国語 (教科)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

国語(こくご)とは、教科の一つである。

概要[編集]

日本においては概ね日本語読む・書く・聞く・話すについて学ぶ教科とされている。

学習内容のメインは

  • 漢字を覚える
  • 語彙・ことわざ・慣用句・四字熟語などを覚える
  • 文学鑑賞
  • 説明文の読解
  • 毛筆による書写・書道

と思われがちだが、作文や口語表現など表現力の育成も国語教科の役目である。

小学校では口語文法による現代日本語の読解能力の育成、読み書き、作文、俳句などを学ぶが、中学校からは日本の古典文学(徒然草・平家物語・奥の細道など)や故事成語や論語などの漢文を合わせた古典が学習内容に加わる。

高等学校では内容が細分化され、全員が必ず学習する国語総合(現代国語、古文、漢文の融合科目)と選択科目の国語表現、現代文、古典に分かれる。国語表現、現代文、古典は選択制のため学科やコースによっては何れかを学ばない事がある。

大学では、共通教養科目で人文科学分野の国語学、国文学、文学史などの科目が選択可能である。

テストの主な出題内容[編集]

  • 漢字の正しい読みを答える
    • 懸賞に”応募”する→おうぼ
    • 旅行を中止されることを”慫慂”いたします →しょうよう
  • 正しい漢字を書く
    • 汚れた服を”センタク”する→洗濯
    • 官報の”コウリョシボウニン”に載る→行旅死亡人
  • ことわざ・四字熟語・慣用句に関する問に答える
    • ( )にたこが出来る・馬の( )に念仏・( )を傾ける 3つに共通する体の部位→耳
    • 一度に並外れた量の飲食をするという意味の四字熟語→鯨飲馬食
    • 物事の決まりがつかない・決着がつかないという意味の慣用句→埒があかない
  • 文章を読み、それに関連する設問に答える
    これによくある設問が「作者の気持ちを答えなさい」/「登場人物の気持ちを答えなさい」である。

関連する宿題[編集]

音読
小学校で主に課される。教科書などに載っている文章を保護者の前で声を出して読む。それを聞いた保護者は音読カードにサインする。サボりたい子供は親が不在の日に筆跡を真似てサインをし、何食わぬ顔で提出する。
漢字ドリル・漢字ノート
漢字の書き取り。漢字ノートの場合、学年が上がるに連れて1ページあたりの文字数が増えていく。
作文・小論文
主に夏休みなどの長期休暇に課される。1つのテーマに沿って原稿用紙に文章を書く。読書感想文など。

その他[編集]

旧制中学校等、旧制中等教育学校でも、国漢と通称された「国語および漢文」の教科目があった。