藤村俊二

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア（Enpedia）』
ナビゲーションに移動 検索に移動

藤村 俊二（ふじむら しゅんじ、昭和9年（1934年）12月8日 - 平成29年（2017年）1月25日）は、日本の俳優・声優・タレント・振付師。愛称はおヒョイやおヒョイさん。俳優事務所、有限会社O’hyoi & Sons（オヒョイアンドサンズ）所属。

生涯[編集]

神奈川県鎌倉市の出身。早稲田大学文学部演劇科を中退し、その後に東宝芸能学校でバレエやパントマイムを学ぶ。日劇ダンシングチーム12期生としてヨーロッパに渡欧し、その後に振付師に転向する。有名なTBS系の「8時だョ! 全員集合」を振り付けたのは藤村である。その後もゲバゲバ90分、なるほど!ザ・ワールドなどに出演して軽妙な味を出して人気タレントとなる。

一方で俳優としては三谷幸喜作品の王様のレストラン、映画であるデスノート / デスノート the Last nameやラヂオの時間などとぼけたキャラクターやおしゃれでダンディーな役など、その役柄は幅が広かった。

声優としても日本テレビ系のぶらり途中下車の旅のナレーションや、黒執事シリーズの主人公・シエル・ファントムハイヴの家令（ハウススチュワード）であるタナカ役を務めている。

私生活では南青山でバーである「Ohyois」を経営し、自ら店に立つことも多かったと言われるが、平成22年（2010年）に閉店している。また、昭和36年（1961年）に日劇ダンサーの女性と結婚して1男1女をもうけたが（この1男が藤村の所属事務所であるオヒョイアンドサンズの代表・藤村亜実）、平成7年（1995年）に離婚している。そしてその翌年にニュース番組のリポーターを務めていた28歳年下の女性と再婚して話題を呼んだ。

53歳の時に肺気胸を、56歳の時に胃癌を患って胃の摘出手術を、64歳の時に腹部大動脈瘤を患うなど、計3度の大病を患っていた。平成27年（2015年）12月にぶらり途中下車の旅のナレーションを体調不良のため降板し、以後は千葉県内の海沿いにある病院で入退院を繰り返しながら復帰を目指して療養していたが、平成29年（2017年）1月25日午後8時45分に心不全のため、静岡県御殿場市の病院で死去した。享年82。葬儀などは親族のみで執り行われた。その死去は2月1日に長男の亜実によって発表されたが、最期は苦しむ様子もなく穏やかに息を引き取ったという。

出演作品[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

テレビアニメ[編集]

  • 黒執事（2008年、毎日放送） - タナカ
  • 黒執事II（2010年、毎日放送） - タナカ
  • 黒執事 Book of Circus（2014年、毎日放送） - タナカ[1]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

  • くるみ割り人形（1979年） - インド風名士
  • 劇場版 黒執事 Book of the Atlantic（2017年） - タナカ

ゲーム[編集]

吹き替え[編集]

洋画[編集]

海外アニメ[編集]

人形劇[編集]

ラジオ[編集]

ナレーション[編集]

バラエティ[編集]

ドキュメンタリー[編集]

CM[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ↑ “Cast/Staff”. 「黒執事」新シリーズ公式サイト. 2014年3月22日確認。
  2. ↑ “Cast/Staff - 黒執事 Book of Murder”. アニメ「黒執事」新シリーズ公式サイト. アニプレックス. 2014年11月24日確認。
  3. ↑ この時は、秋の番組対抗スペシャルとして放送され、自身がナレーションを担当している『ぶらり途中下車の旅』の出題者側に顔出しで出演している。（他には石井正則、太川陽介、舞の海秀平の3名も同様に出題者側で出演。）

外部リンク[編集]

「https://enpedia.rxy.jp/w/index.php?title=藤村俊二&oldid=855114」から取得