知夫村
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知夫村(ちぶむら)は、島根県隠岐郡の村。隠岐諸島の最南端に位置し、知夫里島と周辺の浅島・島津島・大波加島などの無人島により構成される。平成17年(2005年)10月1日、島根県内唯一の村となった。
概要[編集]
本土に最も近い知夫里島と周辺の小島を村域とする。北西は赤灘瀬戸によって西ノ島と、北東は中ノ島と対している。村域の大半は知夫里島が占めている。明治37年(1904年)4月に村制が敷かれている。なお、知夫里島以外は無人島である。村域のおよそ65パーセントを放牧場が占め、アカハゲ山では春は野ダイコンの花、夏はアザミが山一面を覆い、その中を牛馬が遊んだりする自然豊かな村で、村は牧畑という独特の農法を受け継ぎ、和牛を中心とする畜産に力が注がれている。村民の大半は半農半漁の生活を営み、古くは知布と書かれ、出雲・伯耆から隠岐への玄関口として賑わった。
観光地としては知夫里島西岸の隠岐知夫赤壁があり、これは国の名勝・天然記念物にも指定されている隠岐随一の景観である。郷土芸能としては旧暦8月15日に一宮神社で奉納される皆一踊りがある。偶数年に行なわれる一宮神社の大祭(7月24日・7月25日)では島前神楽(島根県無形文化財)も奉納される。
平成17年(2005年)10月1日、島根県内唯一の村となった。