八代町 (山梨県)
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八代町(やつしろちょう)は、山梨県東八代郡にあった町である。平成16年(2004年)10月12日、石和町・一宮町・御坂町・境川村・東山梨郡春日居町と合併して笛吹市が発足したことにより自治体としては消滅。現在は笛吹市の地名として「八代町」が残っている。
概要[編集]
昭和31年(1956年)5月に八代村・御所村の2村が合体して町制を施行して八代町が誕生する。昭和33年(1958年)8月、花鳥村の一部を編入した。
この町は甲府盆地の南東に位置して東西に長く、浅川の扇状地上に広がる町である。甲府市の南東に接しており、葡萄や桃などの果樹栽培、菊・モロコシ・茄子などの栽培が盛んに行なわれている。町内の中心部にある郷土館の庭には、明治時代の文人である長塚節が八代町で詠んだとされる歌・「甲斐人の石臼たてて粉に砕く蜀黍(もろこしきび)かこの見ゆる山は」の碑があり、町内にはこの他にも多彩な歌碑が多く見られる。また町内に伝えられている岡の式三番叟は、毎年小正月の行事として行なわれる郷土芸能で、山梨県指定の無形民俗文化財として指定を受けている。
平成16年(2004年)10月12日、石和町・一宮町・御坂町・境川村・東山梨郡春日居町と合併して笛吹市が発足したことにより、自治体としての八代町は消滅した。