教科担任
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教科担任(きょうかたんにん)とは、ある教科を担任する教員である。
概要[編集]
国語、数学、理科、社会、英語、体育/保健、美術、技術/家庭、音楽といった各教科・科目ごとに担当教員が存在し、教科担当の教員がその教科を教える。生徒から見ると、各教科ごとに違う教員が教室にやってきて授業を行う[注 1]。
教科担任制を敷いているのは一般的に中学校以上の中高等教育機関だが、学級担任がほぼすべての授業を教える小学校でも高学年のみ教科担任制を敷いている場合や専門性を求められる理科・音楽・体育・図工・家庭科・英語については教科担任(専科教員と呼ぶことがある)が教える場合もある。
メリットとしては各教員の専門性を活かした授業が受けられ、教員側も授業準備にゆとりを持って取り組むことが出来る。反対にデメリットとしては教員が子供たちを見る時間が限られ、様子や変化を見逃すリスクが生まれやすい。
授業進行が予定より遅れている場合、教員1人の判断で遅れている授業を学級活動や総合的な学習の時間に振り替えて行うことは難しく、高校では進行に余裕のある教科から授業を融通してもらう場合もある。一方、中学校はクラス間の授業時数格差を作らないように、授業時数の管理を行う教務主任の技量が問われる場面となる。
関連項目[編集]
注[編集]
- ↑ 日本の中学や全日制高校の場合。アメリカのハイスクールの場合や日本の単位制高校では担当教員毎の教室に生徒が移動する。