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特筆性
特筆性(とくひつせい)は、ウィキペディア日本語版で作られた造語のことである。ウィキペディアを知らない人にこの言葉を使っても白い目を剥かれる。[要出典]
概要[編集]
ウィキペディア英語版のガイドライン文書en:Wikipedia:Notabilityを日本語版に翻訳移入したWikipedia:独立記事作成の目安(2006年移入)で「Notability」を「特筆性」と訳したのが発端で、本来的なNotabilityの意味は「知名度」を指していること[1]から誤訳であるとの指摘が幾度かされているが、既に完全に日本語版において定着してしまっていることからそのまま現在も使用継続されている。
蛇足ながら「特筆性」の語が示そうとしている意味合いは「高い信頼性を持つ第三者の客観的言及(出典情報源)が存在する『特筆するに足ると考えられる事柄』のみウィキペディアに記事作成が許される」という意味で、ぶっちゃけ元の「知名度(が、どれくらいあるか)」よりも単語そのものが指す意味合いが広義となっており、知名度とその他の「特記すべき重大な事柄」は分けて説明した方がより分かりやすかったんじゃねーの? という疑問が持たれている。
なお、この完全な造語である特筆性の単語はこの方針文書への単独リダイレクトとなっているほか、「特筆性」でウィキペディア日本語版の文書検索を行うとHITが5000件を超えることから
今から訳し直しても、もう手遅れ |
であると思われる。
特筆性の悪用[編集]
なお、2019年4月に池袋乗用車暴走死傷事故を引き起こした飯塚幸三の記事であるが、事故のことをウィキペディアで書くと即時削除の対象とされている。特筆性が無いなどと削除理由が述べられているが、事故の事実は最早明らかであり、特筆性が記事の忖度に利用されている可能性もある。事実を事実のまま書けないのは、ウィキペディアの病理であろう。
検証可能性を満たさない事実は書けないというのは事実[2]。特筆性のない事実は書けないというのも事実[3]。出典が無い事実も基本書けないというのも事実[4]。出典があれば嘘も書けるというのも事実。ルールの悪用が可能というのも事実[5]。
男性の価値観の反映[編集]
北村紗衣は女性ウィキペディアンが少ないため、特筆性の議論にバイアスが掛かっていると指摘している。そのため、英語版ウィキペディアにケイト・ミドルトンのウェディングドレスの記事が必要かどうかについて大もめした事例を紹介している[6]。
ちなみに[編集]
- ニコニコ大百科では、特筆性が無い事を理由に記事が削除される事は無い模様。面白くて迷惑をかけないことがいいらしい。[7]
- ここエンペディアでも、特に記事に特筆性は求められておらず、特筆性が無い事を理由に記事が削除される事は無い模様[8]。さすが無料版nicopedia。
注[編集]
- ↑ Notabilityを「知名度」と訳すのは誤訳ではないかとの意見がある。REMARKABLEと同じ意味なので、注目すべき事物または人物といった意味と思われる。「知名度」は曖昧な概念であるが、人々に知られているというよりは主題の価値により重きを置いているとみられる。
- ↑ jawp:Wikipedia:検証可能性
- ↑ jawp:Wikipedia:独立記事作成の目安
- ↑ jawp:Wikipedia:出典を明記する
- ↑ jawp:Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない#ルールの悪用
- ↑ ウィキペディアが、実は「男の世界」だって知っていましたか
- ↑ 面白いの基準は不明
- ↑ Enpedia:運用細則#削除の方針
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