強歩大会

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強歩大会(きょうほたいかい)とは、一部の学校で行われている長距離歩行である。強行遠足とも呼ぶ。制的にかされる大会だから強歩大会というわけではない。

概要[編集]

学校行事の一つだが、学習指導要領に強歩大会は含まれておらず、旅行・集団宿泊的行事或いは健康安全・体育的行事の一つの解釈として実行されている。部活動同様正規の授業課程の外にある課外活動のため、行事参加の出欠は在校生の任意・自由意志によるとされるが管理教育が旺盛だった頃の名残で在校生全員参加、参加しなかったら欠席或いは体育の単位に影響する学校も無いわけではない。

概ね中学校以上の校種で行われており、距離は中学校では10数km程度、高等学校では20kmを超える場合もあり、学校によってはフルマラソンよりも長い距離(50km~100km)をコースに設定していることがある。交通整理の関係で途中に設定されたチェックポイントを規程の時刻までに通過できないとそこから先へ進むことは出来ず、棄権扱いとなる。交通整理やチェックポイントでの見守りや軽食の用意など、教員だけでは人手が足りず、PTAの保護者にも声をかけて協力を取り付けることも多い。

実施目的は長距離を歩き抜くことで体力・精神力を養うことが多い他、災害等で交通機関が途絶した時の帰宅訓練も兼ねているとされる。

中学・高校以外でも強歩大会を行っているところがあり、有名なところでは三浦半島を一周する100kmを歩く100キロ行軍を行っている松下政経塾、山梨県大月市から東京都大田区の第三管区海上保安本部羽田特殊救難基地までのおよそ100kmを歩く海上保安庁羽田特殊救難基地訓練生の訓練最終過程などがある。