清水町 (北海道)
ナビゲーションに移動
検索に移動
清水町(しみずちょう)は、十勝管内西部、上川郡にある町である。
概要[編集]
正式な町名は「清水町」であるが、複数の同名自治体があり[1]混同を避けるため「十勝清水町」と案内されることも多い。
ベートーヴェンの交響曲第9番(第九)を全国町村で初めて合唱した事から「第九の町」として知られ、1980年以後は5年ごとに開催している。
当地の町名はアイヌ語で「水が・清澄な・川」を意味する「ぺぺケㇾペッ(pe-peker-pet)」が略された「ぺケㇾペッ(peker-pet)」と呼ばれていたことに由来し[2]、これを意訳したものである[2][3]。なお、前身の自治体名「人舞(ひとまい)」については、「寄木・ある・もの(川)」を意味する「ニトゥオマㇷ゚(nitu-oma-p)」に字を当てたものとされ[4]、現在も町内の字名ととして使われている[4]。
地理[編集]
十勝総合振興局西部に位置する。道央と道東の峠である日勝峠の東側に位置する道東玄関口となる町。
隣接している自治体[編集]
歴史[編集]
- 1799年(寛政11年): 幕府の天領となる。
- 1903年(明治36年) : 芽室外6カ村戸長役場(現在の芽室町)から人舞村外一村戸長役場として分離・独立する。
- 1915年(大正4年) : 屈足村(現在の新得町)を分村。
- 1921年 (大正10年) : 御影村が芽室村(現在の芽室町)から分村。
- 1927年(昭和2年) : 人舞村が清水村に改称。
- 1936年(昭和11年)1月1日 : 町制施行して清水町となる[5]。
- 1956年(昭和31年)9月30日 : 清水町が御影村を編入[6]。
- 1958年(昭和33年)4月1日 : 上芽室地区境界変更により100戸653人が芽室町に分割される[7]。
- 1982年(昭和57年)9月11日 : 町役場の位置を現在地に変更する[8]。
- 1995年(平成7年)10月30日:道東自動車道十勝清水IC開通。
- 2002年(平成14年) : 開町100年記念式典が行われる。
経済[編集]
産業[編集]
立地企業[編集]
町内に本社・本部を置く主な企業等[編集]
- 有限会社あすなろファーミング
- えびすや菓子舗
- 大平原ファーム 丸合清水醸造合資会社
- 株式会社鳥せい商事
- 十勝清水ふるさと直売所
- 十勝スロウフード
- 中村製麺所
- 田村製麺工業
町内に事業所がある主な企業等[編集]
農協[編集]
- 十勝清水町農業協同組合(JA十勝清水町)(※傘下に子会社の十勝清水フードサービスを持つ)
郵便局[編集]
- 清水郵便局(集配局)
- 御影郵便局(集配局)
- 熊牛郵便局
- 人舞郵便局
宅配便[編集]
公共機関[編集]
警察[編集]
- 新得警察署清水交番
- 新得警察署御影駐在所
- 新得警察署熊牛駐在所(閉鎖)
姉妹都市・提携都市[編集]
国内[編集]
医療[編集]
- 清水赤十字病院
- 前田クリニック
- だい内科医院
- 御影診療所
- 啓仁会病院
教育[編集]
- 高等学校
- 北海道清水高等学校(道立)
- 中学校
- 2校(清水、御影)
- 小学校
- 2校(清水、御影)
※2004年(平成16年)3月に北熊牛、美蔓、2005年(平成17年)3月に松沢、熊牛、下人舞、下佐幌の各小学校が閉校。
交通[編集]
空港[編集]
鉄道[編集]
バス[編集]
- 清水町コミュニティバス - 清水地区循環、御影地区循環、十勝清水駅 - 御影駅[9]
- 「ノースライナー」 - 旭川市方面
- 「ポテトライナー」 - 札幌市方面
- 北海道拓殖バス - 北熊牛地区から新得方面、鹿追・帯広方面
- 十勝バス - 中心部・羽帯地区・御影地区から芽室・帯広方面(実証運行)[10]
道路[編集]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
レジャー[編集]
- 清水町アイスアリーナ(御影)
- 清水公園 ペケレの森(清水)
- 北海道クラシックゴルフクラブ帯広(羽帯)
- しみず温泉フロイデ(熊牛)(※閉鎖)
観光[編集]
祭り[編集]
- 清流祭り
- 秋祭り
- まるごとしみず 食の安全・安心まつり
イベント[編集]
- 十勝若牛アスパラまつり(6月上旬)
- 全十勝やきもの市
- みかげふぇすてぃばる
- みかげ冬まつり
- 町民芸術文化祭
- 芸術文化祭 (御影)
- みんなの消費生活展
- 清水元気まつり
食文化[編集]
- 十勝清水牛玉ステーキ丼:「新・ご当地グルメグランプリ北海道」の殿堂入りを果たしたご当地丼。
- 牛トロ丼:十勝スロウフードが製造販売する「牛とろフレーク」(牛肉の生ハム)を乗せたご当地丼。
- グリン麺:田村製麺工業が製造するクロレラ入りひやむぎ。緑色の外見が特徴的。
スポーツ[編集]
出身有名人[編集]
脚注[編集]
- ↑ 参考:清水町(曖昧さ回避ページ)
- ↑ a b 『北海道 駅名の起源』 日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、第1版、122頁。
- ↑ “アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2019年3月9日確認。
- ↑ a b “アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2019年3月9日確認。
- ↑ 1935年(昭和10年)12月13日、北海道庁告示第1796号「町制施行」
- ↑ 同日、総理府告示第486号「町村の廃置分合」
- ↑ 同年3月22日、北海道告示第366号「境界変更」
- ↑ 同年6月21日、清水町条例第43号「清水町役場の位置を変更する条例」
- ↑ “清水町コミュニティバス(PDF)”. 北海道拓殖バス. 2012年9月20日確認。
- ↑ “帯広清水線バスの実証運行について(PDF)”. 清水町. pp. 5 - 6. 2018年5月8日確認。