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山の湊号
山の湊号(やまのみなとごう)とは、愛知県新城市と名古屋市・長久手市を結ぶ豊鉄バス新城営業所が運行する高速バス。
愛称の由来[編集]
江戸時代の豊川水運と中馬交通との結接点として栄えた新城の街の賑わいを「山の中の川辺に港の様に船が集まり、荷を引く馬がまるで波のようにやって来る」という意味を持つ「山湊馬浪」と当地で活躍した庄屋が表現したことが愛称の由来である。
概要[編集]
新城市と名古屋市名東区の藤が丘駅、長久手市の長久手古戦場駅を結ぶ路線。
新東名高速道路および東名高速道路を活用した社会実証実験として開設された路線で、市内に在住して名古屋市東部、長久手市、日進市の大学・短大・専門学校へ通う学生の利用を想定している。しかし、東名三好バスストップに近い東海学園大学や反対方向の需要となる県立新城有教館高校(旧・新城高校、新城東高校)[注 1]や三河東郷駅近隣にある看護学校へ通う高校生や学生の通学需要は当て込んでいない。
当路線の開設前、新城市から名古屋市内方面へは鉄道の乗り継ぎで2時間以上を要し、名古屋往復きっぷ(JR東海)やなごや特割2(名古屋鉄道)といった割引乗車券を使用しない場合往復で3,000円程度を要したが、本路線を利用することで所要時間はおよそ1時間20分、運賃も通常運賃で往復2,000円台へ低減される。
停車バス停[編集]
- 新城市内相互間、藤が丘駅 - 長久手古戦場駅間のみの利用はできない。
- 新城市民病院西からの発車は第1便のみ。到着は全便。
- もっくる新城(正面)は、新城発第1便及び長久手古戦場駅発最終便は通過。
- 新城軽トラ市が開催される毎月第4日曜日は長久手古戦場駅発第1便と新城発第2便は亀姫通に停車しない。
使用車両[編集]
- 4列シート・ハイデッカー車
運行開始時は練馬・新宿線ほの国号に使用されていた2003年式エアロバス(555号車)に阿寺の七滝・長篠合戦のぼりまつり・四谷の千枚田のラッピングを施して使用し、車検整備等で使用できない場合は従前から新城営業所に配置されていた貸切車の1998年式エアロバス(071号車)で代走していた。なお元ほの国号用エアロバスにはトイレが装備されていたが、営業所内に処理設備がないため使用不可となっていた。
2017年3月に新型車両(三菱ふそう・エアロエース636号車)が導入された。こちらは織田信長・徳川家康・武田勝頼・鳥居強右衛門のイラストが描かれている。なお636号車導入により555号車が予備車へ格下げ、071号車が廃車となった。その後、2020年に豊橋京都線ほの国号への新車導入で余剰となった2006年式エアロバス(857号車)が豊橋営業所から新城営業所へ転属。555号車が廃車となった。
脚注[編集]
- 注