品川新宿ライン
東日本旅客鉄道(JR東日本) 品川新宿ライン | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都 |
経由路線 | 山手貨物線 |
開業 | 2021年10月23日 |
廃止 | 2021年10月24日 |
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
使用車両 | E231系・E233系 |
路線諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
最高速度 | 95 km/h |
品川新宿ライン (しながわしんじゅくライン) は、東京都港区の品川駅から渋谷区の渋谷駅を経由し新宿区の新宿駅までを直通する[1]、JR東日本の運転系統に対するファンからの俗称である。
概要[編集]
渋谷駅では2008年から2027年にかけて「100年に一度」とされる大規模な再開発工事が実施されており、JR東日本でも2015年から駅改良工事が進められている。2018年と2020年の2度にわたって埼京線および湘南新宿ラインの線路およびホームの移設工事が行われたのに続き、2021年10月23日から10月24日にかけては山手線内回りの線路を移設する工事が実施された。このとき運休および大幅な減便となった山手線の代替として埼京線の増発が行われたほか、新宿・品川間を山手貨物線・目黒川信号場経由で結ぶ臨時列車の運行が毎時2本程度行われた。
この運行経路は定期列車では成田エクスプレスのみが経由しており、特急型車両ではない通勤電車が経由することは異例となった。なお成田エクスプレスは2021年時点でCOVID-19の影響により大半の列車が運休しており、「成田エクスプレスのダイヤを転用して臨時列車が運行された」と紹介しているものも見受けられたが、今回の臨時列車は成田エクスプレスとは別のダイヤを仕立てていたようで、成田エクスプレスと臨時列車を同時に運行することも可能だったとみられる[独自研究?]。
この運行系統に愛称は設定されず「臨時列車」と旅客案内されたが、一部のファンから「新宿品川シャトル」や「品川新宿シャトル」などの呼び名がつけられたほか、JR東日本が実際に運行する湘南新宿ライン・上野東京ライン・仙石東北ライン等になぞらえた「品川新宿ライン」なる呼称も登場し、どうやらこれが市民権を得た模様である[要出典]。なお、JR東日本アプリの在線位置情報では埼京線、湘南新宿ライン、山手線、横須賀線のいずれにも掲載がなく、そのためアプリ上では存在しない列車となっていた。
線路切り替え工事終了に伴い2021年10月24日に運行を終了。山手線の西側区間から品川駅に直行する運転系統が好評を博したためかネット上では「乗って残そう運動」も発生した。
その後[編集]
渋谷駅では山手線内回りに続き、2023年には山手線外回りの線路移設工事が予定されている。山手線の運休区間の内回り・外回りが逆転するのみで影響範囲はほぼ同様であることから、代替となる埼京線の増発もほぼ同様に行われるが、臨時列車については新宿・品川間ではなく新宿・大崎間の設定となった。
運転区間が変更となった理由は不明であるが、2021年時点で運休していた成田エクスプレスが2022年10月に全便運転再開したことにより目黒川信号場のスジが埋まってしまった可能性が考えられている。
脚注[編集]
- ↑ ただし、大崎は通過