都留文科大学
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都留文科大学(つるぶんかだいがく)とは、山梨県都留市にある公立大学である。通称は「都留大(つるだい)」「都留文(つるぶん)」、「文大(ぶんだい)」。教員養成に定評がある。
概要[編集]
前期・後期日程の国公立大と併願可能な独自日程(いわゆるC日程)入試を行なっており、全国各地から都留文科大学をめざす受験生のため、主要17都市に試験会場を設けている。地元からの受験生は10%で、教職に強い全国区大学と言われる[1]。2016年までの学部卒業生30,102名のうち、約40%が日本全国で教職に就いている。地域に密着した大学であるとともに、グローバル化にも力を入れ、海外語学研修、交換留学を行っている。
沿革[編集]
- 1953年4月1日、山梨県立臨時教員養成所(一年制、定員50名)として「山梨県南都留郡谷村町上谷264番地」に設立された。
- 1955年4月1日、都留市立都留短期大学(初等教育科:50名、商経科:50名)創立される。
- 1960年4月1日、都留市立都留文科大学(4年制)となり、文学部が設けられた。初等教育学科:50名、国文学科:30名。
- 1963年4月1日、学科の定員を増やす。初等教育学科:100名、英文学科:30名。
- 1966年8月31日、校舎を「山梨県都留市上谷1666番地」に移転。
- 1976年4月1日、新住所表示により大学所在地は「都留市田原3丁目8番1号」となる。
- 1987年4月1日、約四半世紀ぶりに社会科学系の社会学科が設けられる。
- 1988年4月1日、図書館司書・博物館学芸員・社会教育主事の資格取得コース開設。
- 1991年4月1日、文学専攻科 開設。教育学専攻:10名、国文学専攻:5名、英文学専攻:5名。
- 1993年8月9日、アメリカ・アイオワ州アイオワ・セントラル・コミュニティカレッジと教育交流に関する協定締結(現在は協定が終了)
- 1995年4月1日、大学院文学研究科修士課程開設、日本語教員養成課程開設。
- 1995年12月15日、中国・湖南師範大学との留学協定締結。
- 1996年9月1日 中国・湖南師範大学留学協定に基づき交換留学開始。
- 1998年10月14日、アメリカ・カリフォルニア大学と学術交流協定締結。
- 1999年2月1日、アメリカ・カリフォルニア大学交換留学受入れ開始。
- 2003年11月28日、都留文科大学新附属図書館 完成。
- 2007年2月1日、カナダ・リジャイナ大学との間における交流に関する覚書(交換留学協定締結)。
- 2008年3月24日、アメリカ・セント・ノーバート大学での語学研修プログラム開始。
- 2009年4月1日、公立大学法人都留文科大学設置[2]。
- 2011年4月13日、アメリカ・カリフォルニア大学と学術交流協定を更新。
- 2011年9月28日、アメリカ・ウィスコンシン州セント・ノーバート大学と交換留学協定締結。
- 2012年1月11日、アメリカ・ニュージャージー州[[ラトガーズ大学」」と交換留学学術協定合意書締結。
- 2012年10月1日、韓国・韓国外国語大学校と交換留学協定締結 。
- 2013年2月18日、学校法人昭和大学との包括相互連携に関する協定締結。
- 2016年3月24日、国際交流会館が完成。
- 2016年10月26日、IB Universityに認定。
- 2017年、国際教育学科を新設。国際的に通用する大学入学資格を与える「国際バカロレア機構」(本部ジュネーブ)の教育プログラムのもと、英語を基本にした授業でグローバルな人材育成をめざしている[3]。
- 2018年4月1日、社会学科を地域社会学科に改組。
- 2018年8月17日、和文カナロゴを作成した[3]。略称「ツルブン」の大小のステッカーも作成。
受賞[編集]
- 2018年11月24日、第71回全日本合唱コンクール全国大会で日本放送協会賞・10年連続金賞を受賞した[4]。
履修もれ[編集]
都留文科大文学部の教員養成課程において、教員免許取得に必要な科目の一部に約10年間、履修漏れがあったことが、2016年12月28日、報道された[5]。 約500人の卒業生が補講対象になった。補講対象の科目は日本史学1.2、西洋史学1.2、東洋史学1.2、地理学1.2、自然地理学1.2、日本地誌、世界地誌の12科目であった[6]。
概要[編集]
- 名称:都留文科大学[7]
- 所在地:山梨県都留市田原3-8-1
- 理事長:横内正明[8]
- 学長:福田誠二(副理事長)
- 組織
- 文学部
- 初等教育学科(2018年度募集停止)
- 国文学科
- 英文学科
- 社会学科(2018年度募集停止)
- 比較文化学科
- 国際教育学科(2018年度新設)
- 教養学部
- 学校教育学科(2018年度新設)
- 地域社会学科(2018年度新設)
- 文学専攻科(修業期間:1年)
- 教育学専攻
- 大学院文学研究科(修士課程)
- 国文学専攻
- 社会学地域社会研究専攻
- 英語英米文学専攻
- 比較文化専攻
- 臨床教育実践学専攻
- 教育研究施設
- 教職支援センター
- 地域交流研究センター
- 国際交流センター
- 語学教育センター
- 共通教育センター
- COC推進機構
- 文学部
出身学生数(2019年)[編集]
附属校[編集]
都留文科大学附属小学校がある[9]。大学附属校だが、所定学区の生徒が洩れなく通学できる。
明治7年3月三吉小学校として創立されたが、昭和39年4月1日に都留文科大学附属小学校となった。
教職員[編集]
詳細は「カテゴリ:都留文科大学の教員」を参照
出身者[編集]
詳細は「カテゴリ:都留文科大学出身の人物」を参照
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 高めよ 深めよ 大学広報力
- ↑ 都留文科大学の法人化
- ↑ a b 「ツルブン」で世界に情報発信
- ↑ 関西学院グリーとソレイユが最高賞朝日新聞、2018年11月24日
- ↑ 教職課程で10年間履修漏れ 山梨の都留文科大、卒業生に補講 日本経済新聞、2016年12月28日
- ↑ 都留文科大の履修漏れ、卒業生500人が補講対象産経新聞,2017年1月17日
- ↑ 都留文科大学
- ↑ 理事長に横内前知事を内定毎日新聞 地方版、2016年1月21日
- ↑ 都留文科大学附属小学校