利水
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利水(りすい)とは、河川、貯水池、湖などの水の使用に関する用語である。
概要[編集]
広い意味で利水とは、農業用灌漑、工業用水、舟運、淡水漁業、観光などに使われる。治水と比較して後年に生まれた用語である。河川工学では治水に次いで重要な要素となっている。政治の治の字に込められているのは治水であり利水では無い。 ダムを建設する際に、当初は調整池としての役割しか無かったものが、水力発電や渇水期の対策としても活用できることから水を治めるだけでなく、水を利用できるという意味を持った用語として作られた造語と思われる。
沿革[編集]
農業が始まると、当初は高度の灌漑技術が不要な土地が開発されていったが、築城技術の転用による農業用水路の工事が始まると耕地面積が増加し、農業用水が不足した。
その他[編集]
国土交通省近畿地方整備局河川部のホームページを引用すると『利水とは、流水の正常な機能の維持、都市用水やかんがい用水の供給、工業用水の供給などのために水を利用することです。』という定義になっている[1]。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
室田明『河川工学』技報堂出版2001年1版10刷
脚注[編集]
- ↑ “リバーネット きんき”. 利水のQ&A. 国土交通省近畿地方整備局河川部. 2016年12月25日確認。