安来市
安来市(やすぎし)は、島根県に存在する市である。郵便番号は692-8686。
概要[編集]
島根県東部に所在の自治体。高度成長期以降、国・県の手により中海干拓事業、工業団地造成、安来港の外港整備事業なども盛んに行なわれている。このため、中海地区新産業都市指定、拠点都市指定などを受けて米子市・境港市など近隣の都市との交流も盛んに行なわれている。
地理[編集]
安来市は市域の大半が平野部で、中国山地に源を発する飯梨川と伯太川の両河川が市域を北流して中海に注いでいるため、この河川の恩恵を受けて安来平野が成立している。
産業[編集]
農業[編集]
島根県内でも屈指の広大な肥沃地帯として出雲平野に次ぐ県内の穀倉地帯となっている。
農業においては県内でも有数の穀倉地帯であることから、稲作をはじめ、梨、苺、筍、乳牛の多頭飼育、鰻の養殖などが盛んに行なわれている。
工業[編集]
鉄はもともと古くから中国山地に産する砂鉄を原料にして出雲鋼として江戸時代に盛んに製造されていたが、この伝統は現在でも継承されており、高級特殊鋼(YSSヤスキハガネ)として広く海外にまでその名を知られているほどである。
商業[編集]
古くは日本海岸の船着場として繁栄し、鎌倉時代になると山陰道の宿場町と港町を兼ねる有数の町として繁栄を遂げてゆく。江戸時代になると周辺農村の交易所、米や鉄の積み出しのための港町として発展した。
歴史[編集]
昭和26年(1951年)に能義郡安来町、能義村、宇賀荘村が合併して新たな安来町が誕生する。3年後の昭和29年(1954年)4月に安来町、赤江村、荒島村、飯梨村、大塚村が合併して市制を施行したことにより、安来市が誕生した。
平成16年(2004年)10月1日に旧安来市、能義郡広瀬町、伯太町が新設合併して旧安来市を廃し、新しい安来市となり、同時に能義郡は消滅した。
観光[編集]
県を代表する民謡・安来節でも有名であるが。市には清水寺・雲樹寺などの古刹や安来公園などの桜の名所、鷺の湯温泉など見所のある施設も数多い。
安来市の主要施設[編集]
安来市の特産品[編集]
教育[編集]
- 高校
- 島根県立安来高等学校 - 旧高女からの伝統校
- 島根県立情報科学高等学校 - 情報を核とした商工系高校
交通[編集]
道路[編集]
バス[編集]
- 高速バスは山陰自動車道上を通過するが、市内に停留所はない。