものである(冒頭写真参照)。現在では日産ディーゼル・スペースウィングを充当されることもある。なお、阪急の充当車両は夜行標準仕様の三菱ふそう・エアロクイーンM(西日本車体工業ボディ)であった。

2008年12月に新車(三菱ふそうエアロエース)が入った。3列独立シート28人乗りで右側中央にトイレが付いている。しかし開業時にあったマルチステレオ等の車内サービスは廃止されて簡略化されている。

運行開始当初より充当車両にはフグのイラストが大きく描かれており、このイラストはその後、貸切車両や昼行高速バス路線用の車両にも描かれるようになったほか、一般路線車のシートにもデザインされるようになった。

東京線(ふくふく東京号)[編集]

ふくふく東京号(ふくふくとうきょうごう)は、1991年から2006年にかけて東京都と山口県を結んで運行されていた高速バス。運行末期はサンデン交通と中国ジェイアールバスとの共同運行であり、JRバス側は「ドリームふくふく号」の愛称を用いていた。

日本屈指の長距離高速バスであり、二階建て車両の導入など様々な先進的取り組みを行った路線であった。

福岡線(ふくふく天神号)[編集]

ふくふく天神号(ふくふくてんじんごう)は福岡県福岡市山口県下関市を結ぶ高速バスである。昼行20往復運行。

福岡の中心部である天神と下関市街地を直結する路線だが、朝の下関発初便のみ福岡空港を経由する。

全便において予約は不要だが、満席の場合は乗車できない。SUNQパスが利用可能(西鉄便・サンデン便とも)だが西鉄便においてもnimocaは利用できない。

運行会社・使用車両[編集]

  • 西鉄高速バス(北九州支社)
  • サンデン交通(東駅営業所)
    • 日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」・スペースランナーRA(西工 E-II)
      • 近距離高速路線仕様(標準床、45人乗り4列シート、トイレなし)の車両。
    • 三菱ふそう・エアロバス(西工 C-I)
      • 貸切車の改造で、ハイデッカー、4列シート。多くの車両にラッピング広告を施してある(本来の塗装はサンデンの貸切車と同じ)。

歴史[編集]

  • 2001年3月1日 - 運行開始。当初は予約定員制(予約制、自由席)で停車地は西鉄天神バスセンター、東駅、唐戸、下関駅。
  • のちに予約不可の座席定員制とし、福岡空港経由便を運行開始。
  • 2004年6月2日 - 停車地に蔵本、中洲、宝蔵寺を追加。下関行き便を福岡行き便と同じく呉服町ランプ経由に変更。

運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。山口県内・福岡県内のみの利用は不可。

直行便
西鉄天神バスセンター - 天神郵便局[※ 1] - (昭和通り) - 中洲 - 蔵本 - 呉服町出入口 - (福岡高速2号線1号線4号線) - 福岡IC - (九州自動車道関門橋) - 下関IC - (山口県道258号武久椋野線) - 宝蔵寺 - (山口県道248号下関港垢田線) - 東駅 - 唐戸 - (国道9号) - 下関駅
福岡空港経由便(朝の下関→福岡方面のみ)
西鉄天神バスセンター - (明治通り) - 千代出入口 - (福岡高速2号線) - 空港通出入口 - 福岡空港[※ 2] - 空港通出入口 - (福岡高速2号線・1号線・4号線) - 福岡IC - (九州自動車道・関門橋) - 下関IC - 宝蔵寺 - (山口県道248号下関港垢田線) - 東駅 - 唐戸 - (国道9号) - 下関駅
  1. 福岡行きのみ停車(降車のみ取り扱い)。
  2. 第1→第2→第3ターミナルの順に停車(降車のみ取り扱い)。

広島線(ふくふく広島号)[編集]

ふくふく広島号(ふくふくひろしまごう)は、かつて広島県広島市山口県西部を結んでいた昼行高速バス路線の一つである。

山陽自動車道宇部下関線の開通にあわせ、中国地方最大の都市である広島市と山口県最大の都市である下関市・工業拠点都市である宇部市山陽小野田市を結ぶ路線として利用が期待されたが、路線開設からわずか4年あまりで廃止となった。

当項目では、主に廃止時点のデータを表記する。

運行頻度・運行会社[編集]

1日6往復、予約制(座席指定)であった。

沿革[編集]

運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。広島・山口両県内のみの利用は出来なかった。

広島バスセンター - (国道54号) - 中広出入口 - (広島高速4号線) - 沼田出入口 - 大塚駅 - 五日市IC - (山陽自動車道小郡道路山口宇部道路) - 宇部南IC - (国道190号) - 宇部中央 - (国道490号) - 宇部IC - (山陽自動車道) - 小野田IC - (中国自動車道) - 高速小月 - 下関IC - 東駅 - 唐戸 - (国道9号) - 下関駅

車両[編集]

4列シート、トイレなし車両で運行。

宇部・小野田 - 小倉線[編集]

宇部・小野田 - 小倉線(うべ・おのだ - こくらせん)は、かつて山口県宇部市山陽小野田市福岡県北九州市小倉北区を結んでいた昼行高速バス路線である。昼行便1日6往復が運行されていた。

2003年7月19日にサンデン交通と西鉄高速バス(北九州支社)との共同運行により1年間の試験運行の形で運行開始したが、西鉄高速バスは試験運行期間終了前に撤退した。サンデン交通ではその後も運行を継続し、試験運行期間終了後に正式運行としたが、2012年5月31日を最後に廃止した。

山口県共通バスカードが利用可能だが、SUNQパスは利用不可であった。

運行会社[編集]

  • サンデン交通
    • 小月営業所が担当。サンデン交通は宇部地区に車庫を持たない(駐車場のみ)ため、毎日宇部 - 小月間を回送していた。

沿革[編集]

  • 2003年7月19日 - サンデン交通と西鉄高速バスとの共同運行により運行開始(1日12往復、両社が6往復ずつ担当)。
  • 2004年1月18日 - この日を以て西鉄高速バスが撤退(試験運行終了)。サンデン交通は試験運行継続。本数はサンデン交通担当の6往復のみに減便される。
  • 2004年7月19日 - 正式運行に格上げ。
  • 2012年5月31日 - この日をもって路線廃止。

運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。宇部中央 - 山陽小野田市役所前間相互、および砂津 - 室町間相互の利用不可。

宇部中央 - 国道190号 - 東割 - 流川 - 山陽小野田市役所 - 小野田IC - (山陽自動車道中国自動車道関門橋) - 門司IC - (都市高速4号線) - 足立ランプ(小倉行き)/富野ランプ(宇部行き) - 砂津 - 小倉駅[※ 1] - 魚町 - 室町RWK
  1. 小倉駅前は勝山通り旧電車通り)沿いのバス停に停車し、駅前バスセンターや高速バス乗り場には停車しない。

車両[編集]

運行開始以来、貸切車両(いすゞ・スーパークルーザー)を乗合用に改造し専用塗装を施したものを用いていたが、その後はふくふく広島号の廃止などにより生じた余剰車両が運用された(初期の車両は貸切車両の塗色に戻されている)。

下関 - 山口線[編集]

下関 - 山口線(しものせき - やまぐちせん)は山口県内の下関市美祢市山口市を結ぶ昼行高速バス路線である。

山口県最大の都市である下関市と県庁所在地山口市の間には、元々人口集積地だった小野田市街および県下第二の都市の宇部市街を経由する山陽急行バス(現・サンデン観光バス)による急行バス路線(さらに以前は下関市 - 山口市 - 萩市間の超特急バス路線だった。サンデン交通への移管を経て現在は廃止)があったが、中国自動車道の開通を期に、両市の間で国道190号線を大きく迂回する路線を改め、両市を直結する路線として検討され、運行を開始した。一時は日中毎時1本ずつの高頻度運転を行っていたが、経営改善のため大幅減便が行われ、現在は4往復の運転にとどまっている。

バスカードが利用可能だが、SUNQパス・ロングライフパスは利用できない。

なお、かつての超特急バス時代は当時珍しい空調空気ばねリクライニングシートを装備する現在の高速バスに近い設備の車両が使用されていた。又、ワンマン運転プラスチックカード式の整理券発行機を備えていた。

運行会社[編集]

沿革[編集]

  • 1990年代 - 運行開始。当初は小月営業所が担当。
  • 2007年4月1日 - 担当営業所を東駅営業所に移管。

運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。一部を除き自由乗降可能。予約不要でバスカード使用可。

  1. 下関発の降車、山口発の乗車のみ取り扱い。
  2. 下関発1便のみ停車、降車のみ取り扱い。
  3. 下関発は中国電力前、山口発はセンタービル前に停車(両者は実質的に同一停留所)。

使用車両[編集]

原則として化粧室なし4列シート車で運行(ふくふく天神号などと共通の仕様)。

下関 - 山口宇部空港線[編集]

下関市山陽小野田市宇部市山口宇部空港を結ぶ路線(空港連絡バス)。山口宇部空港を発着する航空路線に接続して運行され(早朝の山口宇部発東京便には接続せず)、航空ダイヤにあわせてほぼ毎月時刻の変更が行われる。運行開始当初は一般道経由の特急バス(現在も運行されている下関駅 - 宇部中央間の一般路線バスの特急便扱い)として運行されていたが、2001年山陽自動車道宇部下関線の開通にあわせて高速道経由の空港連絡バスに運行形態を変更した。

空港連絡バスであるが、全便が空港近傍にあるフジグラン宇部発着となっている。ただし、航空便の到着が遅れた場合はそれを待って出発するため、空港前で長時間停車することがある。

バスカードが利用可能だが、SUNQパス・ロングライフパスは利用できない。

運行会社[編集]

沿革[編集]

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運行経路・停車停留所[編集]

太字は停車停留所。下関駅 - 宇部IC間のみの乗降、山口宇部空港 - フジグラン宇部間のみの乗降は不可。

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]