教科
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教科(きょうか)とは、知識・技術または技能・経験・読解記述力などを組織的に編成したものである。
概要[編集]
現代においては学校や学習塾の授業において教えられるものとほぼ同義になっている。
座学が中心の教科と実技が中心の教科に大別される。小中学校では教科が授業の内容・テストの内容とほぼイコールになるが、高等学校では教科をより細分化した科目で授業・テストを行い、時間割には教科名ではなく科目名が書かれる。
小学校で教わる教科[編集]
学級担任がほぼすべての教科の授業を担当する。
中学校で教わる教科[編集]
教科ごとに教員が交代するようになる。より専門的な内容が増え、勉強についていけなくなる子供がより目立つようになる。
- 国語
- 中学校より古文や漢文が加わる。漢字の読み書きも引き続き存在する。
- 数学
- 算数の中学以降版。負の数や平方根といった、算数+αの内容中心。
- 理科
- 第一分野(物理・化学)と第二分野(生物・地学)に分けることもある。
- 社会
- 英語
- 最近は小学校でも始めているとか。英語でなく、他の外国語をやる学校も稀にある。
- 保健体育
- 体育の中学以降版。保健的な内容が加わるが、体育教師が脳筋の場合、保健はほとんどやらない。
- 音楽
- リコーダーの種類がソプラノリコーダーからやや大型のアルトリコーダーに変わる。
- 美術
- 図画工作の中学以降版。図画はそのまま美術となるが、工作は美術と技術家庭の両方で実施する。
- 技術・家庭
- 家庭科の中学以降版で、工芸や情報に近い内容も加わる。
- 特別の教科 道徳[注 1]
高等学校で教わる教科[編集]
実際の授業は各教科ごとに細分化された「科目」で行う。また、普通科目は2022年改訂の科目をここに記すが、専門教科については一部を省略している。
選択科目が大幅に増え、生徒本人が履修したい科目を選ぶか、学科・コースによって履修する選択科目が固定される。
- 国語
- 国語総合
- 国語表現
- 現代文A・B
- 古典A・B
- 数学
- 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 数学A・B・C
- 数学活用
- 理科
- 地理歴史(高校では、社会が地理歴史と公民に分かれる)
- 公民(高校では、社会が地理歴史と公民に分かれる)
- 公共
- 倫理
- 政治・経済
- 外国語(日本のアメリカ偏重行政の影響で、英語を行う学校が非常に多いが、英語でなくてもよい)
- コミュニケーション基礎
- コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ
- 表現Ⅰ・Ⅱ
- 会話
- 保健体育(体育専門教科としても存在)
- 体育
- 保健
- 芸術
- 音楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 美術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 書道Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(小中学校では国語の一部だが、高校から芸術科目の扱いになる。)
- 工芸Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- 家庭(専門教科にも存在)
- 家庭基礎
- 家庭総合
- 生活デザイン
- 情報(専門教科にも存在)
- 情報I
- 情報II
- 商業
- ビジネス基礎
- 簿記
- 課題研究
- 工業
- 工業数理基礎
- 課題研究
- 農業
- 水産
- 理数(理数科で設定)
- 課題研究
- 宗教(私立学校のみ設定される)
- 学校設定教科(専門教科にも存在)
大学で教わる教科[編集]
学習指導要領の枠外なので、科目名は学校の裁量であり、全国的に統一されていない。なお、高校までの各「教科」の延長線上にある学部は次の通り。
なお、工学は数学・物理・化学、農学は化学・生物・地学、医学は化学・生物、薬学は化学・生物・物理のうち熱力学[注 2]の応用学問としての性質が強い。また、高校の普通科に相当の教養学部もあるが、設置の大学は少ない。