筒石駅

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筒石駅
つついし
Tsutsuishi
所属事業者えちごトキめき鉄道
路線トキ鉄日本海ひすいライン 
前後駅能生駅 << 筒石駅 >> 名立駅
駅構造地下駅
ホーム2面2線
開業1912年12月16日
所在地新潟県糸魚川市大字仙納字大谷928
電報略号ツツ

筒石駅(つついしえき)とは、新潟県糸魚川市にある、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン鉄道駅 (旅客駅)である。

沿革[編集]

  • 1912年に名立駅から糸魚川駅まで開通した際の途中駅として地上駅で開業。その後、青海駅までが開通し直江津までのルートができあがったため、当初は信越本線の支線扱いであったこの駅も正式に北陸本線所属となった。
  • 1963年には当時の能生町にて大きな地すべりが発生、これに伴い2人の死者、2人の行方不明者を出し、北陸本線が20日間不通となってしまった。これがきっかけで複線化の声が強まったものの、トンネル建設で当駅と名立駅が廃止されるのではないかということで反対運動が始まった。名立駅については800メートル山側に移設する形で解決させたが、筒石駅を残すには地下化が必須という結論が出て、結果としてトンネル残土の処分に地元が協力することを条件に移転することになった。
  • 1969年9月29日に現在の位置に移転、
  • 昭和44年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正-貨物営業廃止、旅客駅となる。
  • 昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正により荷物営業廃止。
  • 昭和62年4月1日国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道鉄道駅 (旅客駅)となる。
  • 2015年3月14日をもって北陸新幹線が開業した際はえちごトキめき鉄道の所属となり、現在に至る。
    長らくの間、特殊な構造をしたホームにより有人駅となっていたが、2017年に監視カメラ設置。2019年3月16日より無人駅となっている。

駅構造[編集]

2面2線の地下駅で、駅舎は海抜60mの位置だが、ホームについては上下線とも海抜20mの頸城トンネル内に位置する。ホームの配置は互い違いとなっている。絶対信号機は設置されていない。

階段は下りホームまで290段、上りホームまで280段となっている。

停車列車について[編集]

このような地下駅では珍しく、2021年現在の停車列車はすべて気動車となっている。当駅は直流区間にあるが、移管時に列車が直流区間の能生駅梶屋敷駅折り返しにならず、糸魚川駅以東は全気動車化されたためVVVF521系を見ることはまずないとみなして良い[注 1]
国鉄・JR時代は475系、419系などの抵抗制御の交直流電車が停車していた。

駅周辺[編集]

筒石駅前というバス停留所は存在せず、近くの筒石学校下にて頸城自動車の32系統と糸魚川バスの55系統が乗り入れる。筒石港のある集落までの距離は約1.5km。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 但し、通過する貨物列車EF510などの牽引である。
出典
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