管理教育
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管理教育(かんりきょういく)とは、「教育の形態である」とされるが「教える」「育てる」という概念が欠如しているため、「教育」でもなければ「矯正」でもない。いわゆる紅衛兵やクメール・ルージュ、ヒトラー・ユーゲントの同類である。
ここでは2.について記述する。
概要[編集]
教職者が定めた枠に児童・生徒が当てはまるよう徹底して生活を管理する教育方針。生活を徹底管理するという観点から、自由な時間を奪うような取り組みが多い。
俗に「荒れた学校」と云われる教育困難校に近い状態の学校は強力な管理教育を行うことで何とか治安を維持することもあるが、それですら限界を迎えて余計に荒れる事や、義務教育の小中学校においては「管理教育を行なっている学校に子供を通わせたくない」と保護者から忌避されて私立校や国立校へ通わせ、管理教育実施校の入学者数が減少する事例が多く見受けられた。
なお、ゆきすぎた管理教育[1]に伴う取り組みで死亡事故も起きており、近年特に酷い管理教育は下火となっているようである。
多くの管理教育実施校では校則を厳しく設けているが、中にはあえて明文化した校則を設けずに管理教育を徹底している学校もあるらしい。
管理教育実施校でよく行われている事象[編集]
- 不可抗力が原因の遅刻であっても授業を受けさせないなど学習権を侵害する罰を与える。
- 所定の時刻になったら生徒が通過中であっても校門の門扉を閉鎖し、間に合わなかった生徒に罰を与える。(死亡事故が起きている。)
- 朝課外・夕課外などの課外学習や、夏休み・冬休み期間中の補習会への参加を成績の優劣に関わらず強制。(出席日数に影響しない課外のはずなのに事実上の授業として機能)
- 部活動、特に運動部への加入・参加を強制。所属するだけで活動に参加しない幽霊部員を認めない。
- 大量かつ不適切な内容の宿題を課し、児童・生徒の自由時間を奪う。
- 体罰の行使。
- 連帯責任的な指導の濫用。
- 法律でも認められている運転免許証の取得を校則で禁止し、原付・自動車の運転すらも禁じる。取得・運転が発覚したら免許証を学校が没収したり、停学などの罰を与える。
- 集団で取り組む行事(例:強歩大会・マラソン大会・合唱コンクール)への参加強制と競争原理の促進。
- 定期考査の順位を廊下などに掲示し、学習面でも競争原理を促進。
- 給食における時間内での完食強要など行き過ぎた給食ハラスメントなどの給食指導。
ブラック校則[編集]
- 校則で休日や放課後であっても制服の着用を義務付け、違反していることが発覚した場合に罰を与える。
- 男子生徒は全員丸刈り、女子生徒はおかっぱ頭にすることを強制する校則の策定。
- 放課後・休日の生活を校則で制限し、子供が校則に反した過ごし方をしていないか教員が地域を巡回して監視。
- 保護者が同伴せずに校区外へ外出する事を禁止。人によっては、自宅の向かいの家や公園にすら行けない。
管理教育を取り上げた書籍[編集]
注[編集]
- ↑ つーか管理教育そのものがゆきすぎているんだが。