金色

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金色
16進数表記#df9c20
RGB (223, 156, 32)
HSV (39°, 86%, 87%)
HSL (39°, 86%, 87%)
HWB (39°, 13%, 13%)
XYZ (43, 40, 7)
Lab L:69.16 a:15.51 b:67.64
Gold(Webカラー)
16進数表記#ffd700
RGB (255, 215, 0)
HSV (51°, 100%, 100%)
HSL (51°, 100%, 100%)
HWB (51°, 0%, 0%)
XYZ (66, 70, 10)
Lab L:86.93 a:-1.93 b:87.14
Metallic Gold
16進数表記#d4af37
RGB (212, 175, 55)
HSV (46°, 74%, 83%)
HSL (46°, 74%, 83%)
HWB (46°, 22%, 17%)
XYZ (43, 45, 10)
Lab L:72.85 a:1.38 b:62.92
金色の金属光沢のグラデーション
金色のミヤコ様

金色(きんいろ、: gold)とは、オレンジ寄りの黄色黄橙色山吹色)に金属光沢を加えた、物体表面の光学的状態の色。「黄金色(こがねいろ)」「こんじき」とも書かれる。暖色系の色でもある。

金属光沢は鏡であり、金属光沢の輝きが加わることにより、反射の有無や、見る角度によって、色の鮮やかさが欠ける場合があり、見た目としては一般に黄土色琥珀色に近い。金属光沢はグラデーションでイメージされ、金色は色だけの性質ではないので、色彩で表現・特定することは困難である。マンセル値では表示不能で、濃淡の変化で表現される。金色の折り紙は、ただの紙ではなく、表面をコーティングされている。光を当てることにより、色鮮やかになり、山吹色に近付く。実際の色は、平均した場合、系統色名で表すと、くすんだ赤みの黄色(dl-rY)が近い。マンセル色相では、9.5YR付近である。金属の光沢を放つような、反射光が強い指向性を持つことにより金色になる。完全な指向性を持てば、オレンジ寄りの黄色の鏡といえる。金色の素材で、ベースになる色はオレンジ寄りの黄色である。オレンジ寄りの黄色が、反射の特徴から、金色に輝いて見える訳である。金属光沢に透明感のあるオレンジ寄りの黄色を塗ったもの。金属光沢の銀に山吹色のセロファンを乗せたものでもある。

濃淡や色合いの変化が金属光沢を感じさせる。

金色のサンプル→            ←グラデーションの分岐点の色数

グラデーションの分岐点の色数は6色。一番明るいのが4色目。一番暗いのが、1色目と6色目。グラデーションの位置は、1色目は23%、2色目は34%、3色目は44%、4色目は55%、5色目は65%、6色目は77%。この6色をグラデーションにすると金色ができ上がる。RGBで金色を表現する配色パターンである。


Gold half.jpg

「金色」の別表記「黄金色」という、「金色」の先頭に「黄色」の「黄」が付く理由は、金色の色系統は黄色系の色に属する色だからである。「黄金色」の「黄」は、「黄色系の色」の略を意味している。すべての金属を代表するうち、オレンジ寄りの黄色という黄色系の色に輝くということから、「黄金色」と呼ばれる。

大判・小判の金貨や金箔、宝石琥珀トパーズの色。ゴールドラッカーの塗料の色でもある。銅も、錆を全て落とすと金色に近い色になる。宝飾品として用いられる。は産出が少なく、わずかしか採れないので、高価で貴重な金属、高貴なる金属、貴金属なので、金色(黄金色)は宝物をイメージする色である。

金閣寺、金鯱にも代表される。

金色(黄金色)の心理効果・イメージは、富、権力、高価、宝物、金賞・優勝・1位、陽気、元気、派手、豊か、華やか、高級、自己価値、社会的な地位、金銭的な豊かさ、美しい、自尊心、大判・小判など豊かさを象徴する色。お金を表現する色にも使われ、多くの金貨で金が使用されることもある。具体例は、金箔、優勝カップ(金のトロフィーカップ)、金メダル、稲穂、琥珀、コイン。琥珀の色は金色に近いことから、琥珀は金色と形容される。金色は琥珀の色の表現に使われる。ルネサンス時代に聖人を表す光輪の黄金の輝きの色に使われる。

金色から、色の鮮やかさ(彩度)を完全に上げると、オレンジ寄りの黄色になり、厳密には山吹色よりはわずかにオレンジ寄りで、山吹色付近の色である。つまり、金色から金属光沢を取り除いたものと一致する。この色である。色名は「ゴールデンイエロー」「黄橙色」「山吹色」という色名になる。

ウェブカラーの金色は、「カラーコード:#FFD700」と定義され、この色であり、ややオレンジ寄りの鮮やかな黄色、わずかに赤みの鮮やかな黄色である。あえていうなら山吹色と黄色の中間のような色。

関連項目[編集]

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