軍隊

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軍隊(ぐんたい、英:Army)とは、国家と国民を外国勢力から守るために軍人によって組織される行政機関である。

概要[編集]

国を守るため実力行使を行う、組織化された戦闘部隊である。歴史は古く、古代では村を守る戦闘員は男性だった。古代国家では自由民による徴兵制度が整備され、司令官は貴族が受け持った。中世に移行すると職業軍人が登場し、戦闘員と非戦闘員の区別が付けられるようになった。近世から近代に移行すると国民国家が成立し、再び徴兵制度が確立した。司令官は軍学校で育成されるようになった。

現代の軍隊は高度に技術が発展しており、女性の進出が大きい。

第一次世界大戦後に陸軍海軍から空軍が独立するようになった。最高司令官国家元首かその側近である。

新しい部隊としては人民解放軍のサイバー部隊が代表的で、次は宇宙戦争に備えて宇宙に進出する構想がある。

歴史[編集]

国家の登場により、他国や蛮族から国家を守るために軍隊が誕生した。ほとんどの国家が徴兵制を採用したが、古代ギリシャポリスは自由民からなる軍隊であった。

日本の軍隊[編集]

律令制度では徴兵制を採用し、指揮官は貴族が受け持った。平安時代後期にはこの制度が崩れて武士による軍隊が登場した。太平洋戦争後、日本の軍備は連合国によって、一部水上艦艇を残して解体(緑十字飛行日本海軍掃海艇部隊及びわかばを除く)されたために不在であったが、明治期の創設以来英国海軍をモデルにしていたとされる日本海軍幹部は、第二復員省もしくは厚生省などに移行、現在も海上自衛隊として継続する組織として存続する事に成功し、1950年朝鮮戦争を機に警察予備隊(陸上自衛隊前身組織)の創設、海上保安庁内部に海上警備隊(海上自衛隊前身組織)が創設され、一時的な保安隊を経て専守防衛を旨とする自衛隊が発足した。実際には海上公安局案などもあったがここにおいて日本国サンフランシスコ講和条約発効時点での再軍備が実現し、その後は国際協力活動(PKO等)を本来任務とする国際社会の一員となり、その後東西冷戦における西側諸国として活動した。冷戦期の日本国では再建された陸海軍(陸自及び海自)組織と共に、太平洋戦争終結まで存在していなかった独立した空軍組織(航空自衛隊)が創設され、1946年に設置された旧高等商船学校出身者による準軍事組織である海上保安庁沿岸警備隊)が国境警備に専任し、これから独立した海上自衛隊といった、四種の組織が存在する陸海空自衛隊及び(海上保安庁)で構成され、複合的な国防体制となった。

関連項目[編集]

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