大崎新宿ライン
東日本旅客鉄道(JR東日本) 大崎新宿ライン | |
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新宿駅を出るE233系。 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都 |
経由路線 | 山手線(貨) |
電報略号 | ヤテセ |
開業 | 2023年1月7日・11月18日 |
廃止 | 2023年1月8日・11月19日 |
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
使用車両 | E231系・E233系 |
路線諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
電化方式 |
直流1,500 V 架空電車線方式 |
最高速度 | 95 km/h |
大崎新宿ラインは、東京都品川区の大崎駅から渋谷区の渋谷駅を経由し新宿区の新宿駅に至る、東日本旅客鉄道(JR東日本)の臨時列車に対する俗称である。なお、JRはこの列車について愛称を設定せず、単に「臨時 Extra」と案内した。
概要[編集]
渋谷駅では2008年から2027年にかけて「100年に一度」とされる大規模な再開発工事が実施されており、JR東日本でも2015年から駅改良工事が進められている。2021年10月23日と24日に駅改良工事3ステップ目に当たる山手線内回りの線路を移設する工事が実施されたのに続き、2023年1月及び11月には第4・5ステップである山手線外回りの専用ホーム撤去(内回りホームへの統合)、外回りの線路移設及び内回りホームの拡幅の工事が実施された。このとき運休および大幅な減便となった山手線の代替として、新宿・大崎間を山手貨物線(厳密には大崎駅構内は大崎支線)の線路を使用して結ぶ臨時列車の運行が毎時1本程度行われた。
2022年5月の渋谷駅工事の際は新宿・品川間を結ぶ臨時列車(通称「品川新宿ライン」)が運行され、この際は定期列車で成田エクスプレスのみが経由する大崎・品川間の山手貨物線を経由したため鉄道ファンの注目を集めたが、今回は普段から旅客列車が運行している区間のみの運行だったため、前回ほどの反響はなかった。
なおこの列車は前回の「品川新宿ライン」同様JR東日本アプリの列車走行位置情報には掲載されず、アプリ上には存在しない列車となった。
工事終了に伴い2023年1月8日・11月19日に運行を終了した。
使用車両[編集]
俗に「湘南色」と言われるオレンジと緑の帯を巻いたE231系近郊タイプ5両編成が付属編成として、E233系3000番台10両編成が基本編成として連結され使用された。
グリーン車の無賃乗車が相次いだからか、2023年11月工事の際はE233系7000番台10両で運行。
グリーン車問題[編集]
基本編成として使用されたE231系1000番台及びE233系3000番台の4号車と5号車はグリーン車であった。この2両の扱いについて、JRは「営業を行っておりません」「通路扱いです」などとし、グリーン券の払い戻し方法についても案内したが、前回同様「無料開放」だとしてグリーン車に乗車する者もいた。このため、「無料開放ではありません」と車掌から注意放送が流れることもあった。