札幌ドーム
名称 | 札幌ドーム |
所在地 | 北海道札幌市 |
開場 | 2001年 |
芝 | 天然芝(サッカー) 人工芝(野球) |
ピッチサイズ | 105 x 68 m |
使用チーム | 北海道コンサドーレ札幌 |
収容人数 | 41,484人 |
札幌ドーム(さっぽろドーム)とは北海道札幌市にある多目的ドーム施設及び同施設を運営する株式会社札幌ドームのこと。Jリーグの北海道コンサドーレ札幌の本拠地スタジアム。
概要[編集]
1993年に札幌市がFIFAワールドカップ-2002の開催地の一つに選ばれたことでサッカースタジアムを札幌市に建設する必要が生まれた。検討の結果、市は気候などの問題を考慮しドームスタジアムとすることを1996年に決定。札幌ドームの建設が決まった。その後2001年に開場し、翌年W杯の数試合を実施。開場当初からコンサドーレのホームスタジアムとして使用された。
プロ野球は、2004年に日本ハムファイターズが本拠地を当ドームに移転した。日ハムの本拠地移転前は、当時の親会社コクドが関わったことから西武を中心に公式戦が開催された[注 1]。また、セリーグも札幌円山球場からの伝統のシリーズ戦がある巨人やヤクルトが公式戦を2000年代に行ったが、こちらも日ハム本拠地移転後は交流戦のビジターとしての対戦となった。
しかし、ファイターズも異常なほどコンサドーレに有利な負担の割合や球団収益の悪さを理由に2023年開場目標に北広島市に専用の野球場の建設を表明するといったちぐはぐさが目立ち、ファイターズは2022年一杯で公式戦から撤退した。
長らく、日本唯一のサッカーとプロ野球のダブルフランチャイズとなっていたが、コンサドーレはJリーグの日程がプロ野球の後に決まることからあまり札幌ドームを利用していない。
現在は、スポーツの公式戦はJリーグコンサドーレのみであり、その他にコンサート会場やイベント会場として利用されている[注 2]。また、一般的にコンサートツアーなどで「五大ドーム」と呼ばれる際はこのドームが含まれ、一種のステータスになっている……はずだったが、集客力が悪いためか最近は西武ドームに取って代わられつつある。
なお、現行のプロ野球地域保護権のルールから、過去のようにファイターズ以外の球団のホーム公式戦を開催する自由は効かない[注 3]。
日ハムの公式戦撤退初年となった2023年(令和5年)は、高校野球の地方大会すら決勝開催を拒否られる事態で、野球関係者の悪評判が露呈された模様である。……というのも、サッカー共用のため、野球用の人工芝は体に負担となる硬めのもので殺幌ドームと揶揄されて、球技場としてはかのサッカー場級に評判が悪く、北海道で日本ハム主催でない公式戦を開催するなら他球団もエスコンで試合をしたいと思われるので、ここで挙行できなくなったところで札幌市をのぞいて誰も気にしない。
施設[編集]
- サッカー場使用時は総天然芝、野球場使用時は人工芝である。
- 収容能力 - 41,484席(サッカー)40,476席(野球)
- 最大収容人数 - 53,845人
- 野球場としての施設 - 人工芝、両翼100m センター122m 左右中間116m
- サッカー場としての施設 - 天然芝移動式サッカーフィールド「ホヴァリングサッカーステージ」 縦120m×横85m×高さ1.38m
命名権[編集]
2024年8月1日からネーミングライツが始まり、初年度から4年間は大阪の大和ハウス工業が勝ち取った。名称は「大和ハウスプレミストドーム」。
会社[編集]
下記の会社が株主となって「株式会社札幌ドーム」として運営している。
- 札幌市
- 札幌商工会議所
- 北海道電力
- 北海道瓦斯
- 北海道新聞社
- 北洋銀行
- 北海道銀行
- サッポロビール
- プリンスホテル
- 竹中工務店
- 大成建設
- 北海道コカ・コーラボトリング
- 電通
- 電通北海道
- 大広
- 東日本電信電話
- 近畿日本ツーリスト
- NTT東日本-北海道
- NTT北海道テレマート
- 北海道キリンビバレッジ
- サントリービバレッジサービス
- JR北海道
- JTB北海道
- JTB商事
- 北海道放送
- 札幌テレビ放送
- 北海道テレビ放送
- 北海道文化放送
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 『北海道新聞』2024年7月20日発行 16版 1面 北海道新聞社
注[編集]
外部リンク[編集]