大阪弁

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

大阪弁とは、日本語の方言の一種である。

大阪弁と呼ばれている方言は、2種類ある。

  • 「船場言葉」 - 昔から大阪市内で使われてきた言葉で、摂津弁の一種。
  • 「吉本弁」 - 吉本興業の影響で、全国に大阪弁として広まった言葉。河内弁の影響が強い。

本来の大阪の言葉は「船場言葉」であるが、現在全国的に大阪弁として広まっているのは吉本弁であり、本来大阪で使われている言葉とは異なる。

ラジオやテレビが普及後、主に吉本興業の影響で大阪の言葉が広がったため、大阪弁(吉本弁)=お笑いの言葉というイメージが全国的に強く根付いている。さらに、大阪のみならず、近畿全般の言葉(関西弁)=お笑いという印象を持つ人も珍しくないが、近畿の中でも地域による方言差は大きく、神戸や京都の言葉はお笑い色がかなり薄い。また、大阪の基層言語である船場言葉も、京都風のお笑い色の薄い言葉であったが、大阪のドーナツ化現象により都心部の人口が減り、船場言葉も廃れていった。

また、大阪市内でも、キタとミナミで使われている方言に違いがある。大阪のキタは、阪急・阪神のターミナル盛り場であり、摂津弁のエリアである。一方ミナミは、近鉄・南海のターミナル盛り場であり、摂津弁に加えて河内弁泉州弁の影響を強く受けているのが特徴である。