エホバの証人
エホバの証人(えほばのしょうにん、英:Jehovah's Witnesses)とは19世紀後半に誕生したニューヨーク・ブルックリンに本部をもつキリスト教の一宗派を自称しているが、イエス・キリストを神ではなく王としており、YHWHを唯一の神としている。ユダヤ教の教えとは違う部分が多い、似非クリスチャン宗派である[証人 1]。法人名は「ものみの塔聖書冊子協会」である。児童虐待で知られている[1]。同様の組織として、統一教会がある。
信者の多くは反社会性パーソナリティ障害を発症している。
概要[編集]
1870年、チャールズ・テイズ・ラッセルらが米国・ピッツバーグで聖書研究グループを立ち上げたことが最初である[2]。その中で、三位一体などキリスト教主流派の教義に異議を唱えるようになった。1909年にニューヨークのブルックリンに本部を移転した。ラッセルの死後、後継の会長の座をめぐり争いがあった。「エホバの証人」と命名したのは、二代目会長となったジョセフ・フランクリン・ラザフォードである。1918年には、ラザフォードに追放された信者たちが別教派を立ち上げた[3]。
2018年のエホバの証人発表の統計では、日本では598人に一人の割合でエホバの証人が存在している模様[証人 2]。
「人間の経験や考えに頼ったりする必要はありません。」と教えておきながら[証人 3]、「ものみの塔」誌の中での教えでは人間の経験や考えに頼る場面が多く見られたりする[証人 4]。
案外、米国と日本では実態が違う模様[4]。「ものみの塔」誌の英語原文自体の質の低下は2010年12月頃には明白だった模様。日本語訳についても"完全に間違っている"と言わざるを得ない一文も見受けられた模様[5]。
組織[編集]
「統治体」と呼ばれる数人の人間集団をトップとする世界的な組織で、本部はアメリカのニューヨーク州ウォーウィックにある。
- 出資者の存在について
- 1914年の世代では、当時のものみの塔協会は印刷会社のように機能していたが、会社の営利目的というよりは、出資者のための会社として機能していた模様。収益は全て出資者が配当として得ていたらしく、ものみの塔協会は宗教とはみなされておらず、完全にビジネスだったとする意見がある[7]。それによると、今の組織を動かしているのは出資者の子孫となり、主に執筆部門に居る模様。一般信者から金銭的利益を得続けるために寄付を募り続けざるを得ないというのが現実な模様。
問題点[編集]
「エホバの証人」が問題化している原因の多くは、被・保護者や配偶者を含む家族や社会に対する問題点である。
心理的な問題点としては社会的な行動における逸脱(要するに迷惑行為)であるが、当人には悪意がないため、かなり迷惑である。
パーソナリティ上の問題点としては、人格としての通時性・共時性に基づく全体性が損なわれており、いわゆる解離症状と記憶の改竄ががある。「それはそれ、あれはあれ」「そのときはそのとき、今はいま」である。本人は嘘を吐いているつもりはないが、仮に嘘だと知っていても、それは「神権的戦略」の一部であって、階位が上の信者や信者(「真兄弟」という)以外の他者は「自分より下」なので、許される。
社会はサタンに汚された仮の世であるとされ、「ハルマゲドンによってこの世が滅ぼされたのちに天の国がくる」とされるため、この世がどうなろうと知ったこっちゃない。
ポーラライゼイション(極端化)があり、他者はエホバかサタンでなければ「世の人」に分類され、その中から「未信者」と「サタン側の者」を選りわけるために「伝導」を行なっていると考えている。
したがって布教活動で相手が迷惑をしていても気にならない。「福音」は「よいお告げ」なので、それを宣べ伝えるのはエホバのしもべとしての義務であり、相手が嫌がるのは「その人の中のサタンが抵抗している」ので、「私の信仰が試されている」と考える。
教条主義的であり、「新世界訳聖書に書いてあることはすべて正しく、書いていないこと・矛盾することはすべて間違っている」と考える。「だから聖書(新世界訳聖書)を一緒に研究しましょう」と勧誘し、社会から孤立させることでオルグする。したがって科学には無関心であり、新共同訳聖書などは読まない。これにより、子供は教育の場から切り離されて社会との関係を断たれ、成人後も社会にとけこめず、「断絶されること」を極端に恐れることになる。
児童虐待[編集]
「子に 口づけせよ さなくば 滅びん」と謳っているが[証人 8]、子供に対して口づけどころか虐待を加えていじめてきた事実があるので[8]、ヤハウェにより滅びに定められている可能性がある[聖句 2][聖句 3]。 「エホバの証人によるムチ問題について[9]」などを参照のこと。
オーストラリア[編集]
エホバの証人の児童性的虐待はオーストラリアにて調査された際は[いつ?]加害者が1,006人いたと報告された[10][注 1][聖句 4]。
児童保護機関への報告等はされていなかった模様[11]。被害児童は1,730人になる模様[12]。
ちなみに、この件がヘイトスピーチに使われる事もあるようだが、それはアンフェアになる模様[13]。
一応、ものみの塔誌で児童虐待について取り上げられるようになったので、統治体もやっと組織内の児童虐待という根深い問題に向き合い、改善に向けて動き始めたように見える[証人 9]。
アメリカ[編集]
寄付金の多くは「幼児性的虐待の賠償金」に当てられているのではないか、という意見がある[14]。
異端問題[編集]
キリスト教における「異端」とはキリスト教の正統的な教義に反する教えを広めるものをいう[15]。三位一体説などの伝統的な教義を受け入れないことが異端の理由とされる[証人 10]。「三位一体は新約聖書の中にはない」との主張は正しい側面もある。カソリックからすれば、325年の「第1ニカイア公会議」(ニケーア公会議)、381年のコンスタンティノープル公会議で決まったことを受け入れないことは許せないと考える。
とはいえ、三位一体説を認めずニカイア公会議で異端とされたユニタリアン(ユニテリアン)は特にカルト的な行動によって問題視されることもなく、受難劇をあからさまにパクった『ピーターラビットのおはなし』を書いたベアトリクス・ポッターや『かもめのショナサン』で著名なリチャード・バックほか、多くの人物がユニテリアンであると目されている。
なお、異端第一号であるネストリウス派はインドを経て中国に伝わって景教となり、その流れを汲むのが真言宗である。「うちは腐れ景教ですから(笑)」「それが証拠に、法会では最初に十字を切ります」とのこと。高野山の奥の院には、大秦景教流行中国碑 (景教碑) レプリカ(ただし原寸大ではない)が立てられている。
佛教では「他宗を誹謗してはいけない」という戒があるが、日本の宗教界で他宗に対する排斥が強いのは創価学会とエホバの証人である。
兵役拒否について[編集]
「再び戦いのことを学ばない。」[聖句 5][聖句 6]「剣をとる者はみな、剣で滅びる。」[聖句 7]という聖書の記述を理由に、兵役を拒否する[証人 11]。徴兵制度の国々で軍隊から問題視されることがある。国家は徴兵拒否に対して、エホバの証人を投獄するのが一般的である。近年では、良心的兵役拒否が人権の一つとして認識されるようになってきたことから、社会奉仕活動への参加を義務付けることによって、兵役の義務の代わりとする事例も増えている。場合によっては投獄ではなく、「兵役」か「処刑」かのどちらかの選択を迫られることもあったが、その場合にも処刑されることを選んだという(エホバの証人とホロコースト参照)。
韓国ではエホバの証人の良心的兵役拒否者が韓国最高裁で無罪判決になったため、兵役から逃れるためにエホバの証人を志す人が増えたんだとか[16]。
ちなみに映画のハクソー・リッジによると、セブンスデー・アドベンチスト教会だと「人を殺せないだけ」らしく、衛生兵としての従軍は可能な模様。
しかしそもそも「再び戦いのことを学ばない。」というのは神が裁きが行われた後の話なので、まだ神の裁きが到来していないとされる2019年5月現在、その聖句を元に「現在戦いのことを学ばない」と解釈するのはおかしい、という意見もある[17]。聖書ではヤハウェは戦争を知らない民に戦争を教える神と描写される事もある[聖句 8]。
布教活動について[編集]
「行って、すべての国の人々を弟子とし、父と子と聖霊との名において彼らにバプテスマ(洗礼)を施し、わたしがあなた方に命令した事柄すべてを守り行なうように教えなさい。」[聖句 9]という聖句をイエス・キリストからの命令と受け止め、布教活動に熱心な事でも知られているが、子供をダシにしていると見られる事もある[18]。
子供に拒否権は無い事が多いのかもしれないが、パウロは「各自いやいやながらでも、強いられてでもなく、ただその心に決めたとおりに行ないなさい。」[聖句 10]と命令しているので、もし親が子供に布教活動への参加を強制した場合、その親は聖書に従っていない事になるため「わたしたちは、自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません。」[聖句 11]と答える以外に無いと思われる。子供にムチを与えるときは、本人に「お願いします」と言わせて、「ありがとうございました」と言わせる悪質さがある。
生駒孝彰による意見[編集]
- 元宗教倫理学会評議員であり宗教学者の生駒孝彰によると、彼らの長時間の伝道の義務と熱心さは有名であり[19]、多い人で月に140時間、少ない者で60時間を費やすという。それにより家庭や職場、学校から次第に離れ「社会に背を向けた宗教集団」としばしば非難をうけると指摘している。さらに教団は「真理外の人々と社交的な交わりをするのは危険」とし、ますます信者の社会からの隔離が強まっていると記している[20]。
またエホバの証人の多くの家庭において、離婚、別居の事態が発生している。妻がエホバの証人になったが故に夫婦の生活が破綻したとして、夫が離婚を求める訴訟が全国的に相次いでおり、その多さがマスコミでも報道されている[21]。
漫画家いしいさやの証言[編集]
- 元エホバの証人の漫画家いしいさやの証言によると、教えに反することを口にした児童へのムチ打ちが行われている。また、現在は「表向きにはしないように」となっていると証言している。つまり、「王国会館の中ではやり放題」でもある。「『何が、どうしてダメだったのか』を自分で反省させてから、『お願いします』と、自分が納得していることを示し、叩かれた後には『ありがとうございました』と言わなければならない」とされる。いしいはインタビューにて『正社員として働いてしまうと活動、奉仕の時間がとれないので、就職しない人が多かった』とも証言している[22]。
上記のような事態により、家庭の機能が破壊される事でさまざまな問題が発生するようで、回復可能な場合と回復不可能な場合がある模様[23]。しかし家庭が分裂する事はイエス・キリストが先に言われていた通りではある[聖句 12][聖句 13]。
民法第96条では、強迫による意思表示や詐欺による意思表示なのであれば取り消す事ができるとされる。
どんなに布教活動をしたところで、愛が無ければ一切無益である[聖句 14]。
禁書[編集]
エホバの証人の「背教者」として一番著名なのはレイモンド・フランズであると言われ、組織内部に数十年を過ごし、その最高幹部の一員として活躍した後に排斥(破門)された彼の内部告発の著者『良心の危機―「エホバの証人」組織中枢での葛藤』の英語原書は大反響を呼び、世界9カ国語に翻訳されたが[24]、エホバの証人においては「禁書」になっていると言われている。元エホバの証人の漫画家いしいさやは、インタビューの中で滝本竜彦の小説『NHKにようこそ!』について、エホバの証人において「この本は読んではいけないことになっていた」(禁書)と言及し、エホバの証人との訣別を決めた最大の理由として本書を挙げ「(エホバの証人は)やっぱりおかしかったんだ!とはっきり分かった。」と述べている[22]。また『カルト脱出記 エホバの証人元信者が語る25年間の記録』の著者佐藤典雅は、エホバの証人の情報統制について、ニュースレターにて「ネットはサタンの罠である」と、いかにインターネットが危険であるかを強調し「協会(エホバの証人)についてネット検索しないように」と呼び掛けている、と記している。
日本では表現の自由があるので、「ネットはサタンの罠である」というよりは「ネットにはサタンの罠もある」とするのがより事実に近い表現になると思われる。しかし「人の語るすべての事に心をとめてはならない[聖句 15]。」という聖句もまた事実かな。
対抗・反対運動[編集]
米国では、19世紀にクリスチャンの保守的なメンバーを中心として、米国の伝統的な信仰、家族、倫理を破壊するものをカルトととらえ、「反カルト運動」や「対抗カルト運動」が始まった。対抗カルト運動の原型は、エホバの証人やモルモン教などの新宗教に対する反対運動であった[25]。
日本では、2002年に名古屋市で開催された「第8回エホバの証人=ものみの塔 被害者全国集会・名古屋大会報告(主催:エホバの証人被害者全国集会実行委員会)」では、「松川町増野エホバ対策委員会」による報告がなされた。それによると、1997年、長野県松川町増野の住民の反対にも関わらずエホバの証人の「王国会館」建設が強行された。以降「松川町増野エホバ対策委員会」は「エホバ反対運動」において現地「王国会館」前での啓蒙・抗議活動から周辺地域への啓蒙活動に重点を移行した。「エホバの証人がしつこく訪問してきて困る」という苦情に対処し、かつ「エホバの証人」による社会的被害の拡大を食い止めることを目的として、1998年には「エホバの証人・訪問お断り」ステッカーを2回にわたり計1万枚を自費作成し、近隣地域への無料配布を実施するなどした。それに対して地域住民から「いいものを作ってくれた」と多くの感激の声が届き、「うちの地域にも配ってくれないか」等の依頼も増野事務局へ届いた。増野の地区全戸を上げての告発反対運動が先駆けとなり、増野の運動に力付けられた地域運動が全国各地で展開された。2002年までの報告によると、2000年よりおきている神奈川県藤野町堂地自治会を上げての反対運動は、今も継続しており、一旦エホバの証人側より「住民の反対がある限りは建設しない」という言質を得ていたが、2002年頃エホバの証人側では、これを無視する形で建設許可を得たとの事にて予断を許さない状況が続いているとしながらも、京都市右京区・千葉県船橋市・東京都多摩市落川地区・長野県駒ヶ根市、伊那市、飯島町において地元住民による「王国会館」建設反対運動が成功し、「王国会館」建設は白紙撤回された。それと比較すると、地元住民総意による反対運動を無視して強引に「王国会館」の建設を強行した「松川会衆」の反社会性、非協調性、強引さが際立つ結果となった[26][27][28]。
実際、エホバの証人の信者の中には、何かミスをしても何も悪びれる様子を見せない人も居る。理由としては、何かミスがあっても見過ごす風潮があり、ミスの原因を追求して対策を立てるという文化は無い模様[証人 12]。そうなると同じミスを何度も繰り返す結果になると危険予知できる。そういう意味ではエホバの証人の信者は危険予知について全く教育されていないと言える。
輸血拒否[編集]
輸血拒否といえばエホバの証人で有名であり、確かに血を食べてはいけないという指示は創世記のノアの時代から存在し[聖句 16]、新約聖書でも血を避けるように、という記録は残っている[聖句 17]。
しかしこれは単に「命を軽んずるべきではない」という意味だとする意見はある[29]。
- 血液分画
エホバの証人は血液の主要成分である赤血球・白血球・血小板・血漿の4つは受け入れられないとされるが、それから分離された血液分画は個々の判断に任されている[証人 13]。であれば、白血球が含まれる乳製品も受け入れられないはずである、という意見がある[30]。特に初乳には白血球が豊富に含まれており、乳児の免疫系の構築に重要なようだが[31]、受け入れられないという事になる。
- 血を食べた場合
サムエル第一14章31節からは、サウルの兵士たちが非常に疲れた際に血抜きせずに肉を食べた記録がある[聖句 18]。一見処刑されそうだが[聖句 19]、兵士たちが処刑された記録は無い。全能の神ならその時の事情は考慮されるという事なのかもしれない。
- 輸血手術に関する情報
話が長い件[編集]
エホバの証人といえば話が長い事でも知られているが、その理由は人間の教えを聖書の教えに混ぜて教えているからだと考えられる。聖書には以下のように書いてある。
しかし教会では、一万の言葉を異言で語るよりも、ほかの人たちをも教えるために、むしろ五つの言葉を知性によって語る方が願わしい。 — コリント人への第一の手紙 14章19節(口語訳)[聖句 20]
そこでイエスは言われた、「パリサイ人とサドカイ人とのパン種を、よくよく警戒せよ」。 — マタイによる福音書 16章6節(口語訳)[聖句 21]
賛美歌[編集]
聖句に基づいた賛美歌が歌われているようだが、実態は歌詞に合わせて適当な聖句を選んで添えているだけのように見える事もある。
例えば103番「牧者という贈り物」の中では「親切な牧者は常に語る」という歌詞があるが、そのような言い回しは出典とされている聖句の中には見当たらなかった[証人 14]。これでは賛美歌も信者の洗脳に使う道具でしかないと思われてしまう。「親切な牧者は常に騙る」とでも言いたいんでしょうか。[Joke]『彼が偽りを言うとき、いつも自分の本音をはいているのである。』[聖句 22]という聖句通りと言えば聖句通り。
関連用語など[編集]
以下は主にエホバの証人というドメイン内部での用語になる。
- エホバとは何? → ヤハウェの事。
- JWって何の略? → 英語でのエホバの証人、Jehovah's Witnesses の頭文字を取った略称。
- 二世って何の事? → 親がエホバの証人の子供。生まれた頃からエホバの証人の環境で育った人を指す。
- 不定期って何? → 1ヶ月の奉仕時間が0になった場合。
- 不活発って何? → 3ヶ月以上奉仕時間が0になった場合。
- 排斥って何? → コリント第一5章11節から13節にある、内部の人間を裁く処置。一緒に食事をする事も禁止される[聖句 23]。戻ってくる事も一応可能とされている[証人 15]。
- 献身って何? → エホバ、つまりヤハウェに身を捧げると決め、そう祈りでヤハウェに誓約する事。エホバの証人という組織に献身する訳ではない[証人 16]。
- バプテスマって何? → 献身した事を公にする儀式。
- 開拓者って何? → 奉仕に多くの時間を当てる人。程度により補助開拓者、正規開拓者、特別開拓者などがある[証人 17]。「開拓者」という名前や要求時間はどの聖句に基づいているのか不明。
- 断絶って何? → エホバの証人を辞める事[証人 18]。排斥者と同等の扱いを受ける事もある模様[34]。
用語変更など[編集]
変更前 → 変更後
- 注解 → コメント
- 奉仕の僕 → 援助奉仕者
考察[編集]
- エホバの証人の児童虐待は現在は落ち着いているようだが、過去に行った児童虐待により、いわばヤハウェに対して多額の負債を負っている状況と考えられる。
- ヤハウェは全てのものを所有しておられ、哀れみ深い事でも知られている。マタイ18章23節からのたとえ話にあるように、多額の負債を免じてやる事も可能という事は考えられる[聖句 24]。
- エホバの証人は一世紀当時のパリサイ人と同等と考えると、「彼らがあなたがたに言うことは、みな守って実行しなさい。しかし、彼らのすることには、ならうな。彼らは言うだけで、実行しないから。」[聖句 25]となる。
- エホバの証人はエホバの証人ではない外部の人と断絶され、情報操作により洗脳される、という意見がある[35]。これはほぼ事実で引用される聖句には新世界訳のイザヤ41章10節の「周りを見回すな」がある[聖句 26]。しかし他の日本語訳の聖書ではそうは書かれていないのである。口語訳では「驚いてはならない」[聖句 27]、文語訳では「驚くなかれ」[聖句 28]。つまりこれはマインド・コントロールによる「囲い込み」に相当すると思われる[36]。つまり、新世界訳のローマ人への手紙の12章2節のパウロの言葉を借りれば「ものみの塔協会に合わせて形作られるのをやめなさい。」という事になる。聖書に合わせて形作られる必要がある。
- 統治体は意図的に聖書の教えに反して戦い方を学ばないようにと信者たちを洗脳し、信者たちを骨抜きにしているとも考えられる。その動機は、信者たちが統治体の考えや教えに抵抗できないようにするため、と考えられる。
- こういうのは「性的な言葉による心理的虐待」に相当し、幼い子供に聴かせるのは児童性的虐待に相当する気がする。
その他の情報[編集]
- イザヤ書30章21節にあるような声が聞こえるという事は現代は無いとしている模様。根拠となる聖句としてコリント第一13章8節内の「異言は廃される」が引き合いに出された。筋違いな話にしか聞こえなかった。
- エホバの証人同士でも場合によっては「悪い交わりは、良いならわしをそこなう」[聖句 29]という事で、交友を制限する事もあるんだとか。しかしそれだと「神ひとりのほかによい者はいない。」[聖句 30]というイエスの言葉に従えば、「神以外とは交わらない」という結論に至る気がする。
- 「毒麦のたとえ」にあるように、どんなに優れた組織でも人間である以上はサタンの影響からは逃れられないと考えると、他の人間の組織でも同様の事象が発生する可能性は十分考えられる。または「人が人を支配してこれに害を及ぼした」[聖句 31]という聖句通りとも考えられる。
エホバの証人とアメブロ[編集]
アメブロにはエホバの証人を離れた人のブログが多く、エホバの証人の頃の経験談や考え等を読む事ができる。離れるきっかけは幾つかパターンがあるが、以下のような点で「人に躓いている」パターンが散見される。
- 長老の指導の仕方
- 家の人に対する奉仕者の態度
「人に躓いている」事だけが離れた動機という訳ではなく、離れたい理由は以前から幾つかあったが、決定打がそれになったというだけな様子に見える。
COVID-19の影響で奉仕ができなくなって時間ができたのか、現役の人がなんか凄い事暴露されてたりする事もあり、普通に集会より面白くね?ってなる。
脚注[編集]
- 注釈
- ↑ 恐らく1950年から2015年?までの合計になる模様。“ものみの塔による児童性虐待隠ぺいに関するCNNニュースの日本語訳書き起こし”. 川島真彩の幸せの部屋 (2015年11月20日). 2019年4月21日確認。
- 出典
- ↑ 「エホバ」「ムチ」で検索されたい。
- ↑ Charles Taze Russell BiographyThe Famous People
- ↑ 歴史 第二部 ラザフォードによる組織の拡大
- ↑ “言語・文化の違いによるクリスチャニティーの違い(1a)”. 「荒野に呼はる者の声す、 『主の道を備へ、 その道すぢを直くせよ』 」 、エホバ神とイエスと自分自身から成る信仰の確立。 (2010年8月5日). 2019年6月2日確認。
- ↑ “「WT出版物(英語原文)の質的低下とその日本語訳の更なる質的劣化の問題」”. 「荒野に呼はる者の声す、 『主の道を備へ、 その道すぢを直くせよ』 」 、エホバ神とイエスと自分自身から成る信仰の確立。 (2010年12月11日). 2019年6月2日確認。
- ↑ “うそつき怪物 統治体”. エホバの証人の個人研究ノート(終わり) (2013年4月15日). 2019年5月11日確認。
- ↑ a b c “ものみの塔の株主(出資者)が語る、組織の真実”. Amebaブログ (2019年10月6日). 2019年10月6日確認。
- ↑ “エホバの証人 乱れた道徳観に、増加する児童虐待”. ビジネスジャーナル (2013年10月7日). 2019年1月5日確認。
- ↑ エホバの証人によるムチ問題について https://jw-issue-support.jp/whip/whip-problem/
- ↑ “児童性的虐待:オーストラリア連合教会、過去40年で賠償金約20億円”. クリスチャントゥデイ (2017年3月21日). 2019年1月10日確認。
- ↑ “エホバの証人 - オーストラリア政府公聴会で答える長老”. jwstudy (2015年8月1日). 2019年4月30日確認。
- ↑ “オーストラリア政府の調査によって明らかになった実態”. エホバの証人研究 (2015年8月7日). 2019年5月2日確認。
- ↑ “「エホバの証人による小児性的虐待事件(CSA)発生率は極めて低い」(補足)”. 「荒野に呼はる者の声す、 『主の道を備へ、 その道すぢを直くせよ』 」 、エホバ神とイエスと自分自身から成る信仰の確立。 (2016年1月2日). 2019年6月2日確認。
- ↑ “「児童性的虐待」裁判判決で「ものみの塔協会」の有罪が立証(賠償金22億円)”. ヨベルの角笛 (2012年). 2019年5月26日確認。
- ↑ キリスト教の「異端」とは荻窪栄光教会
- ↑ “韓国でエホバが急に大人気で加入問い合わせが殺到 その理由は……”. ニコニコニュース (2018年11月7日). 2019年1月10日確認。
- ↑ “ノート:エホバの証人#社会的側面の兵役拒否の箇所について”. ウィキペディア (2018年5月19日). 2019年5月5日確認。
- ↑ “エホバの証人はなぜ子どもを連れて布教活動をするのかの考察”. だめめんと (2017年12月1日). 2019年2月3日確認。
- ↑ 幸福の科学出家騒動は清水富美加個人の責任なのか? カルト宗教信者の子どもたちが抱える問題 - リテラ-エホバの証人も含めた新興宗教の信者を親にもつ子どもたちについて書かれている。
- ↑ 生駒孝彰『世界の宗教101物語』新書館1997年
- ↑ 毎日新聞,1994年6月7日夕刊.
- ↑ a b 「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」元信者が告白-いしいさやインタビュー
- ↑ “『反JWプレコックス感』野郎④”. JW.com (2005年1月20日). 2019年4月21日確認。
- ↑ 『良心の危機 -「エホバの証人」組織中枢での葛藤-』 - せせらぎ出版
- ↑ カルト岩井洋(関西国際大学教授)『知恵蔵』(株)朝日新聞出版発行.
- ↑ 長野県松川町増野の「エホバ反対運動」-エホバの証人情報センター保管庫
- ↑ カルト拠点施設「王国会館」の建設阻止に向けて 長野県松川町増野自治会の声明 2002年11月2日-「エホバの証人問題を考える会」公式ホームページ
- ↑ ものみの塔 被害報告の現状と課題 中澤啓介牧師(大野キリスト教会-「エホバの証人問題を考える会」公式ホームページ
- ↑ “100 「輸血拒否」という教理と聖書が本当に述べていることの比較論考 パート1”. ヨベルの角笛. 2019年4月21日確認。
- ↑ “99 全てのエホバの証人は、実際には「血を食べている」という衝撃の事実”. ヨベルの角笛. 2019年4月29日確認。
- ↑ “初乳はなぜ大切なのでしょうか?”. Medela. 2019年4月30日確認。
- ↑ “エホバの証人輸血拒否事件”. ウィキペディア (2019年1月1日). 2019年5月1日確認。
- ↑ “「エホバの証人が過激主義者とされる理由:輸血拒否のエホバの証人手術死亡率は、一般患者輸血手術死亡率の1200倍~3万倍も高い」”. 「荒野に呼はる者の声す、 『主の道を備へ、 その道すぢを直くせよ』 」 、エホバ神とイエスと自分自身から成る信仰の確立。 (2017年5月27日). 2019年6月2日確認。
- ↑ “エホバの証人問題を整理する-3”. JW.com (2006年2月16日). 2019年5月6日確認。
- ↑ “エホバの証人洗脳を解く方法を教えて頂きたいです。”. Yahoo!知恵袋 (2018年1月4日). 2019年2月3日確認。
- ↑ “4.高齢者のマインドコントロール”. 老親の「囲い込み」ー高齢化社会の無法地帯. 2019年2月3日確認。
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- 聖句
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- ↑ “詩篇(文語訳)2章12節”. ウィキソース (2012年7月13日). 2019年1月5日確認。
- ↑ これはパウロが述べていた通りか。“使徒行伝(口語訳)20章29節”. ウィキソース (2015年4月25日). 2019年4月21日確認。
- ↑ “ミカ書(口語訳)4章3節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年2月4日確認。
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- ↑ “マタイによる福音書(口語訳)26章52節”. ウィキソース (2018年5月29日). 2019年2月4日確認。
- ↑ “士師記(口語訳)3章1節から2節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年5月5日確認。
- ↑ 新世界訳(1985年版)のマタイ28章19節から20節
- ↑ 新世界訳(1985年版)のコリント第二9章7節
- ↑ 新世界訳(1985年版)の使徒5章29節
- ↑ “マタイによる福音書(口語訳)10章34節から37節”. ウィキソース (2018年5月29日). 2019年4月21日確認。
- ↑ 『分裂を生じさせるために来たのです。』マタイ10章35節(2019年版新世界訳)
- ↑ コリント人への第一の手紙(口語訳)第13章
- ↑ “伝道の書(口語訳)7章21節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年5月6日確認。
- ↑ “創世記(口語訳)9章1節から6節”. ウィキソース (2018年7月28日). 2019年4月21日確認。
- ↑ “使徒行伝(口語訳)15章28節から29節”. ウィキソース (2015年4月25日). 2019年4月21日確認。
- ↑ “サムエル記上(口語訳)14章31節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年5月1日確認。
- ↑ “レビ記(口語訳)17章10節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年5月1日確認。
- ↑ “コリント人への第一の手紙(口語訳)14章19節”. ウィキソース (2019年3月7日). 2019年4月30日確認。
- ↑ “マタイによる福音書(口語訳)16章6節”. ウィキソース (2019年4月29日). 2019年4月30日確認。
- ↑ “ヨハネによる福音書(口語訳)8章44節”. ウィキソース (2019年7月8日). 2019年7月15日確認。
- ↑ “コリント人への第一の手紙(口語訳)5章11節”. ウィキソース (2019年3月7日). 2019年5月2日確認。
- ↑ “マタイによる福音書(口語訳)18章23節から35節”. ウィキソース (2018年5月29日). 2019年1月5日確認。
- ↑ “マタイによる福音書(口語訳)23章3節”. ウィキソース (2018年5月29日). 2019年1月12日確認。
- ↑ 1985年版の新世界訳。2019年版の新世界訳だと「心配してはいけない」になっている。
- ↑ “イザヤ書(口語訳)41章10節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年2月3日確認。
- ↑ “イザヤ書(文語訳)41章10節”. ウィキソース (2012年11月15日). 2019年2月3日確認。
- ↑ “コリント人への第一の手紙(口語訳)15章33節”. ウィキソース (2019年3月7日). 2019年4月7日確認。
- ↑ “ルカによる福音書(口語訳)18章19節”. ウィキソース (2018年11月1日). 2019年4月7日確認。
- ↑ 伝道の書8章9節(新世界訳 1985年版)
- ↑ “申命記(口語訳)6章6節から9節”. ウィキソース (2018年7月13日). 2019年4月7日確認。
- エホバの証人の公式サイト
- ↑ “エホバの証人はクリスチャンですか”. エホバの証人. 2019年1月5日確認。
- ↑ “2018年 国や地域からの報告”. エホバの証人. 2019年1月5日確認。
- ↑ “日々の聖句 2019年1月5日”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年1月5日確認。
- ↑ 8節や10節や12節や14節。“真理を買え。それを売ってはならない”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年1月5日確認。
- ↑ “エホバの証人の統治体とは何ですか”. エホバの証人. 2019年4月30日確認。
- ↑ 10節部分。“忠実で思慮深い奴隷はいったいだれでしょうか”. エホバの証人. 2019年4月30日確認。
- ↑ “『高貴な者に信頼を置いてはならない』”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年5月11日確認。
- ↑ “168番の歌 地の新しい王を認める”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年1月5日確認。
- ↑ “愛と公正 邪悪な世において(シリーズの第3部)”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年7月14日確認。
- ↑ 神は三位一体ですか
- ↑ “エホバの証人が戦争に行かないのはなぜですか”. エホバの証人. 2017年9月20日確認。
- ↑ “2019-08 1回目の再訪問:格 19:11”. エホバの証人. 2019年8月23日確認。
- ↑ “血液分画と外科的処置”. エホバの証人. 2019年4月29日確認。
- ↑ “103番 牧者という贈り物”. ものみの塔 オンライン・ライブラリー. 2019年7月15日確認。
- ↑ “エホバの証人ではなくなった人を避けますか”. エホバの証人. 2019年5月2日確認。
- ↑ “エホバに献身するのはなぜですか”. エホバの証人. 2019年5月2日確認。
- ↑ “開拓者とはどんな人ですか”. エホバの証人. 2019年5月2日確認。
- ↑ “エホバの証人を辞めることはできますか”. エホバの証人. 2019年5月6日確認。
- ↑ “エホバに従いましょう なぜ,どのように?#16節”. エホバの証人. 2019年11月17日確認。
関連項目[編集]
- 七つの時
- 終わりの時
- 1Q84 - 村上春樹の小説。エホバをモデルとした狂信的な宗教団体の信者の両親の間に生まれた主人公の苦痛に満ちた子供時代が描かれていることでも知られている。
- 新世界訳聖書 - エホバの証人の聖書
- 神戸高専剣道実技拒否事件 - エホバの証人信者の高専生が、剣道の履修を拒否して原級留置を受けたことを不服とした裁判。
- エホ症
- 統一教会
外部リンク[編集]
- 聖書を暗記した元エホバの証人のブログ - かなりエホバの証人に詳しい。
- 中国:追い詰められ、国外追放されたエホバの証人 - Bitter Winter(日本語)
- 新世界訳 ― エホバの証人の聖書 - 新世界訳聖書に詳しい。
- エホバの証人への福音 - 元エホバの証人がエホバの証人を支援している模様。
- エホバの証人研究 - エホバの証人について研究しているサイト。
アメブロ[編集]
- JW.orgものみの塔オンライン・ライブラリー JW.orgを日々活用する ニュースに目ざとくある - 英語圏の情報を拾っている日本語ブログ
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現在の状況が分かる現役者のブログは少なめな模様。