名古屋大学
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名古屋大学（なごやだいがく、英 Nagoya University）とは、愛知県名古屋市千種区不老町に本部を置く国立大学である。略称は名大（めいだい[注 1]）。
概要[編集]
東海地方では学業の殿堂と言われていて、京都大学・東京大学と同等のステータスとされている。
歴史[編集]
明治4年（1871年）に愛知医学校として創基され、1920年（大正9年）に県立愛知医科大学となり、1931年（昭和6年）に官立移管[注 2]された官立名古屋医科大学が起源である。医学部・理工学部の2学部で1939年（昭和14年）に名古屋帝国大学として発足[注 3]。戦後の1947年に国立総合大学の名古屋大学となった。
1948年に旧軍用地の名城地区に文科系の法経・文学部を設置。翌年には工学部も熱田高蔵の旧軍用地に移転した。新制大学発足に際しては、旧制の第八高等学校[注 4]、岡崎高等師範学校[注 5]、名古屋経済専門学校[注 6]を包含した。1951年には農学部を新設[注 7]。
このため、医学部、理学部以外のキャンパスは名古屋市内4ヶ所と安城に分散し、附属中・高[注 8]が豊川に所在していたが、1955年（昭和30年）の人文・法学系学部の東山キャンパス移転を皮切りに、1959年に経済学部、1963年に工学部・附属学校[注 9]、1964年（昭和39年）に教養部、1966年（昭和41年）に農学部が東山キャンパスに移転して統合移転を完了した。
アクセス[編集]
本部キャンパス[編集]
鶴舞キャンパス[編集]
- 医学部医学科が使用
- JR鶴舞駅から徒歩。
大幸キャンパス[編集]
- 医学部保健学科が使用
- 地下鉄名城線砂田橋駅下車
その他施設[編集]
附属研究所[編集]
- 宇宙地球環境研究所（本所〔東山〕／豊川分室）
- 環境医学研究所
- 未来材料・システム研究所
出身著名人[編集]
- 堀田あけみ（作家）
- 辻真先（作家）
- 森博嗣（建築学者・ミステリー作家）
- 戸塚宏（戸塚ヨットスクール）
- 小林誠（ノーベル物理学賞受賞者）
- 益川敏英（ノーベル物理学賞受賞者）
- 豊田章一郎（トヨタ自動車会長）
- 丹羽宇一郎（伊藤忠商事会長）
- 天野浩（ノーベル物理学賞受賞者）
- 山浦ひさし（お笑い芸人。中退）
脚注[編集]
- 注釈
- ↑ 東海三県および近接地域以外では明治大学の略称の方が優勢。
- ↑ これは六医大と呼ばれる新潟、千葉、金沢、岡山、長崎、熊本の各官立医大よりも遅い官立化である。
- ↑ 理工学系学科設置は東京工大や旧二文理科大よりも遅い。
- ↑ 新制時は昭和区に所在。現在は名古屋市立大学山の畑キャンパス。
- ↑ 戦災で豊川市に移転したまま包含された。なお、教育学部の直接の前身ではなく、新制大学に教員養成課程は設けられなかった。
- ↑ 新制時は瑞穂区桜山に所在。現在は名古屋市立大学医学部キャンパス。
- ↑ 新設時は安城市（愛知青年師範学校旧校地を利用）に所在。移転後に安城市総合運動公園となった。
- ↑ 岡崎高師の附属校として発足。名大豊川キャンパスの名古屋移転後も豊川市に存置。現在は愛知県立豊川工業高等学校が使用。
- ↑ 東山移転前に1955年（昭和30年）に名古屋市内に移転。
- 出典
外部リンク[編集]
- 名古屋大学グローバル30国際プログラム (Nagoya University International Programs)