医学部入試

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医学部入試(いがくぶにゅうし)とは、大学医学部医学科における入試のことである。

概要[編集]

学科試験のほか、ほとんどの大学で面接が導入され、医師としての適性を見る形式として導入され実施されている。日本医師になる場合には、基本的に大学の医学部医学科を卒業する必要があり、就業に直結することもあって他の学部と比較すると難易度が非常に高い。

選考格差[編集]

平成30年(2018年)に東京医科大学に実施した内部調査において、女性や3浪以上の受験生を合格しにくくする得点操作をしていたことが発覚し、文部科学省は全国の医学部を対象にして緊急調査を実施している。

歴史[編集]

新制移行直後の医学部医学科・歯学部歯学科は4年制でかつ大学での2年間の所定科目の教養教育修了後の入学とされ、新制の新入生受け入れが1951年(昭和26年)と遅れた。併せて、旧制高等学校の伝統を引き継ぐ大学に医学進学課程や理学部乙などの名称でプレメディカルコースが設けられ、医学科・歯学科受け入れはオープン制だった。
日本の主権回復後、学校教育法の改正が実施され、1955年(昭和30年)から2年制の進学課程が医歯学部の下部に設置され、従前の課程は専門課程に改められ、大勢の大学で修業年限が6年で入学資格も高卒後からになった。その後も東大京大は従前型の入試を続けたが、東大は1962年(昭和37年)、京大は1963年(昭和38年)に大学2年次修了者の募集を止めた。

日本の医学部がある大学[編集]