SLぐんま
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SLぐんま(エスエルぐんま)とは、東日本旅客鉄道高崎支社が運行する観光列車群である。なお、本記事では高崎地区で運行されるその他機関車牽引列車についても解説する。
概要[編集]
地元の観光振興及びSLの動態保存を目的に、1990年代から運行を開始した臨時快速列車である。現在は蒸気機関車だけでなく電気機関車やディーゼル機関車も活躍しており、客車との様々な組み合わせを楽しむことができる。
土・日・祝日に原則1往復が設定され、沿線の各駅や撮影地には多くの鉄道ファンが訪れる。特に夏休み期間中は1週間に2-3回の頻度で運転されることもある。なお、2018年運行時に大雪で転車台が使用不能になる事態が発生したため、以後年末年始の運行は少なくなっている。
GV-E197系の使用開始によりEL・DLは2024年11月24日を以て営業運転から退く予定となっている。
列車一覧[編集]
通年[編集]
- 高崎駅-水上駅間
- SL/EL/DLレトロぐんま水上
- SL/EL/DLぐんまみなかみ
- SL七夕みなかみ
- 高崎駅-横川駅間
- SL/EL/DLレトロぐんま横川
- SL/EL/DLぐんまよこかわ
- SL/EL/DL群馬県民の日
- SL/EL/DL横川ナイトパーク
- SL/EL/DL碓氷(2018年10月まで)
特別運行[編集]
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- 2023年10月16日:鉄道開業150周年を記念して「SL/EL鉄道開業150周年号」が運転された。
- 2001年 - 2004年:「SLばんえつ物語」用客車を使用した「EL&SLみなかみ物語」が特別運行。
- 2024年9月 - 11月:EL・DLの運行終了に合わせ、「EL/DLぐんま10fin」〜「EL/DLぐんま1fin」が運行。
使用車両[編集]
SL[編集]
- C61 20
- 1949年8月に落成し、1973年まで東北・九州を中心に活躍していた。引退後は伊勢崎市華蔵寺公園にて静態保存されていたが、2011年より復元された。
- D51 498
- 1115両が製造され、「デゴイチ」として親しまれたD51形のうち、1940年に鷹取工場で製造された車両。1972年に引退、上越線の後閑駅前で保存されていたが、1988年に「動態保存」の蒸気機関車として復活した。
EL[編集]
- EF64形
- 1001・1053号機が運用中。
- 過去には38・39・37・1052号機も活躍していたが、前2両は1000番台への置き換えにより2015年に引退し、後2両も工臨の廃止で余剰となったため2022年に廃車された。
- EF65形
- 501号機(通称Pトップ)が運用中。
- EF60形
- 19号機が2019年春頃まで運用についていた。
- EF55形
- 1号機が活躍していた。2009年1月の引退後、現在は鉄道博物館で保存中。
DL[編集]
- DD51形
- 842・895号機の2両が運用中。使用頻度は少なめ。
客車[編集]
- 旧型客車
- スハフ32-2357・オハニ36-11・スハフ42-2173・スハフ42-2234・オハ47-2246・オハ47-2261・オハ47-2266の7両が運用されている。オハニ36-11は荷物車 (鉄道車両)との合造となっており、現在は物販スペースとして使用されている。また、スハフ42-2173はラウンジカーである。
- 12系
- オハ12-366〜369・スハフ12-161〜162。旧客と異なり、こちらは冷房が完備されている。このほかに、裏方で活躍する車両としてオヤ12-1が存在する。
今後[編集]
JR東日本は2023年度末より新型事業用車両のE493系・GV-E197系の本格稼働を開始しており、GV-E197系200番代に置き換えられる形でEL・DLも11月24日にラストランを迎えることとなった。SLは続投の見込みで、後任の補機にGV-E197系が充てられるのは確実となる。
しかし、GV-E197系がまさかの特別塗装一切なしの無塗装ということで、JRのあまりのやる気のなさに鉄道ファンの間では怒りを通り越して呆れの声すら出ている。