防災
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防災(ぼうさい)とは、地震や台風などの災害から人間の生命、財産を守ることをいう。災害のほとんどは自然災害だが、都市火災、爆発、戦争災害のような人為的災害も含む。
概要[編集]
人間のいない時代、地域に台風が上陸したり、地震が起きてもそれは災害とはいわず、防災の対象にはならない。人類が誕生し、農耕を行い、ある程度の規模の集落ができたところで自然災害が発生し、人間の生命、財産が脅かされる段階に至ったところで防災の意義が考えられるようになる。この防災を学問の形に発展させたものが防災工学である。災害はいつ、どんな形で発生するかわからないが、過去に起きた災害を経験則に防災計画が立案される。
問題点[編集]
河川改修や、防火区域の設定は古代から行われており、都市工学との関連が高い。建築物の耐震化も、地震による建物の倒壊といった被害を経験に進められてきたが、それでも古い耐震基準の建物が多数残っており、今後の課題である。土砂災害や、河川の氾濫は毎年日本各地で起きており、行政がこれに完全に対応できていないという問題がある。
救助活動との関連[編集]
災害が発生した段階で救助活動が始まる。救助活動は行政が主体となり、膨大な予算が使われる。この救助活動は将来の防災計画にフィードバックされる。