三谷幸喜

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三谷 幸喜(みたに こうき、1961年昭和36年〉7月8日 - )は、日本劇作家脚本家演出家コメディアン俳優映画監督

プロフィール[編集]

概要[編集]

世田谷区立給田小学校世田谷区立烏山中学校世田谷学園高等学校を経て、日本大学藝術学部演劇学科卒業。

1983年、に劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成。

主な代表作は『古畑任三郎』、『王様のレストラン』、『HR(エイチアール)』、『新選組!』、『真田丸』、『鎌倉殿の13人』、『ラヂオの時間』、『みんなのいえ』、『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』、『清須会議』、『記憶にございません!』など。

作品一覧[編集]

テレビドラマ[編集]

※ウェブ限定ドラマを含む。

映画(監督作品)[編集]

映画(その他参加作品)[編集]

舞台[編集]

  • 天国から北へ3キロ (1989年)
  • 彦馬がゆく (1990年)
  • 12人の優しい日本人(1990年)
  • 深沢版狸御殿(1990年、博品館劇場)
  • ショウ・マスト・ゴー・オン(1991年)
  • にくいあんちくしょう(1991年、東京ヴォードヴィルショー、原作:滝大作
  • Vamp Show(1992年、全労済ホールスペース・ゼロ
  • その場しのぎの男たち(1992年、東京ヴォードヴィルショー
  • ダア!ダア!ダア!(1993年、パルコ劇場
  • 音楽劇 サザエさん(1994年、天王洲アイル・アートスフィア
  • 出口なし!(1994年、パルコ劇場)
  • 君となら(1995年、パルコ劇場)
  • イメルダ(1995年、パルテノン多摩小ホールほか)
  • 音楽劇 サザエさん(再演/1995年、天王洲アイル・アートスフィア)
  • 巌流島(1996年、パルコ劇場)
  • 笑の大学(1996年、パルコ劇場)
  • アパッチ砦の攻防(1996年、東京ヴォードヴィルショー)
  • バイ・マイセルフ(1997年、パルコ)
  • 君となら(1997年、パルコ劇場)
  • アパッチ砦の攻防 決定版(再演/1998年、東京ヴォードヴィルショー)
  • 温水夫妻(1999年、パルコ劇場)
  • マトリョーシカ(1999年、パルコ劇場)
  • オケピ!(2000年、青山劇場)
  • 竜馬の妻とその夫と愛人(2000年、東京ヴォードヴィルショー)
  • Vamp Show(再演/2001年、パルコ劇場)
  • バッド・ニュース☆グッド・タイミング(2001年、パルコ劇場)
  • 彦馬がゆく(再演/2002年、パルコ劇場)
  • You Are The Top/今宵の君(2002年、世田谷パブリックシアター
  • オケピ!(再演/2003年、青山劇場)
  • なにわバタフライ(2004年、パルコ劇場)
  • 12人の優しい日本人(再演/2005年、パルコ劇場)
  • 決闘! 高田馬場(2006年、パルコ歌舞伎)
  • エキストラ(2006年、東京ヴォードヴィルショー)
  • コンフィダント・絆(2007年、パルコ劇場)
  • 社長放浪記(2007年、本多劇場
  • 恐れを知らぬ川上音二郎一座(2007年、シアタークリエこけら落し公演)
  • グッドナイト スリイプタイト(2008年、パルコ劇場)
  • returns(2009年、THEATER/TOPS
  • TALK LIKE SINGING(2009年 - 2010年、オフ・ブロードウェイスカーボールセンター、赤坂ACTシアター
  • なにわバタフライ N.V(2010年、シアタートラム
  • ろくでなし啄木(2011年、東京芸術劇場ほか)
  • 国民の映画(2011年、パルコ劇場ほか)
  • ベッジ・パードン(2011年、世田谷パブリックシアター)
  • 90ミニッツ(2011年、パルコ劇場ほか)
  • なにわバタフライ N.V(再演/2012年、パルコ劇場ほか)
  • 其礼成心中(2012年、パルコ劇場)
  • ホロヴィッツとの対話(2013年、パルコ劇場ほか)
  • おのれナポレオン(2013年、東京芸術劇場)
  • 其礼成心中(再演/2013年、パルコ劇場)
  • 国民の映画(再演/2014年、パルコ劇場ほか)
  • 酒と涙とジキルとハイド(2014年、東京芸術劇場ほか)
  • 其礼成心中(再々演/2014年、京都劇場
  • 君となら(再々演/2014年、パルコ劇場ほか)
  • ショーガール(2014年、パルコ劇場)
  • 紫式部ダイアリー(2014年、パルコ劇場)
  • 吉良ですが、なにか?(2014年、本多劇場)
  • 田茂神家の一族(2015年、東京ヴォードヴィルショー)
  • burst!〜危険なふたり(2015年、パルコ劇場)
  • ショーガール〜こんな出会いも悪くない〜(再演/2016年、パルコ劇場)[8]
  • エノケソ一代記(2016年、世田谷パブリックシアター)
  • 不信~彼女が嘘をつく理由(2017年、東京芸術劇場)
  • 子供の事情(2017年、新国立劇場)
  • ショーガール vol.2(2018年、EXシアター六本木
  • 江戸は燃えているか(2018年、新橋演舞場
  • 酒と涙とジキルとハイド(再演/2018年、國家兩廳院 國家戲劇院、東京芸術劇場)
  • 虹のかけら~もうひとりのジュディ(2018年、スパイラルホール
  • 日本の歴史(2018年~2019年、世田谷パブリックシアター、梅田芸術劇場シアタードラマシティ)
  • 三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』(2019年、歌舞伎座
  • 愛と哀しみのシャーロック・ホームズ(2019年、世田谷パブリックシアターほか)
  • 大地(2020年、パルコ劇場、サンケイホールブリーゼ)

舞台(上演台本・演出)[編集]

アニメ[編集]

  • サザエさん(1985年、フジテレビ)
    • 「ワカメの大変身」
    • 「波平つり指南」
    • 「妹思い、兄思い」
    • 「タラちゃん成長期」

人形劇[編集]

漫才台本[編集]

コント[編集]

著作[編集]

シナリオ・戯曲[編集]

小説[編集]

  • 経費ではおちない戦争(宙出版、1991年9月)
  • 古畑任三郎殺人事件ファイル(フジテレビ出版、1994年6月) 『古畑任三郎』1、2 扶桑社文庫
  • 大根性(イラスト:薮野てんや)(集英社、1995年10月)
  • 俺はその夜多くのことを学んだ(幻冬舎、1998年9月)
  • 清須会議(幻冬舎、2012年6月)

漫画原作[編集]

エッセイ[編集]

  • オンリー・ミー 私だけを(メディアファクトリー、1993年11月) のち幻冬舎文庫
  • Now and then三谷幸喜 三谷幸喜自身による全作品解説+51の質問(角川書店、1997年4月) 文庫化に際して『仕事、三谷幸喜の』に改題
  • 三谷幸喜のありふれた生活 シリーズ(朝日新聞社、2002年2月 - )

    詳細は「三谷幸喜のありふれた生活」を参照

  • 監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記(マガジンハウス、2011年10月)

対談[編集]

(以上2点は和田誠との対談集)

  • むかつく二人(幻冬舎、2007年1月)
  • いらつく二人(幻冬舎、2008年3月)
  • かみつく二人(幻冬舎、2009年6月)
  • たてつく二人(幻冬舎、2011年3月)

(以上4点は清水ミチコとの共著。ラジオ番組「DoCoMo MAKING SENSE」の放送分を加筆・再構成したもの)

  • 三谷幸喜 創作を語る(講談社、2013年11月) 松野大介との共著
  • ボクもたまにはがんになる(幻冬舎、2021年10月) 頴川晋との共著

関連本・研究本[編集]

  • みたにのまど 映画「みんなのいえ」三谷幸喜の撮影日誌(ぴあ 2001年7月)
  • 別冊宝島 三谷幸喜の全仕事 面白さのツボ!(宝島社、2004年1月)
  • NHK大河ドラマ・ストーリー 新選組! 前・後編(NHK出版、2003年 - 2004年)

作詞[編集]

  • No Problem(作曲:服部隆之、映画『ラヂオの時間』エンディング・テーマ、1997年)
  • 「新選組!」メイン・テーマ(作曲:服部隆之、大河ドラマ『新選組!』テーマ、2004年)
  • のっこのわがままブギ(作曲:宇崎竜童、2007年)
  • 一人じゃない(作曲・歌:平井堅、『連続人形活劇 新・三銃士』エンディング・テーマ、2009年10月)
  • ONCE IN A BLUE MOON(作曲:荻野清子、映画『ステキな金縛り』主題歌、2011年)

その他[編集]

  • デキゴトロジーvol.10 -ホントだからたまんねぇ!の巻-(週刊朝日風俗リサーチ特別局編著、新潮社 1993年7月25日発刊)
    • 『私のデキゴトロジー』というコーナー内に寄稿。

作品間のリンク[編集]

作品間には三谷の遊び心とも取れるリンクが張り巡らされており、そこから別の作品のその後がわかる場合もある。

世界観のリンク[編集]

バリトン・ホテル
初出は『古畑任三郎』の「間違われた男」。『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』や『古畑任三郎FINAL』の「フェアな殺人者」にも舞台として登場。『THE 有頂天ホテル』でも言及されている。
居酒屋大自然
舞台『12人の優しい日本人』や『ショウ・マスト・ゴー・オン』、『returns』、テレビドラマ『やっぱり猫が好き』、『王様のレストラン』、『HR』に登場。テレビドラマ版『ショウ・マスト・ゴー・オン』、では、ラストに居酒屋大自然で打ち上げをするシーンが登場する。
ベル・エキップ
『王様のレストラン』の舞台となったレストラン。『古畑任三郎』第2シリーズ中の作品「VS 南大門昌男(山城新伍)」、「VS 二葉鳳翆(山口智子)」にはこの店から花が贈られているシーンがある。
ゴースト・キャッスル
『やっぱり猫が好き』で次女レイ子(室井滋)が住んでいたアパート。『古畑任三郎』第2シリーズ中の作品「VS 南大門昌男(山城新伍)」では南大門が経営する店の名前で登場する。
レッド・シューズ
『君となら』で「小磯国太郎と赤い靴のママが浮気関係になった」として登場。『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』で岩田エントツのセリフに「昔、仕事で行った博多のバー」として登場。その後『ザ・マジックアワー』において「クラブ・赤い靴」として登場。
くすのき小学校
2009年の舞台『returns』において、登場人物たちの母校として登場。その後、三谷が自身の少年時代をモチーフに描いた2017年の舞台『子供の事情』では、同校に集う子供たちの姿が描かれた。なお、ふたつの作品には「くすのき小学校校歌」も共通して登場する(作曲は荻野清子)。

登場人物のリンク[編集]

サチコ(猫)
『やっぱり猫が好き』に登場する猫。『子供、ほしいね』にも登場する。『ザ・マジックアワー』には名前のみ登場。
中川淳一(鹿賀丈史
『振り返れば奴がいる』の登場人物。『古畑任三郎』にも登場。
中浦たか子(桃井かおり
『古畑任三郎』の登場人物。『ラヂオの時間』にも登場。
堀ノ内修司(布施明)&千本のっこ(戸田恵子)&古川清十郎(梅野泰靖
『ラヂオの時間』の登場人物。『みんなのいえ』にも登場。
飯島直介(田中直樹)&飯島民子(八木亜希子
『みんなのいえ』の登場人物。『THE 有頂天ホテル』にも登場。
丹下二郎(川平慈英
『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『オケピ!』に双子の兄が登場。
原田禄郎(筒井道隆
『王様のレストラン』の登場人物。『古畑任三郎』にも名前のみ登場。
只野憲二(香取慎吾
『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『ザ・マジックアワー』にも登場。
ヨーコ(篠原涼子
『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『ステキな金縛り』にも登場。
村田大樹(佐藤浩市
『ザ・マジックアワー』の登場人物。『ステキな金縛り』、『ギャラクシー街道』にも登場。
更科六兵衛(西田敏行
『ステキな金縛り』の登場人物。『清須会議』にも登場。

赤い洗面器の男[編集]

「赤い洗面器を頭の上に乗せた男」の小咄。これまでに複数の作品で登場人物によってこの話が語られているが、最後のオチを口にしようとした途端、必ず何かしら邪魔が入って話が途切れてしまい、結末は謎のままである。詳細については「赤い洗面器の男」を参照。

セルフパロディ[編集]

やっぱり猫が死ぬ
『やっぱり猫が好き』のセルフパロディ。『古畑任三郎』の「ゲームの達人」に登場する花見の著書。
ふりかえればハゲがいる
『振り返れば奴がいる』のセルフパロディ。
陪審員2号のセリフ
『12人の優しい日本人』でのセリフ。『ラヂオの時間』のセルフパロディ。

出演者のリンク[編集]

同じ演出家や脚本家の作品で出演者が共通するのは珍しくないが、三谷作品の場合、違うキャラクターを演じていても、セリフなどに他作品での役と繋げたセルフパロディを込めることがある。以下、そういったセルフパロディがあるもののみ記載する。役名も同じ場合は、上記の登場人物のリンクを参照。

佐藤浩市
三谷作品の常連の一人。『THE 有頂天ホテル』には『新選組!』でも見られた相島一之との絡みがある。『新選組!』では相島は、佐藤が演じた芹沢鴨の腹心である新見錦の役だったが、『THE有頂天ホテル』では、相島が佐藤に馴れ馴れしく接するシーンになっている。また、舞台となるホテル・アヴァンティのレストランのお薦め料理が「鴨料理」と聞いて、嫌な顔をする。
『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜』の一話「台詞の神様」でも主演の三谷幸喜の台本の中の登場人物の一人として登場している。
香取慎吾
三谷作品の常連の一人。『THE 有頂天ホテル』では『合い言葉は勇気』での役と近いキャラクターを演じている。『ザ・マジックアワー』でもその後の「彼」の姿が見られる。
西村まさ彦
三谷作品の常連の一人。『古畑任三郎』の『今泉慎太郎』では、『王様のレストラン』のセルフパロディが見られる。
八嶋智人
三谷作品の常連の一人。『新選組!』で演じた武田観柳斎が、新選組からの離脱を図る一派の説得に向かう際、近藤勇に「何とかしましょう!」と言うが、これは八嶋が『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』で演じていたホテルのウエイターの決め台詞でもあった。
大泉洋
三谷作品の常連の一人。『ステキな金縛り』と『清須会議』で羽柴姓のキャラクターを演じている。

出演作品[編集]

テレビ番組[編集]

映画[編集]

CM[編集]

その他[編集]

  • 朗読劇 LOVE LETTERS(2008年は八木亜希子と、2012年は神野三鈴と共演) - アンディ 役
  • DVD 私という他人(2013年 声の出演)

主なレギュラー番組・連載[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

エッセイ[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. “野村萬斎と大泉洋がバディに!三谷幸喜脚本×アガサ・クリスティー原作ドラマ放送”. natalie (Natasha,Ink). (2018年2月15日. http://natalie.mu/eiga/news/269631 2018年2月15日閲覧。 
  2. “野村萬斎×アガサ・クリスティー×三谷幸喜のシリーズ第3弾 『死との約束』2021年放送決定”. Real Sound (blueprint). (2020年12月15日. https://realsound.jp/movie/2020/12/post-673649.html 2020年12月15日閲覧。 
  3. “三谷幸喜氏、『真田丸』メンバーと1年ぶりNHKで時代劇 正月放送”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月16日. https://www.oricon.co.jp/news/2095718/full/ 2017年8月16日閲覧。 
  4. 番組エピソード 描き方も題材もさまざま!【時代劇特集】-NHKアーカイブス
  5. “香取慎吾×三谷幸喜のタッグ再び、Amazon Prime Videoドラマ「誰かが、見ている」”. 映画ナタリー. (2020年3月24日. https://natalie.mu/music/news/372403 2020年3月24日閲覧。 
  6. 遠藤憲一が両性具有の宇宙人!三谷最新SFコメディーで出産シーンも”. シネマトゥデイ (2015年4月20日). 2015年4月20日確認。
  7. 三谷幸喜、新作は政界コメディー!『記憶にございません!』”. シネマトゥデイ (2018年8月6日). 2018年8月6日確認。
  8. 川平慈英&シルビア・グラブ出演 三谷幸喜版『ショーガール』のアンコール公演が決定”. シアターガイド (2015年11月17日). 2015年11月18日確認。
  9. 「紅白歌合戦」ゲスト審査員は石川佳純、清原果耶、小池栄子、坂口健太郎、谷真海、三谷幸喜”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年12月22日). 2021年12月22日確認。
  10. 三谷幸喜がピュレグミ新商品の広告に登場”. ステージナタリー. ナターシャ (2016年3月14日). 2016年3月14日確認。
  11. 第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2014年1月17日確認。
  12. 令和元年度「大谷竹次郎賞」選考結果のお知らせ”. 歌舞伎美人公式サイト. 2019年12月26日確認。

外部リンク[編集]