田辺聖子

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田辺 聖子(たなべ せいこ、昭和3年(1928年3月27日 - 令和元年(2019年6月6日)は、日本作家である。芥川賞受賞。文化功労者文化勲章受章。代表作は「ひねくれ一茶」(吉川英治文学賞、日本文芸大賞)、「道頓堀の雨に別れて以来なり」(泉鏡花文学賞読売文学賞)である。ラジオドラマシナリオ作家としても活躍した。

略歴[編集]

大阪市出身。樟蔭女子専門学校卒業後、会社勤務の傍らで小説を同人誌に発表し、昭和32年(1957年)に「花狩」が婦人生活の懸賞小説で佳作となり、本格的な創作活動に入る。昭和39年(1964年)に「感傷旅行」で芥川賞を受賞する。「私的生活」などで男女の哀愁や独身中年女性の恋愛と生活を描写し、大阪弁を駆使した明るい文体と人間への優しい眼差しで、庶民の生活感情をユーモアたっぷりに掬い取っていた。雑誌で連載した「女の長風呂」や夫の川野純夫が登場する「カモカのおっちゃん」にまつわるエッセーにおいては、人生の妙味を朗らかに語っている。

「花衣ぬぐやまつわる……」で女流文学賞を受賞し、「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞を受賞。さらにそれらの評伝や自在な現代語訳を試みた「新源氏物語」のほか、古典案内も手掛けている。

川柳作家の岸本水府の評伝である「道頓堀の雨に別れて以来なり」で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞し、「姥ざかり花の旅笠」で蓮如賞を受賞する。平成18年(2006年)から平成19年(2007年)にかけては自身の半生がモデルとなるNHK連続テレビ小説・「芋たこなんきん」が放送されている。著作の多くもドラマなど映像化され、「ジョゼと虎と魚たち」は映画化されて平成15年(2003年)に公開されている。

他にも菊池寛賞を平成6年(1994年)に、紫綬褒章を平成7年(1995年)に、文化功労者を平成12年(2000年)に、文化勲章を平成20年(2008年)にそれぞれ受賞・受章している。昭和62年(1987年)には平岩弓枝と共に直木賞初の女性選考委員となり、平成17年(2005年)まで務めた。

平成31年(2019年)4月末に体調を崩して入院する。そして令和元年(2019年)6月6日午後1時28分、胆管炎のため、兵庫県神戸市病院死去した。91歳没。

概要[編集]

  • 1928年(昭和3年)3月27日、大阪府大阪市此花区上福島南三丁目生まれ。田辺写真館の長女であった。
  • 1934年(昭和9年)、上福島尋常高等小学校(現福島小学校)入学。
  • 1940年(昭和15年)、淀之水高等女学校(現淀之水高等学校)入学。
  • 1945年(昭和20年)、父が死去。
  • 1947年(昭和22年)、樟蔭女子専門学校(現大阪樟蔭女子大学)国文科卒業。金物問屋に就職(1954年まで)し、一家の生計を支える。
  • 1956年(昭和31年)、『虹』で大阪市民文芸賞受賞。作家活動に入る。
  • 1958年(昭和33年)、懸賞小説に佳作入選し、「婦人生活」に『花狩』を連載。最初の単行本となる。
  • 1964年(昭和39年)、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で第50回芥川賞受賞。
  • 1966年(昭和41年)、神戸の医師・川野純夫と結婚。
  • 1976年(昭和51年)、大阪芸術賞受賞。伊丹市に転居。
  • 1986年(昭和61年)、第40回神戸新聞平和賞受賞
  • 1987年(昭和62年)、直木賞選考委員(女性初)。
  • 1990年(平成2年)、「ひねくれ一茶」で第10回日本文芸大賞受賞。
  • 1993年(平成5年)、『ひねくれ-茶』で第27回吉川英治文学賞受賞。
  • 1994年(平成6年)、第42回菊池寛賞受賞
  • 1995年(平成7年)、紫綬褒章受章。
  • 1998年(平成10年)、第3回井原西鶴賞特別賞受賞。『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第26回泉鏡花文学賞受賞。
  • 1999年(平成11年)、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第50回読売文学賞「評論・伝記賞」受賞。
  • 2000年(平成12年)、文化功労者に選出。
  • 2002年(平成14年)、川野純夫が死去。
  • 2003年(平成15年)、『姥ざがり花の旅笠』で第8回蓮如賞受賞。
  • 2007年(平成19年)、2006年度朝日賞。
  • 2019年(令和元年)6月6日、胆管炎により神戸市内の病院で死去[1]。通夜・密葬は親族で営まれた。喪主は弟の田辺聰。

主な作品[編集]

小説[編集]

  • 『花狩』東都書房 1958年 のち中公文庫
  • 『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』文藝春秋新社 1964年 のち春陽文庫、角川文庫、ポプラ文庫
  • 『私の大阪八景』文藝春秋新社 1965年 のち角川文庫、岩波現代文庫
  • 『わが敵』徳間書店 1967年
  • 『甘い関係』三一書房 1968年 のち文春文庫
  • 『鬼たちの声』文藝春秋 1968年 のち文庫
  • 『女の食卓』春陽文庫 1968年 のち講談社文庫
  • 『猫も杓子も』ポケット文春 1969年 のち文庫
  • 女の日時計』読売新聞社 1970年 のち角川文庫
  • 『ここだけの女の話』新潮社 1970年 のち文庫
  • 『浮舟寺』毎日新聞社 1971年 のち角川文庫
  • 『貞女の日記』中央公論社 1971年 のち文庫
  • 『もと夫婦』講談社 1971年 のち文庫
  • 『あかん男』読売新聞社 1971年 のち角川文庫
  • 窓を開けますか?』新潮社 1972年 のち文庫
  • 『求婚旅行』サンケイ新聞社出版局 1973年-1974年 のち文春文庫
  • 『すべってころんで』朝日新聞社 1973年 のち中公文庫
  • 『おせいさんの落語』筑摩書房 1974年 のち角川文庫、ちくま文庫
  • 『言い寄る』文藝春秋 1974年 のち文庫、講談社文庫
  • 『中年の眼にも涙』文藝春秋 1974年 のち文庫
  • 『無常ソング - 小説・冠婚葬祭』講談社 1974年 のち文庫
  • 『夜あけのさよなら』新潮社 1974年 のち文庫
  • 『花婿読本』番町書房 1974年
  • 『ほとけの心は妻ごころ』実業之日本社 1974年 のち角川文庫
  • 『うたかた』講談社 1975年 のち文庫
  • 『夕ごはんたべた?』新潮社 1975年 のち文庫
  • 『愛の風見鶏』大和出版販売 1975年 のち集英社文庫
  • 『休暇は終った』新潮社 1976年 のち文庫
  • 『朝ごはんぬき?』実業之日本社 1976年 のち新潮文庫
  • 『妾宅・本宅 - 小説・人生相談』講談社 1976年 のち文庫
  • 『私的生活』講談社、1976年 のち文庫
  • 『秋のわかれ』ポプラ社文庫 1977年 のち角川文庫
  • 隼別王子の叛乱』中央公論社 1977年 のち文庫
  • 『浜辺先生町を行く』文藝春秋 1977年 のち文庫
  • 『お聖どん・アドベンチャー』徳間書店 1977年 のち集英社文庫
  • 『鬼の女房』角川書店 1977年 のち文庫
  • 『世間知らず』講談社 1977年 のち文庫
  • 『まごつき一家』ポプラ社文庫 1977年 のち角川文庫
  • 『人間ぎらい』新潮社 1978年 のち文庫
  • 『三十すぎのぼたん雪』実業之日本社 1978年 のち新潮文庫
  • 『愛の幻滅』光文社 1978年 のち講談社文庫
  • 『中年ちゃらんぽらん』講談社 1978年 のち文庫
  • 『孤独な夜のココア』新潮社 1978年 のち文庫
  • 『愛してよろしいですか?』集英社 1979年 のち文庫
  • 『男の城』講談社 1979年 のち文庫
  • 『魚は水に女は家に』新潮社 1979年 のち角川文庫
  • 『スヌー物語 - 浜辺先生ぶーらぶら』文藝春秋 1979年 のち文庫
  • 『日毎の美女 - 新・醜女の日記』講談社 1979年 のち文庫
  • 『蝶花嬉遊図』講談社 1980年 のち文庫、ちくま文庫
  • 『オムライスはお好き?』光文社 1980年 のち集英社文庫
  • 姥ざかり』新潮社 1981年 のち文庫
  • 『おんな商売』講談社 1981年 のち文庫
  • 『しんこ細工の猿や雉』(田辺聖子長篇全集 18)文藝春秋、1981年 のち文庫(自伝小説)
  • 『お目にかかれて満足です』中央公論社 1982年 のち集英社文庫
  • 『苺をつぶしながら - 新・私的生活 -』講談社 1982年 のち文庫
  • 『風をください』集英社 1982年 のち文庫
  • 『返事はあした』集英社 1983年 のち文庫
  • 『ダンスと空想』文藝春秋 1984年 のち文庫
  • 『姥ときめき』新潮社 1984年 のち文庫
  • 『恋にあっぷあっぷ』光文社 1984年 のち集英社文庫
  • 『はじめに慈悲ありき』文藝春秋 1984 のち文庫
  • 『宮本武蔵をくどく法』講談社 1985年 のち文庫
  • ジョゼと虎と魚たち』角川書店 1985年 のち文庫
  • 『ベッドの思惑』実業之日本社 1985年 のち集英社文庫
  • 『どんぐりのリボン』講談社 1986年 のち文庫
  • 『嫌妻権』光文社 1986年 のち文庫、ちくま文庫
  • 『春情蛸の足』講談社 1987年 のち文庫、ちくま文庫
  • 『姥うかれ』新潮社 1987年 のち文庫
  • 『私本・いそっぷ物語 - おせいさんのイソップ噺』
  • 『九時まで待って』集英社 1988年 のち文庫
  • 『不機嫌な恋人』角川書店 1988年 のち文庫
  • 『ブス愚痴録』文藝春秋 1989年 のち文庫
  • 『うつつを抜かして - オトナの関係 -』文藝春秋 1989年 のち文庫
  • 『不倫は家庭の常備薬』講談社 1989年 のち文庫
  • 『結婚ぎらい』光文社 1989年 のち文庫
  • 『薔薇の雨』中央公論社 1989年 のち文庫、新潮文庫
  • 『どこ吹く風 - 男と女の新フレンド事情 -』実業之日本社 1989年 のち集英社文庫
  • 『夢のように日は過ぎて』新潮社 1990年 のち文庫
  • 『お気に入りの孤独』集英社 1991年 のち文庫
  • 『よかった、会えて ユーモア小説集』実業之日本社 1992年 のち集英社文庫
  • 『おかあさん疲れたよ』講談社 1992年 のち文庫
  • 『金魚のうろこ』集英社 1992年 のち文庫
  • 『ひねくれ一茶』講談社 1992年 のち文庫
  • 『姥勝手』新潮社 1993年 のち文庫
  • 『愛のレンタル』文藝春秋 1993年 のち文庫
  • 『週末の鬱金香(チューリップ)』中央公論社 1994年 のち文庫
  • 『夢渦巻』集英社 1994年 のち文庫
  • 『王朝懶夢譚』文藝春秋 1995年 のち文庫
  • 『ずぼら』光文社 1995年 のち文庫
  • 『薄荷草の恋』講談社 1995年 のち文庫
  • 『鏡をみてはいけません』集英社 1996年 のち文庫
  • 『お聖さんの短篇 男と女』角川書店 1997年
  • 『恋する罪びと』PHP研究所 2000年 のち文庫
  • 『小町・中町浮世をゆく』実業之日本社 2000年 のちちくま文庫
  • 『ほどらいの恋 お聖さんの短篇』角川文庫 2000年

随筆[編集]

  • 『女の目くじら』実業之日本社 1972年 のち角川文庫
  • 『女の長風呂』文藝春秋 1973年 のち文庫
  • 『言うたらなんやけど』筑摩書房 1973年 のち角川文庫
  • 『女が愛に生きるとき』講談社 1973年 のち文庫
  • 『続・女の長風呂』文藝春秋 1974年 のち文庫
  • 『イブのおくれ毛』文藝春秋 1975年 のち文庫
  • 『籠にりんご テーブルにお茶…』主婦の友社 1975年 のち角川文庫
  • 『ラーメン煮えたもご存じない』新潮社 1977年 のち文庫
  • 『ああカモカのおっちゃん』文藝春秋 1977年 のち文庫
  • 『男はころり女はごろり』青春出版社 1977年 のち文春文庫
  • 『おセイさんのほろ酔い対談』講談社 1977年 のち文庫
  • 『人物日本の女性史』(共著)集英社、1977年『炎の女たち わたしの日本女性史』集英社文庫 1984年
  • 『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』ポプラ社(のびのび人生論) 1977年 のち新潮文庫、ポプラ文庫
  • 『大阪弁ちゃらんぽらん』筑摩書房 1978年 のち中公文庫
  • 『カモカのおっちゃん興味しんしん』文藝春秋 1978年-1979年 「カモカ・シリーズ」文庫
  • 『芋たこ長電話』文藝春秋 1980年 のち文庫
  • 『おせいカモカの対談集』海竜社 1981年 のち新潮文庫
  • 『女の居酒屋』文藝春秋 1981年 のち文庫
  • 『歳月切符』筑摩書房 1982年 のち集英社文庫
  • 『苦味を少々 399のアフォリズム』文化出版局 1982年 のち集英社文庫
  • 『いっしょにお茶を』角川書店 1983年 のち文庫
  • 『女の口髭』文藝春秋 1983年 のち文庫
  • 『夢の菓子をたべて - わが愛の宝塚』講談社 1983年 のち文庫
  • 『おせいさんの団子鼻』講談社 1984年 のち文庫
  • 『女の幕ノ内弁当』文藝春秋 1984年 のち文庫
  • 『大阪弁おもしろ草子』講談社現代新書 1985年
  • 『女の中年かるた』文藝春秋 1985年 のち文庫
  • 『死なないで』筑摩書房 1985年 のち文庫
  • 『川柳でんでん太鼓』講談社 1985年 のち文庫
  • 『星を撒く』角川書店 1986年 のち文庫
  • 『浪花ままごと』文藝春秋 1986年 のち文庫
  • 『ほのかに白粉の匂い - 新・女が愛に生きるとき』講談社 1986年 のち文庫
  • 『猫なで日記 私の創作ノート』集英社 1987年 のち文庫
  • 『女のとおせんぼ』文藝春秋 1987年 のち文庫
  • 『ぼちぼち草子』岩波書店 1988年 のち講談社文庫
  • 『性分でんねん』筑摩書房 1989年 のち文庫
  • 『天窓に雀のあしあと』中央公論社 1990年 のち文庫
  • 『乗り換えの多い旅』暮しの手帖社 1992年 のち集英社文庫
  • 『ほととぎすを待ちながら - 好きな本とのめぐりあい -』中央公論社 1992年 のち文庫
  • 『ウキウキした気分』大和書房 1994年 のちハルキ文庫
  • 『かるく一杯』筑摩書房 1995年 のち文庫
  • 『ベスト・オブ・女の長風呂』全3 文藝春秋 1995年
  • 『手のなかの虹 私の身辺愛玩』文化出版局 1996年
  • 『ナンギやけれど… わたしの震災記』集英社 1996年 のち文庫
  • 『楽天少女通ります 私の履歴書』日本経済新聞社 1998年 のちハルキ文庫
  • 『セピア色の映画館』文化出版局 1999年 のち集英社文庫
  • 『楽老抄 ゆめのしずく』集英社 1999年 のち文庫
  • 『iめぇ〜る』世界文化社 2002年
  • 『人生の甘美なしたたり』角川文庫 2002年
  • 『夢の櫂こぎどんぶらこ』集英社 2002年 のち文庫
  • 『女のおっさん箴言集』PHP研究所 2003年 のち文庫
  • 『人生は、だましだまし』角川書店 2003年 のち文庫
  • 『なにわの夕なぎ』朝日新聞社 2003年 のち文庫
  • 『残花亭日歴』角川書店 2004年 のち文庫
  • 『田辺写真館が見た"昭和"』文藝春秋 2005年 のち文庫
  • 『おせい&カモカの昭和愛惜』文春新書 2006年
  • 『ひよこのひとりごと 残るたのしみ』中央公論新社 2006年 のち文庫
  • 『まいにち薔薇いろ 田辺聖子A to Z』『田辺聖子全集』編集室編 集英社 2006年
  • 『楽老抄 2(あめんぼに夕立)』集英社 2007年 のち文庫
  • 『愛を謳う』集英社文庫(エッセイ集)2008年
  • 『田辺聖子の人生あまから川柳』 2008年 集英社新書
  • 『楽老抄 3(ふわふわ玉人生)』集英社 2008年 のち文庫
  • 『上機嫌な言葉366日』海竜社 2009年
  • 『楽老抄 4 (そのときはそのとき)』集英社 2009年
  • 『老いてこそ上機嫌』海竜社 2010年
  • 『一生、女の子』講談社 2011年
  • 『上機嫌の才能』海竜社 2011年
  • 『われにやさしき人多かりき わたしの文学人生』集英社 2011年

古典翻訳・翻案[編集]

  • 舞え舞え蝸牛 新・落窪物語』文藝春秋 1977年 のち文庫
  • 新源氏物語』新潮社 1978年-1979年 のち文庫
  • 『絵草紙源氏物語』岡田嘉夫絵 角川書店 1979年 のち文庫
  • 『おちくぼ姫 落窪物語』岡田嘉夫絵 平凡社名作文庫 1979年 のち角川文庫
  • 『私本・源氏物語』実業之日本社 1980年 のち文春文庫
  • 『竹取物語・伊勢物語』学習研究社・日本の古典ノベルス 1982年 のち集英社文庫
  • 『春のめざめは紫の巻 新・私本源氏』実業之日本社 1983年 のち集英社文庫
  • 『むかし・あけぼの 小説枕草子』角川書店 1983年 のち文庫
  • 『田辺聖子の小倉百人一首』岡田嘉夫絵 角川書店 1986年 のち文庫
  • 『田辺聖子の古事記』集英社・わたしの古典 1986年 のち文庫
  • 『恋のからたち垣の巻 異本源氏物語』実業之日本社 1987年 のち集英社文庫
  • 『ときがたりデカメロン』講談社文庫、1987年
  • 『霧ふかき宇治の恋 新源氏物語』新潮社1990年 のち文庫
  • 『今昔物語絵双紙』岡田嘉夫絵 角川書店 1990年 のち文庫「今昔まんだら」
  • 『源氏たまゆら』岡田嘉夫絵 講談社 1991年
  • 『うたかた絵双紙 古典まんだら』岡田嘉夫絵 文化出版局 1993年
  • とりかえばや物語』(1993年、講談社、少年少女古典文学館 8)(21世紀版 少年少女古典文学館、2009年)のち文春文庫

古典随筆[編集]

  • 『文車日記 私の古典散歩』新潮社 1974年 のち文庫
  • 『小町盛衰抄 歴史散歩私記』文藝春秋 1975年 のち文庫
  • 『古川柳おちぼひろい』講談社 1976年 のち文庫
  • 『源氏紙風船』新潮社 1981年 のち文庫
  • 『田辺聖子と読む蜻蛉日記』創元社 1988年 「蜻蛉日記をご一緒に」講談社文庫
  • 『おくのほそ道 古典の旅』講談社 1989年 のち文庫「「おくのほそ道」を旅しよう」
  • 『『源氏物語』の男たち ミスター・ゲンジの生活と意見』岩波書店 1990年 のち講談社文庫、岩波現代文庫
  • 東海道中膝栗毛 古典の旅』講談社 1990年 のち文庫
  • 『『源氏物語』男の世界』岩波書店 1991年 のち講談社文庫
  • 『花はらはら人ちりぢり 私の古典摘み草』長谷川青澄画 角川書店 1993年 のち文庫
  • 『古典の文箱』世界文化社 1999年
  • 『田辺聖子の源氏がたり』新潮社 2000年 のち文庫
  • 武玉川・とくとく清水 古川柳の世界』岩波新書 2002年
  • 『姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」』集英社 2001年 のち文庫
  • 『田辺聖子の古典まんだら』新潮社 2011年
  • 『続・田辺聖子の古典まんだら (一葉、晶子、芙美子)』新潮社 2013年

評伝[編集]

  • 『千すじの黒髪 - わが愛の与謝野晶子』文藝春秋 1972年 のち文庫
  • 『花衣ぬぐやまつわる…-わが愛の杉田久女』集英社 1987年 のち文庫
  • 『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』中央公論社 1998年 のち文庫
  • 『ゆめはるか吉屋信子 秋灯机の上の幾山河』朝日新聞社 1999年 のち文庫
  • 『一葉の恋』世界文化社 2004年

紀行[編集]

  • 『ヨーロッパ横丁たべあるき』日本交通公社出版事業局 1979年 のち文春文庫
  • 『ほっこりぽくぽく上方さんぽ』文藝春秋 1999年 のち文庫

共編著[編集]

  • 『男の結び目』佐藤愛子共著 大和書房、1975年 のち集英社文庫
  • 『おんながつづるおんなのくらし』全7巻 中山あい子共編 筑摩書房 1979年-1980年
  • 『花源氏物語』相馬大共著 浅野喜市写真 光村推古書院 1980年
  • 『お聖千夏の往復書簡』中山千夏共著 話の特集、1980年 のち集英社文庫
  • 『ヒトみな神の主食 食の文化誌講義』石毛直道対談 朝日出版社 Lecture books 1981年
  • 『花まんだら京都』相馬大共著 浅野喜市写真 光村推古書院 1984年
  • 『古典の森へ 田辺聖子の誘う』工藤直子共著 集英社 1988年 のち文庫
  • 『乾杯!女と男 聖子・新子の幸福論』時実新子共著 PHP研究所 1997年
  • 『源氏・拾花春秋 源氏物語をいける』桑原仙溪共著 文英堂 1998年 のち文春文庫
  • 『小説一途 ふたりの「源氏物語」』瀬戸内寂聴共著 角川学芸出版 2010年

作品集[編集]

  • 『田辺聖子長篇全集』全18巻 文藝春秋 1981年-1982年
  • 『田辺聖子珠玉短篇集』全6巻 角川書店 1993年
  • 『田辺聖子全集』全24巻 集英社 2004年-2006年

人物[編集]

  • 作家の佐藤愛子は田辺を、独特の観察眼を持っていたと評す[2]
  • 宝塚ファンであった[3]

参考文献[編集]

  1. 作家の田辺聖子さん死去 91歳朝日新聞、2019年6月10日
  2. 佐藤愛子さん「独特の観察眼あった」朝日新聞、2019年6月10日
  3. 芥川賞作家の田辺聖子さん死去産経新聞、2019年6月10日