MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダ ズーム・ズーム スタジアムひろしま)は、広島県広島市南区南蟹屋にある野球場。プロ野球・セントラル・リーグの広島東洋カープが本拠地球場(専用球場)として使用している。
概要[編集]
旧・広島市民球場に代わる施設として、広島市が主体となって建設し2009年春に竣工。以来この球場が旧球場に代わって「広島市民球場」となっだが、開場から一貫してマツダが命名権を取得しているため、「マツダスタジアム」でしか通じない場合がほとんどである。
株式会社広島東洋カープが指定管理者として運営管理を行っているため、奇抜な座席を導入したり場内売店をエームサービスの一括管理にしたりと、他の球場では難しいことも柔軟に対応することが容易となっている。
2013年10月12日・13日に甲子園で行われたクライマックスシリーズファーストステージ阪神対広島の模様をマツダスタジアムで初のパブリックビューイングを実施することが発表され、9日から無料の整理券がマツダスタジアムや地元メディア局にて行われたが、予定枚数に達し即日終了した。通常は内野指定席となる部分を解放し、コンコース内の売店も通常通り営業した。試合の模様はアストロビジョンに放映され、打順表示やスコアも通常と同じように表示。鳴り物などでの応援は禁止されたが、ジェット風船は甲子園と同じく7回表(普段は7回裏)のカープの攻撃の前に「それ行けカープ」を流し行った。またCCダンスも6回イニング前に実施。主催は中国新聞と試合中継実施局(12日・広島テレビ、13日・広島ホームテレビ、14日(打ち切り)・中国放送)。カードではカープが2戦2勝0敗0分でファイナルステージへの進出が13日(2戦目)の勝利で決定し、14日の試合が打ち切りになったため同イベントも打ち切りとなった。また、16日~21日に東京ドームで行われるファイナルステージ巨人対広島も同様に行った。(主催中国新聞・広島テレビ)この試合はカープが3戦0勝3敗0分となり巨人のCSセリーグ優勝と日本シリーズ進出を18日(3戦目)の勝利で決定したため、19日以降の試合が打ち切りとなり、同イベントも打ち切りとなった。
2014年シーズンもAクラス入り確定でCS進出を果たしたが3位となり昨年同様2位の阪神の本拠地甲子園で10月11日~13日の予定で行われることが決定したため、上記のようなパブリックビューイングが球団と放送実施局(11日広島テレビ・12日広島ホームテレビ・13日中国放送(打ち切り))主催で行われた。2013年との相違点は事前の整理券配布は行われず球場の1階内野指定席部分(15,000席)を開放し、定員に満たした時点で入場を制限する体制に切り替えた。そのほかの売店営業や演出などはほぼ同様。この試合では阪神に0勝1敗1分でファーストステージ敗退し阪神のファイナルステージ進出が2戦目で決定したため昨年と同じく13日の実施は無くなった。
2015年3月27日に、広島市出身のアーティスト奥田民生が11月28日に球場開場以来初のコンサート「ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム」を行った。(奥田自身は2004年に広島市民球場でコンサートを行ったことがある。)
2016年にははじめてマツダスタジアムで日本シリーズが開催され、北海道日本ハムファイターズと対戦した。マツダスタジアムでは第1・2・6戦が開催され[1]、第6戦で日本ハムの優勝が決定したため、日本ハムの栗山英樹監督がマツダスタジアム初の胴上げ監督となった[2]。その後広島の緒方孝市監督は2018年のリーグ優勝時にマツダスタジアムで胴上げされている[3]。