サザエさん

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サザエさんとは、長谷川町子による漫画作品、およびそのアニメーション作品である。

概要[編集]

アニメーションは現代風のストーリーだが、原作の漫画はかなり古く、戦時中や終戦直後と思われる時代の物語である。

作風[編集]

磯野家の専業主婦フグ田サザエとその家族の物語である。7人の大家族が織りなすホームドラマである。

漫画[編集]

九州の地方紙フクニチ新聞が初連載で、後に朝日新聞四コマ漫画として登場した。戦後直後の混乱期から高度経済成長の終焉までの世相を反映している。 (1949年1974年)

アニメーション[編集]

フジテレビ系のアニメーションの放送は1969年から始まり、40年以上続いているが、これは世界最長である。かつては再放送もされたが、オープニングとエンディングは本放送とは別のものが使用された。

番組開始からの声優は2023年3月現在、加藤みどりだけになった。

テレビドラマ[編集]

同じフジテレビで実写の単発ドラマも製作されている。

問題[編集]

エンディング変更に関して[編集]

サザエさんのエンディングは平成3年(1991年)に変更されている。それまでのエンディングは「来週もまた見てくださいね」と言った後、サザエさんが饅頭を口に放り込んで喉を詰まらせるというものであった。ところがこれを「子供が真似をすると器官を詰まらせる危険がある」という複数の医師からの指摘があり、実際に真似をした小学生の男児が死亡するという事件が発生したためと言われている。そのため、変更後はじゃんけんシーンに変更された。

三谷降板問題[編集]

昭和60年(1985年8月放送の「タラちゃん成長期」でタラちゃんがプロテインを摂取して筋肉質な身体になるというシーンがあったが、これがサザエさんの作風に合わないとして当時のプロデューサーの逆鱗に触れ、脚本を担当していた三谷幸喜が降板させられることになったという。

ソフト化問題[編集]

実はサザエさんはソフト化がなされていない。これは長年にわたり放送していたものをソフト化すれば何百枚になるかわからない、同じ話を何度も作り直しているためソフト化したらすぐに露見する、著作権料が非常に高額であるなどの理由がある。これに関しては実写化も同じであるが、ソフト化が厳しい理由のひとつに原作者の長谷川町子が「テレビでやっているサザエさんは私のサザエさんとは別のものであり、私はテレビのサザエさんとは何の関係もありません」とコメントしており、漫画以外の表現に対しては懐疑的だったという。さらに観光バスの車体に無断でサザエさんのキャラクターを描いたバス会社に対して長谷川が生前に裁判を起こしており、そのためにサザエさんの版権管理が一層厳しくなっているためだと言われている。

作風問題[編集]

長く放送が続いているため、現在では放送禁止用語が連発させられている問題がある(1969年10月放送の第1回「75点の天才!」におけるカツオの連発発言など)。2000年12月に放送された「サンタとのお約束」では、作中でサンタクロースがマスオであることがわかる表現があり、視聴者から「子供の夢を壊すな」と抗議が殺到した。

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関連項目[編集]