時間割

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時間割(じかんわり)とは、その日1日に行う授業や作業の内容を示したものだが、一般的には学校でその日に行う授業の内容を示したものである。時間割を記した表を時間割表と呼ぶ。なお授業の内容まで記載されず、授業、休み時間、昼食、清掃等の時間帯のみを記した表は日課表と呼ぶ。

概要[編集]

学校でその日の1時間目から最終校時にどの教科・科目を行うかを示したもので、児童・生徒は時間割表を見て次の授業や翌日の授業に必要な用具を準備する。

時間割表は各ホームルームや子供の自宅に貼り出したり生徒手帳に書き込んだりする特に行事等が無い限りこの時間割で授業を行う標準時間割、特定の日だけ使われる臨時時間割の2種類がある。標準時間割は校務分掌の一つの教務部が設備、教員の勤務シフトや授業以外に割り振られている業務、非常勤講師の休日、各教科の特性等の制約を考慮しながら各学年・学級分を作成するが、授業を担当する教員の校外研修や勉強会への参加、出張等で本来授業を担当する時間帯に授業を行えない事が予め判明している場合、台風等による臨時休校で授業進行に遅れが生じている場合、行事の練習のためにまとまった時間を必要としている場合などに授業の変更を反映した臨時時間割を作成して子供たちに通達する。なお通達は小学校では毎週発行される学級通信あるいは連絡帳、中学校以上では各ホームルームの背面黒板に翌日の時間割を記入するスペースが有り、そこへ記入することで行う。

なお時間割は子供用だけではなく、教員用の時間割も存在する。こちらは教科担任制やチームティーチングを行っている学校を中心に存在し、各教員ごとに作成される。また授業で使用する学級の数よりキャパシティが少ない理科室・音楽室等の特別教室体育館といった設備向けの時間割表も存在する。小中高校で設備用の時間割を教職員以外が目にすることは少ないが、大学では科目毎に教室が変わるので教室にも掲示していることが多い。

大学だと選択科目が多いので人により時間割が異なる。学生が個々に時間割を作成して学期毎に事務に提出する必要がある。

時間割の例[編集]

小学校の例[編集]

5年生の例
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1時間目 学活/算数 国語 道徳 社会 国語
2時間目 理科 体育 外国語 国語 外国語
3時間目 音楽 算数 体育 理科 体育
4時間目 国語 理科 国語 算数 算数
5時間目 家庭 社会 音楽 図工 総合
6時間目 家庭 算数 図工 総合

中学校の例[編集]

1年生の例
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1時間目 学活 技術/家庭 英語 社会 数学
2時間目 数学 技術/家庭 理科 英語 音楽
3時間目 英語 理科 数学 国語 保健体育
4時間目 保健体育 国語 保健体育 理科 国語
5時間目 美術 数学 国語 道徳 総合
6時間目 社会 英語 社会 総合

時間割の作成[編集]

前述の通り、時間割は教務部が諸々の制約を考慮して作成するが、その作成は非常に難解なパズルを作り上げるようなもので、教務部所属ではない論理的思考に強い教員もサポートに加わるほど。こうして出来上がる標準時間割がきつい制約の中で組み上がった最適解となるのだが、これはあくまでも人員・設備における最適解に過ぎず、子供にとって最適解かどうかは別物。条件によっては月曜日の1時間目に体育というしんどい時間割が出来上がってしまうことも。

なお時間割作成用のコンピュータソフトもある[1]

脚注[編集]