ロードマイウェイ
ロードマイウェイ | ||||||
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欧字表記 | Lord My Way[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2016年3月4日(8歳)[1] | |||||
抹消日 | 2022年5月11日(JRA) 2022年11月22日(地方)[2] | |||||
父 | ジャスタウェイ[1] | |||||
母 | フェリス[1] | |||||
母の父 | ジャングルポケット[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新ひだか町)[1] | |||||
生産 | ケイアイファーム[1] | |||||
馬主 | (株)ロードホースクラブ[1] | |||||
調教師 | 杉山晴紀(栗東) →岡林光浩(船橋) →櫻田浩樹(盛岡)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 29戦6勝 中央:26戦6勝 地方:3戦0勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億4329万8000円 中央:1億4204万8000円 地方:125万円[1] | |||||
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ロードマイウェイ(欧字名:Lord My Way、2016年3月4日 - )は、日本の競走馬[1]。2019年のチャレンジカップの勝ち馬である。
馬名の意味は、冠名+我が道。
戦績[編集]
デビュー前[編集]
2016年3月4日、北海道新ひだか町のケイアイファームで誕生。牧場では、成長がゆっくりだったため、無理をさせないように時間をかけて育成されたという[3]。
一口馬主法人「ロードサラブレッドオーナーズ」より総額1620万円(一口3万2400円×500口)で募集された[4]。
2歳(2018年)[編集]
栗東・杉山晴紀厩舎に入厩。2018年10月14日の新馬戦(新潟芝1400m)でデビューし、4着となる。距離を1800mに延長した2戦目の未勝利戦でクリスチャン・デムーロを背にメイショウテンゲンやノーワンを下して勝ち上がりを果たした[5]。
3歳(2019年)[編集]
6月、東京競馬場芝1800メートルの国分寺特別(1勝クラス)で古馬を下して2勝目。まもなく参戦した同月末、同距離、同競馬場の八ヶ岳特別(2勝クラス)も優勝して連勝を果たした。続いて8月末の夏競馬に参戦。初めは新潟記念(GIII)を希望したが除外され、代わりに長岡ステークス(3勝クラス)に参戦[7]。初めてのマイル挑戦だったが克服[5]。3番手から抜け出して優勝し、3連勝でオープンクラス昇格を果たした[5][7]。
9月末には、ポートアイランドステークス(L)に1番人気で参戦[8]。3番手の好位追走から直線半ばで抜け出し、追い込んできた2番人気サトノアーサーとの競り合いとなったが、アタマ差先着[9][8]。4連勝でリステッド競走優勝を果たした[9][10]。杉山師は「うまくいってくれた感じもあるけど、競馬を覚えてきて持っているものを出せるようになってきました」と語った[11]。
11月30日、チャレンジカップ(GIII)に3走ぶりとなるクリストフ・ルメールとのコンビで参戦。4連勝中の身で重賞初参戦となり、GI2着経験のあるギベオンに次ぐ2番人気に支持されていた[12]。スタートで出遅れて後方追走となったが、直線では外側に持ち出しながら追い上げた[13]。息の長い末脚を発揮して先行するトリオンフを差し切り優勝、5連勝で重賞勝利を果たした[13]。父ジャスタウェイにとっても通算35走目で初の重賞勝利であった[14]。
4歳(2020年)[編集]
古馬初戦は鞍上に川田将雅を迎え[15]金鯱賞(GII)で始動。連勝中の勢いで同期の皐月賞優勝馬サートゥルナーリアに挑み、2番人気に推されていたが、末脚不発で10着に敗退し、連勝ストップ[16]。道中スローペースになったことも相まって敗戦した[17]。初のGI出走となった大阪杯は後肢をひねってしまい最下位の12着と大敗する。6か月ぶりのレースとなったポートアイランドステークスは8着に敗れる。キャピタルステークスはメンバー唯一上がり33秒台の脚で追い込んだがピースワンパラディに1馬身及ばず2着に敗れた。
5歳(2021年)[編集]
5歳初戦の京都金杯、東京新聞杯をそれぞれ16着、12着と惨敗。続く大阪城ステークスは0.2秒差の4着に入る。しかし、その後は福島民報杯9着、メイステークス12着、関越ステークス7着と調子を落とす。12番人気で出走した京都大賞典は5着に食い込んだ。11月7日に行われたアルゼンチン共和国杯(GII)では13着、11月28日に行われたジャパンカップ(GI)では15着であった。
6歳(2022年)[編集]
6歳初戦、1月16日に行われた日経新春杯(GII)に初コンビとなる幸英明を鞍上に出走し、13着。ダート初挑戦となった仁川ステークスでは10着、続くブリリアントステークスでも15着と大敗を喫した。5月11日付けでJRA競走馬登録を抹消、船橋競馬へ移籍[18][19]。転入初戦のひまわり賞は3着に入った。続く東京記念、盛岡競馬へ移籍して迎えたOROカップはともに2桁着順に終わり、11月22日付で地方競馬からも競走馬登録を抹消され引退した[2]。
競走成績[編集]
以下の内容は、netkeiba.comの情報[6]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2018.10.14 | 新潟 | 2歳新馬 | 芝1400m(良) | 18 | 7 | 15 | 10.0 (4人) | 4着 | 1:23.4(35.8) | 0.5 | 中井裕二 | 55 | ハバナウインド | 472 | |
11.10 | 京都 | 2歳未勝利 | 芝1800m(稍) | 6 | 1 | 1 | 7.0 (4人) | 1着 | 1:48.5(35.0) | -0.1 | C.デムーロ | 55 | (メイショウテンゲン) | 472 | |
12.28 | 阪神 | 2歳500万下 | 芝1800m(良) | 13 | 3 | 3 | 46.0 (9人) | 4着 | 1:47.8(36.3) | 0.4 | 藤岡康太 | 55 | サトノルークス | 464 | |
2019. 1.19 | 京都 | 若駒S | L | 芝2000m(良) | 8 | 3 | 3 | 58.6 (7人) | 6着 | 2:02.0(35.1) | 1.3 | 藤岡佑介 | 56 | ヴェロックス | 462 |
4.28 | 京都 | 3歳500万下 | 芝1800m(良) | 7 | 6 | 6 | 4.0 (4人) | 2着 | 1:46.9(34.5) | 0.0 | C.ルメール | 56 | ヴィント | 464 | |
6. 1 | 東京 | 国分寺特別 | 1勝 | 芝1800m(良) | 10 | 7 | 8 | 1.6 (1人) | 1着 | 1:45.9(33.7) | -0.2 | C.ルメール | 54 | (ペルソナデザイン) | 464 |
6.22 | 東京 | 八ヶ岳特別 | 2勝 | 芝1800m(重) | 12 | 3 | 3 | 3.2 (2人) | 1着 | 1:48.0(35.2) | -0.6 | C.ルメール | 54 | (ジョブックコメン) | 462 |
8.31 | 新潟 | 長岡S | 3勝 | 芝1600m(良) | 12 | 7 | 9 | 7.4 (4人) | 1着 | 1:33.6(33.6) | -0.2 | 吉田隼人 | 54 | (アガラス) | 462 |
9.29 | 阪神 | ポートアイランドS | L | 芝1600m(良) | 12 | 7 | 9 | 3.1 (1人) | 1着 | 1:32.7(34.9) | -0.0 | 吉田隼人 | 54 | (サトノアーサー) | 468 |
11.30 | 阪神 | チャレンジC | GIII | 芝2000m(良) | 12 | 4 | 4 | 4.7 (2人) | 1着 | 1:59.1(33.8) | -0.0 | C.ルメール | 54 | (トリオンフ) | 474 |
2020. 3.15 | 中京 | 金鯱賞 | GII | 芝2000m(良) | 12 | 7 | 10 | 5.8 (2人) | 10着 | 2:02.8(33.8) | 1.2 | 川田将雅 | 56 | サートゥルナーリア | 476 |
4. 5 | 阪神 | 大阪杯 | GI | 芝2000m(良) | 12 | 1 | 1 | 25.3 (6人) | 12着 | 2:00.3(35.5) | 1.9 | 武豊 | 57 | ラッキーライラック | 474 |
10. 4 | 中京 | ポートアイランドS | L | 芝1600m(良) | 16 | 8 | 16 | 15.6 (7人) | 8着 | 1:33.7(34.7) | 0.7 | 和田竜二 | 59 | ドナウデルタ | 470 |
11.28 | 東京 | キャピタルS | L | 芝1600m(良) | 13 | 8 | 13 | 9.8 (5人) | 2着 | 1:33.0(33.7) | 0.2 | 三浦皇成 | 57 | ピースワンパラディ | 472 |
2021. 1. 5 | 中京 | 京都金杯 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 2 | 3 | 21.0 (6人) | 16着 | 1:34.4(34.2) | 1.3 | 松若風馬 | 57 | ケイデンスコール | 482 |
2. 7 | 東京 | 東京新聞杯 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 2 | 3 | 28.7(10人) | 12着 | 1:33.5(34.3) | 1.1 | 横山武史 | 57 | カラテ | 476 |
3. 7 | 阪神 | 大阪城S | L | 芝1800m(良) | 16 | 5 | 9 | 24.9 (9人) | 4着 | 1:46.3(33.6) | 0.2 | 岩田望来 | 57 | ヒンドゥタイムズ | 476 |
4.18 | 新潟 | 福島民報杯 | L | 芝2000m(不) | 16 | 4 | 8 | 6.8 (3人) | 9着 | 2:07.4(42.8) | 3.7 | 西村淳也 | 57 | マイネルウィルトス | 476 |
5.22 | 東京 | メイS | OP | 芝1800m(良) | 14 | 5 | 8 | 6.4 (4人) | 12着 | 1:47.6(34.4) | 1.3 | 戸崎圭太 | 57 | アブレイズ | 474 |
8. 1 | 新潟 | 関越S | OP | 芝1800m(良) | 16 | 8 | 15 | 55.3(13人) | 7着 | 1:46.6(33.7) | 0.5 | 中井裕二 | 59 | サトノウィザード | 474 |
10.10 | 阪神 | 京都大賞典 | GII | 芝2400m(良) | 14 | 8 | 13 | 43.1(12人) | 5着 | 2:24.8(36.1) | 0.3 | 松山弘平 | 57 | マカヒキ | 476 |
11. 7 | 東京 | アルゼンチン共和国杯 | GII | 芝2500m(良) | 15 | 3 | 4 | 31.8(10人) | 13着 | 2:33.7(34.2) | 1.3 | 岩田康誠 | 56 | オーソリティ | 470 |
11.28 | 東京 | ジャパンC | GI | 芝2400m(良) | 18 | 5 | 10 | 397.5(18人) | 15着 | 2:27.0(35.5) | 2.3 | 三浦皇成 | 57 | コントレイル | 474 |
2022. 1.16 | 中京 | 日経新春杯 | GII | 芝2200m(良) | 16 | 3 | 5 | 231.5(14人) | 13着 | 2:13.8(35.6) | 2.1 | 幸英明 | 56 | ヨーホーレイク | 476 |
2.26 | 阪神 | 仁川S | L | ダ2000m(良) | 16 | 7 | 14 | 103.2(14人) | 10着 | 2:07.0(39.6) | 2.2 | 川須栄彦 | 56 | グレートタイム | 480 |
5. 1 | 東京 | ブリリアントS | L | ダ2100m(不) | 16 | 3 | 5 | 89.1(14人) | 15着 | 2:09.8(37.1) | 2.7 | 永野猛蔵 | 56 | アルドーレ | 488 |
7.22 | 船橋 | ひまわり賞 | OP | ダ1800m(良) | 5 | 2 | 2 | 6.5 (2人) | 3着 | 2:00.0(44.3) | 3.2 | 御神本訓史 | 57 | エメリミット | 480 |
9. 7 | 大井 | 東京記念 | SI | ダ2400m(良) | 15 | 8 | 14 | 116.6(14人) | 13着 | 2:39.0(41.1) | 3.7 | 岡村健司 | 56 | ランリョウオー | 482 |
11. 3 | 盛岡 | OROC | M1 | 芝1700m(良) | 14 | 5 | 8 | 63.9(11人) | 13着 | 1:50.8(39.6) | 6.0 | 南郷家全 | 57 | アトミックフォース | 484 |
血統表[編集]
ロードマイウェイの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ジャスタウェイ 2009 鹿毛 |
父の父 ハーツクライ2001 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
アイリッシュダンス | *トニービン | |||
*ビューパーダンス | ||||
父の母 シビル1999 鹿毛 |
Wild Again | Icecapade | ||
Bushel-n-Peck | ||||
*シャロン | Mo Exception | |||
Double Wiggle | ||||
母 フェリス 2010 鹿毛 |
ジャングルポケット 1998 鹿毛 |
*トニービン | *カンパラ | |
Severn Bridge | ||||
*ダンスチャーマー | Nureyev | |||
Skillful Joy | ||||
母の母 レディミューズ1997 栗毛 |
*ティンバーカントリー | Woodman | ||
Fall Aspen | ||||
*シンコウラブリイ | Caerleon | |||
*ハッピートレイルズ | ||||
母系(F-No.) | ハッピートレイルズ系(FN:4-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | トニービン 4×3=18.75% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母フェリスは中央で1戦未勝利[22]。
- 母の半姉に新潟2歳ステークスと関東オークスを制したシンメイフジがいる[22]。
- 曾祖母は1993年のマイルチャンピオンシップ(GI)優勝のシンコウラブリイ。
- 祖母は、2000年チューリップ賞(GIII)2着、優駿牝馬(GI)4着のレディミューズだった。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o “ロードマイウェイ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月30日確認。
- ↑ a b 地方競馬 データ情報KEIBA.GO.JP(地方競馬情報サイト)、2022年12月12日閲覧。
- ↑ “2019年11月30日 チャレンジC GIII”. uma-furusato.com. 2023年8月21日確認。
- ↑ “ロードマイウェイの新馬データ”. netkeiba.com. 2019年11月30日確認。
- ↑ a b c “初のマイルもあっさり対応 ロードマイウェイが楽々押し切り3連勝!…長岡S” (日本語). www.keibalab.jp. 2023年8月21日確認。
- ↑ a b ロードマイウェイ | 競走馬データ.netkeiba.com. 2019年11月30日閲覧
- ↑ a b “【長岡S】4番人気ロードマイウェイが3連勝でオープン入り” (日本語). スポニチ Sponichi Annex. 2023年8月21日確認。
- ↑ a b “この勢いは止まらない! ロードマイウェイが4連勝で重賞戦線へ…ポートアイランドS” (日本語). www.keibalab.jp. 2023年8月21日確認。
- ↑ a b “【ポートアイランドS】ロードマイウェイがオープン初勝利 - サンスポZBAT!競馬”. race.sanspo.com. 2023年8月21日確認。
- ↑ “ロードマイウェイが4連勝/ポートアイランドS”. 日刊スポーツ. (2019年9月29日) 2019年11月30日閲覧。
- ↑ “【チャレンジC】3歳ロードマイウェイ、5連勝で重賞初挑戦Vだ!”. スポーツ報知. (2019年11月26日) 2019年11月30日閲覧。
- ↑ “【チャレンジC】怒涛の5連勝!ロードマイウェイが外から鋭く伸びて重賞V!” (日本語). www.keibalab.jp. 2023年8月22日確認。
- ↑ a b “【チャレンジC】ロードマイウェイ5連勝!ルメールのエスコートで重賞初挑戦V決めた” (日本語). スポーツ報知 (2019年12月1日). 2023年8月22日確認。
- ↑ “【チャレンジC】怒涛の5連勝!ロードマイウェイが外から鋭く伸びて重賞V!”. 競馬ラボ (2019年11月30日). 2019年11月30日確認。
- ↑ “【金鯱賞想定】サートゥルナーリアはルメール騎手、ロードマイウェイは川田将雅騎手” (日本語). netkeiba.com. 2020年3月19日確認。
- ↑ “金鯱賞 2番人気ロードマイウェイ末脚不発で10着「ゲートでうるさくて出られない形に…残念な競馬」” (日本語). 中日スポーツ. 2023年8月23日確認。
- ↑ “【金鯱賞】10着ロードマイウェイ スローに泣いた「展開向かず残念な競馬に」”. スポーツニッポン. (2020年3月16日) 2020年3月19日閲覧。
- ↑ “ロードマイウェイが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年5月13日). 2022年5月13日確認。
- ↑ 地方競馬 データ情報KEIBA.GO.JP(地方競馬情報サイト)、2022年6月2日閲覧。
- ↑ a b c “ロードマイウェイ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月30日確認。
- ↑ “ロードマイウェイ - Lord My Way - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2021年11月3日確認。
- ↑ a b c “ロードマイウェイの血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月30日確認。
外部リンク[編集]
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ