石和町
国 | 日本 |
地方 | 甲信越地方 |
所属 | 山梨県東八代郡 |
人口 | 2万7380 人 |
面積 | 14.92 km2 |
人口密度 | 192 人/km2 |
備考 | 昭和31年(1956年)に石和町が誕生。平成16年(2004年)10月12日に笛吹市に新規編入されて消滅 |
石和町(いさわちょう)とは、山梨県東八代郡にかつて存在した町である。平成大合併で自治体として消滅し、現在は笛吹市の地名として「石和町」が残っている。
概要[編集]
この町は甲府盆地の東、笛吹川の西岸に位置する町であった。町名の石和は平安時代の石禾郷(いさわのごう)に由来するといわれている。もともと、甲斐の守護として君臨した甲斐武田氏は永正17年(1519年)に武田信虎が本拠地を甲府に移すまでここを本拠にしていた。そのため、武田家関係の寺社や建築関係が非常に多い。江戸時代には石和代官所も設置され、宿場町として繁栄した。
明治時代末期の明治40年(1907年)に大水害が起こり、それにより石和町の中心部は流失埋没して砂礫地となる。しかし整理が行なわれて復興した。温泉も古くから湧出していたが、昭和36年(1961年)1月にブドウ畑の中から60度の高温の湯が多量に湧出するという突発的事件が起きたのを契機として、この町は果樹と温泉の町として有名になった。
昭和31年(1956年)9月、旧石和町と英村・岡部村の1町2村が合体し、昭和32年(1957年)に甲府市との一部境界を変更し、昭和34年(1959年)4月に富士見村を編入した。
この町は前述のように温泉による観光業と、ブドウや桃、柿、林檎などの果樹のほか、豊富な地下水や温泉を利用した錦鯉の生産が主要産業となっている。観光の見どころとしては甲斐武田氏ゆかりの古社寺をはじめ、甲府盆地湖水伝説の残る佐久神社、歴史民俗資料館などがある。
平成16年(2004年)10月12日、御坂町・一宮町・八代町・境川村・東山梨郡春日居町と合併して笛吹市が発足したことにより、自治体としての石和町は廃止された。
交通[編集]
- 鉄道
石和町の見どころ[編集]
石和町の特産品[編集]
石和町の年中行事[編集]
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)度3月31日の住民台帳によると石和町の人口は2万3894人、平成16年(2004年)10月1日の人口は2万7380人である。