崔洋一
ナビゲーションに移動
検索に移動
崔 洋一(さい よういち、최양일、1949年〈昭和24年〉7月6日 - 2022年〈令和4年〉11月27日)は、日本の映画監督、脚本家、俳優。
プロフィール[編集]
概要[編集]
本名は崔 洋一(チェ・ヤンイル、최양일)。父は在日朝鮮人で母が日本人のハーフである。既婚者。
東京朝鮮中高級学校高級部を経て、東京綜合写真専門学校中退。
照明助手、チーフ助監督を経て、1981年(昭和56年)からテレビドラマ『プロハンター』で監督として活動していた。
主な代表作は 『十階のモスキート』、『月はどっちに出ている』、『血と骨』など。
令和元年(2019年)に尿が出ないことから病院で検査を受けて膀胱癌が発覚し、令和2年(2020年)4月に膀胱の全摘出手術を受けたものの、その後の検査で肺などに転移していることが判明。治療に専念した。
令和4年(2022年)11月27日午前1時、膀胱癌のため死去した。73歳没。
フィルモグラフィ[編集]
監督[編集]
映画[編集]
- 1983年 『十階のモスキート』(ニュー・センチュリー・プロデューサーズ)
- 1983年 『性的犯罪』(にっかつ)
- 1984年 『いつか誰かが殺される』(東映、角川春樹事務所)
- 1985年 『友よ、静かに瞑れ』(角川春樹事務所)
- 1987年 『黒いドレスの女』(角川春樹事務所)
- 1988年 『花のあすか組!』(角川春樹事務所)
- 1989年 『Aサインデイズ』(大映)
- 1991年 『襲撃 BURNING DOG』(東映ビデオ)
- 1993年 『J・MOVIE・WARS 月はどっちに出ている』(日本衛星放送、ヒルヴィラ、東映)
- 1993年 『月はどっちに出ている』(シネカノン)
- 1995年 『平成無責任一家 東京デラックス』(アミューズ、シネカノン、テレビ東京)
- 1995年 『マークスの山』(松竹、アミューズ、丸紅)
- 1998年 『犬、走る。DOG RACE』(東映ビデオ)
- 1999年 『豚の報い』(サンセントシネマワークス)
- 2002年 『刑務所の中』(ビーワイルド、衛星劇場)
- 2004年 『クイール』(松竹、テレビ東京、テレビ大阪、衛星劇場ほか)
- 2004年 『血と骨』(「血と骨」製作委員会)
- 2007年 『ス SOO』(原題『수』、製作TrizCLUB) ※初の韓国映画
- 2009年 『カムイ外伝』(配給:松竹、製作プロダクション:ビーワイルド[1])
テレビドラマ[編集]
- 1980年代
- 1981年 『プロハンター』(テレビ映画、セントラルアーツ・日本テレビ)
- 第15話 『狙われた罠』
- 第16話 『悪い女』
- 第25話 『ロング・グッドバイ』(最終回)
- 1982年 火曜サスペンス劇場『孤独な狩人』(テレビ映画、セントラルアーツ・日本テレビ)
- 1983年 火曜サスペンス劇場『恐怖』(テレビ映画、セントラルアーツ・日本テレビ)
- 1983年 土曜ワイド劇場『松本清張の断線』(テレビ映画、東映・テレビ朝日)
- 1985年 『特命刑事ザ・コップ』(テレビ映画、テレキャスト・朝日放送)
- 第5話 『死刑の街に罠をはれ!』
- 第6話 『たの死い旅をとめろ!』
- 1986年 水曜ドラマスペシャル『亜樹子・哀しみ色の罠』(テレビ映画、テレパック・TBS)
- 1986年 水曜ドラマスペシャル『恋物語』(テレビ映画、角川春樹事務所・TBS)
- 1987年 火曜サスペンス劇場『あなたに似た人』(テレビ映画、ヴァンフィル・日本テレビ)
- 1988年 乱歩賞作家サスペンス『罠の中の七面鳥』(テレビ映画、東映・関西テレビ)
- 1989年 男と女のミステリー『探偵冴木涼介 十番街の殺人』(テレビ映画、フジテレビ)
- 1990年代
- 2000年代
助監督[編集]
- 1973年 『風雲ライオン丸』(ピー・プロダクション、フジテレビ)[注釈 1]
- 1974年 『乱れ雲』(テレビ映画、東京映画・フジテレビ)
- 1975年 ブラザー劇場『刑事くん』(第3部、テレビ映画、東映・TBS)
- 1975年 『新宿警察』(テレビ映画、東映・フジテレビ)
- 1975年 『告発 在日韓国人政治犯レポート』 監督岡本愛彦(統一社プロ)
- 1976年 『愛のコリーダ』 監督大島渚(大島渚プロダクション、アルゴス・フィルム)
- 1977年 『北村透谷 わが冬の歌』 監督山口清一郎(三映社、ATG)
- 1978年 『皮ジャン反抗族』 監督長谷部安春(東映セントラルフィルム、東映芸能ビデオ)
- 1978年 『最も危険な遊戯』 監督村川透(東映セントラルフィルム)
- 1978年 『殺人遊戯』 監督村川透(東映セントラルフィルム)
- 1979年 『俺達に墓はない』 監督澤田幸弘(東映セントラルフィルム)
- 1979年 『さらば映画の友よ インディアンサマー』 監督原田眞人(キティ・フィルム・コーポレーション)
- 1979年 『探偵物語』(テレビ映画、東映芸能ビデオ・日本テレビ)
- 1980年 『戒厳令の夜』 監督山下耕作(白夜プロダクション)
- 1980年 『不良少年』 監督後藤幸一(東映)
出演[編集]
舞台演出[編集]
ビブリオグラフィ[編集]
- 『月はどっちに出ている - 崔洋一の世界』(鄭義信・木村立哉らと共著、日本テレビ出版部、1993年 ISBN 4820394169)
- 『東京デラックス - 平成無責任一家』(鄭義信と共著、扶桑社、1994年 ISBN 459401609X)
- 『映画「血と骨」の世界』(梁石日、鄭義信と共著、新幹社、2004年 ISBN 4884000420)
出演番組[編集]
- 情報ライブ ミヤネ屋(読売テレビ、月曜日)
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ、不定期)
ほか多数
外部リンク[編集]
- 日本映画監督協会 - 同協会の公式サイト