御坂町
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御坂町(みさかちょう)とは、山梨県東八代郡にかつて存在した町である。平成16年(2004年)10月12日に石和町・一宮町・八代町・境川村・東山梨郡春日居町と合併して笛吹市が発足したことにより、自治体としては廃止。現在は笛吹市の地名として「御坂町」が残っている。
概要[編集]
この町は甲府盆地の南東に位置する町で、御坂山地に源を発して笛吹川に合流する金川の渓谷と扇状地上に町域が開けている。町域の大部分は山地であり、北端の平野部では葡萄・桃などの果樹栽培を中心に行なわれている。
鎌倉時代にこの地には黒駒の牧が置かれ、名馬として名高い「甲斐の黒駒」の産地として知られた。また、幕末の侠客である黒駒の勝蔵の出生地でもあり、町内には勝蔵の碑も建立されている。
昭和30年(1955年)4月、錦生村・黒駒村の2村が合併して発足する。昭和32年(1957年)に旧英村の一部を編入する。昭和33年(1958年)に花鳥村の一部を編入した。
町内には国道137号線が走っており、この国道沿いには葡萄園が立ち並んでいて、葡萄狩りや桃狩りが楽しめ、薔薇の栽培も行なわれている。町の見所としては木造他阿真教上人坐像を蔵する称願寺や福光園寺、美和神社などの古社・古刹が多くある。
平成16年(2004年)10月12日に石和町・一宮町・八代町・境川村・東山梨郡春日居町と合併して笛吹市が発足したことにより、自治体としての御坂町は廃止された。