賢島駅の歴史

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本項 賢島駅の歴史では、三重県志摩市に存在する近畿日本鉄道近鉄志摩線鉄道駅 (旅客駅)である賢島駅の歴史について述べる。

概要[編集]

志摩半島英虞湾にある、志摩半島とわずか10m隔てた賢島という離島にある地上駅鉄道駅である。近鉄志摩線の終点である。

沿革[編集]

運行状況[編集]

狭軌時代の賢島駅[編集]

昭和43年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正時点では、鳥羽駅との間の営業キロは25.1km、所要時間は55分、運転本数33往復と上り1本志摩磯部駅止まり。運賃は130円だった。周遊券周遊指定地「伊勢志摩1」の指定地接続駅だった。下記からわかる通り、日中は30 - 35分に1本確保されており、2022年現在の日中毎時1本より利便性が良かったことがうかがえる。

1968年(昭和43年)時点での鳥羽駅経由での国鉄への旅客列車の直通運転は、車両限界と電化設備の有無の関係で存在しなかった(貨物列車については貨車の受け渡しはあった)。当駅から大津・京都・大阪方面に向かう際は、草津線経由で2往復のみ存在した京都との急行「志摩」が鳥羽駅から出ていたが、鳥羽駅で参宮線に乗り換えたあとに伊勢市駅もしくは松阪駅にて近鉄特急に乗り換えるほうが便利であった。他、東京との夜行急行「紀伊」[注 1]があった。

当時の時刻表[編集]

昭和43年10月1日日本国有鉄道ダイヤ改正賢島駅上り列車発車時刻
発車時刻 発車時刻
0525 1344
0551 1409
0620 1444
0649 1506
0718 1540
0748 1607
0816 1639
0846 1704
0910 1737
0946 1807
1011 1838
1046 1907
1114 1936
1145 2005
1213 2034
1245 2108
1312 2142★

標準軌化後[編集]

1978年10月時点では、近鉄の甲特急が多数運行していた。毎時0分に大阪行、20分に京都行、40分に名古屋行が発車していた(ただし大阪行、名古屋行は一部2時間間隔の時間帯あり)。大阪行と名古屋行は甲特急で、宇治山田から鶴橋または名古屋までノンストップであった。一方で京都行は、松阪にも停車していた。

駅周辺[編集]

駅開設からほどなくしてホテル、旅館といった宿泊施設、飲食店が建てられた。周遊指定地になると整備が進んだ。

バス停留所[編集]

航路乗り場[編集]

隣の駅[編集]

[編集]

  1. 改正前まで急行「伊勢」。1972年(昭和47年)に参宮線直通を廃止し、多気での参宮線内普通列車接続に変更。

参考文献[編集]