石ノ森章太郎
石ノ森 章太郎(いしのもり しょうたろう、1938年〈昭和13年〉1月25日 - 1998年〈平成10年〉1月28日)は、日本の漫画家、特撮ドラマ原作者。妻は石森グループ会長の小野寺利子。長男は俳優の小野寺丈。次男は石森プロ社長の小野寺章。
プロフィール[編集]
概要[編集]
本名は小野寺 章太郎(おのでら しょうたろう)。石森 章太郎とも。
宮城県佐沼高等学校卒業。
1954年に『漫画少年』新年号掲載の『二級天使』でデビュー。
主な代表作は『サイボーグ009』、『仮面ライダー』、『人造人間キカイダー』、『さるとびエッちゃん』、『マンガ日本経済入門』、『HOTEL』など。
主要作品リスト[編集]
※五十音順五十音順
- あかんべえ天使
- アマゾンベビィ
- アンドロイドV
- イナズマン
- おかしなおかしなおかしなあの子 さるとびエッちゃん
- 怪人同盟
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーアマゾン - 講談社の幼年誌『テレビマガジン』で連載。仕上げは石川森彦の手による。
- 仮面ライダーBlack
- がんばれ!!ロボコン
- 奇人クラブ
- ギルガメッシュ
- 気ンなるやつら
- グーチョキパッコン - 学研の『1 - 2年の科学』連載のみ。
- 草壁署迷宮課おみやさん
- くノ一捕物帖 恋縄緋鳥
- グリングラス
- 黒い風
- 原始少年リュウ
- 現代経済入門
- 幻魔大戦(原作は平井和正との共同)
- サイボーグ009
- 佐武と市捕物控
- さんだらぼっち
- 猿飛佐助
- ジュン
- 少年同盟
- 人造人間キカイダー
- スカルマン
- セクサドール
- 009ノ1
- 千の目先生
- そして…だれもいなくなった
- タイム ハンター
- チックンタックン
- 塚原卜伝
- 鉄面クロス
- 鉄面探偵ゲン
- テレビ小僧
- 天敵
- ドッグワールド
- となりのたまげ太くん
- ドンキッコ
- とんでもハウス
- 流れ星五十三次
- 二級天使
- 買厄懸場帖 九頭竜
- 八百八町表裏 化粧師
- 番長惑星
- 秘密戦隊ゴレンジャー(ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ)
- 平賀源内 解国新書
- ブルーゾーン
- 変身忍者 嵐
- 北斎
- 星の子チョビン
- HOTEL
- ボンボン
- マンガ日本経済入門
- マンガ日本の歴史
- マンガ中国大人物伝 - 第1巻諸葛孔明・第2巻項羽・第3巻チンギスハン・第4巻始皇帝。死去前の作品で、病死前の予定では(第5巻孔子・第6巻毛沢東・第7巻則天武后・第8巻玄宗皇帝・第9巻李白・第10巻西太后)も執筆されるはずだった。[1]
- 未来救助隊アスガード7
- ミラクルジャイアンツ童夢くん
- 宮本武蔵
- ミュータントサブ
- 幽霊船
- リーコが行く シロクロード - 1981年のテレビドラマ『玉ねぎむいたら…』のための書き下ろし作品。作中で毎週原稿が使用され、内容も放送された。
- 龍神沼 - 石森作品初期の傑作として知られ、自身の漫画家生活を後押してくれた姉をヒロインのイメージとして描かれた作品[2]
- リュウの道
- ロボット刑事
- ワイルド・キャット
外部原作者作品[編集]
- 宇宙人ピピ(原作:小松左京・平井和正)※ SFテレビドラマのコミカライズ。
- 家畜人ヤプー(原作:沼正三)
- 快傑ハリマオ(原作:山田克郎)※ 表記はされていないが、連載当初の分には手塚治虫の直接の関与があったとされる。
- 多羅尾伴内(原作:比佐芳武、シナリオ小池一夫)
- マタンゴ(原作:星新一、福島正実)
- アニマル・ファーム(原作:ジョージ・オーウェル)
- ゼルダの伝説(同名ゲームのコミカライズ版。アメリカ合衆国のゲーム雑誌『NINTENDO POWER』にて連載され、日本語訳も刊行)
特撮原作[編集]
この欄で紹介する作品は、テレビ番組の企画のブレーンとしての参加であり、テレビの企画が先行し漫画が原作というわけではない(詳細は上記の「経歴」を参照)。また、自らは漫画を描いていない作品も多い。
- 昭和仮面ライダーシリーズ
- 仮面ライダー(第84話では脚本、監督)
- 仮面ライダーV3
- 仮面ライダーX
- 仮面ライダーアマゾン
- 仮面ライダーストロンガー(最終回(第39話)では監督・Bパートのみ)
- 仮面ライダー (スカイライダー)(劇場版では総監督)
- 仮面ライダースーパー1
- 仮面ライダーZX
- 仮面ライダーBLACK
- 仮面ライダーBLACK RX[注釈 1]
- 真・仮面ライダー 序章
- 仮面ライダーZO
- 仮面ライダーJ
- 人造人間キカイダー(後にアニメ化)
- キカイダー01
- 人造人間ハカイダー
- KIKAIDER00 - 晩年の未映像化企画、S.I.C.にて具現化する。
- ロボット刑事
- がんばれ!!ロボコン
- ロボット110番
- スーパー戦隊シリーズ
- イナズマン(11話では脚本、監督)
- 変身忍者 嵐
- 快傑ズバット
- アクマイザー3
- 宇宙からのメッセージ・銀河大戦
- 宇宙鉄人キョーダイン
- 大鉄人17
- 星雲仮面マシンマン
- 兄弟拳バイクロッサー[注釈 2]
- TVオバケてれもんじゃ
- 好き! すき!! 魔女先生
- 透明ドリちゃん
- 東映不思議コメディーシリーズ
- ボイスラッガー - 自ら制作に参加した最後の作品であり、放送当時のキャッチコピーでは遺作と呼ばれていた。
- ロボコン(正式タイトル不明) - 晩年の未映像化企画、ロビーナのデザインなど『燃えろ!!ロボコン』の参考になった。
以下は没後製作されたが、著作権管理を一括する配慮からテロップでは原作者とされている。
- 燃えろ!!ロボコン
- 平成仮面ライダーシリーズ
- 平成第一期
- 平成第二期
- 令和仮面ライダー
- 昭和リメイク
- キカイダー REBOOT
- がんばれいわロボコン
共作扱い[編集]
「スーパー戦隊シリーズ」の原作は、第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』と第2作『ジャッカー電撃隊』のみ石ノ森(当時は「石森」)が担当し、第3作『バトルフィーバーJ』以降は八手三郎に交代した。ただし、秘密戦隊ゴレンジャーとジャッカー電撃隊も登場する場合や「仮面ライダーシリーズ」とのクロスオーバーでは、石ノ森も連名でクレジットされている。
- 未来戦隊タイムレンジャースペシャル
- 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊
- 轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊
- 海賊戦隊ゴーカイジャー - テレビシリーズ本編では初の共作
- ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦
- 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船
- 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
- 特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE - 石ノ森のキャラクターは登場しないが、第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』の著作権管理を一括するためクレジット
- 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
- 平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
- 烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル
- 手裏剣戦隊ニンニンジャーvs仮面ライダードライブ 春休み合体1時間スペシャル
- スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
- 動物戦隊ジュウオウジャー 第7話・第28話・第29話
- 仮面ライダーゴースト 第24話
- 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦
- 宇宙戦隊キュウレンジャー 第7話
- 仮面ライダーエグゼイド 第24話
- 機界戦隊ゼンカイジャー - スペシャルサンクスとしてクレジット
- セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
なお、『仮面ライダーディケイド』第24話・第25話と第33作『侍戦隊シンケンジャー』第20話・第21話(両作品のクロスオーバー)においては、『ディケイド』では石ノ森のみが、『シンケンジャー』では八手のみがそれぞれ原作者としてクレジットされた。第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』第7話にはアカレンジャーが登場しているが、石ノ森のクレジットはなかった。
一方、石ノ森(石森)が単独原作者とされる東映作品(『宇宙鉄人キョーダイン』『快傑ズバット』『氷河戦士ガイスラッガー』など)において、八手が作詞者としてクレジットされている楽曲が多い。
アニメ 原作[編集]
- レインボー戦隊ロビン
- サイボーグ009
- 海賊王子
- ドンキッコ
- 空飛ぶゆうれい船 - 石ノ森の短編漫画「ゆうれい船」が原作になっている。
- 海底3万マイル
- 佐武と市捕物控
- さるとびエッちゃん - 原案は『ちいさな ちいさな ちいさなあの子』。後に、『おかしな おかしな おかしなあの子 さるとびエッちゃん』となる(本アニメはこちらの方を元としている)。
- 原始少年リュウ
- 星の子チョビン - 自身のコミカライズ版もある。
- となりのたまげ太くん
- 氷河戦士ガイスラッガー (共同製作 - 東京ムービー、オカスタジオ)
- 大恐竜時代
- ミラクルジャイアンツ童夢くん
- チックンタックン
- マンガ日本経済入門
- 八百八町表裏 化粧師
- 仮面ライダーSD
以下は没後の製作。
- ワンダーベビルくん - 石ノ森の遺稿原案を元にして制作された。
- 人造人間キカイダー - 『人造人間キカイダー THE ANIMATION』『キカイダー01 THE ANIMATION』の2作品に分けてアニメ化。
- ギターを持った少年 -キカイダーVSイナズマン- - 『イナズマン』から、ジロー/キカイダーが登場する一編のみアニメ化。『キカイダー01 THE ANIMATION』のDVD-BOXに映像特典として収録。
- 幻魔大戦 神話前夜の章
- ギルガメッシュ
- イマジンあにめ
- 009-1 - 『009ノ1』が原型。
- スカルマン
テレビドラマ原作[編集]
- レッドビッキーズシリーズ
- がんばれ!レッドビッキーズ
- それゆけ!レッドビッキーズ
- フラワーアクション009ノ1 - 石ノ森の漫画「009ノ1」が原作になっている。
- 好き!すき‼魔女先生 - 石ノ森の少女向け漫画「千の目先生」が原作になっている。
- 風鈴捕物帳
- 燃えろアタック
- HOTEL
以下は没後の製作。
- おみやさん - 石ノ森の漫画「草壁署迷宮課おみやさん」が原作になっている。
この他、『新・おみやさん』2012年版第1話と『京都地検の女』2012年版第1話では両作品同士のクロスオーバーが行われたが、『京都地検の女』では石ノ森は原作者としてクレジットされていない。
映画原作一覧[編集]
アニメ映画[編集]
- 空飛ぶゆうれい船
- サイボーグ009
- サイボーグ009 怪獣戦争
- サイボーグ009 超銀河伝説
- 幻魔大戦
- 平井和正との共作を元としたアニメ作品。製作にも携わっている。
- 009 RE:CYBORG
実写映画[編集]
- 宇宙からのメッセージ
- 原案とメカ・デザインの一人。映画版のコミカライズ、野田昌宏の小説版のイラストも担当。
- 化粧師 KEWAISHI
他作家が執筆した作品の原作[編集]
映像作品のコミカライズ、ノベライズは除く。
漫画[編集]
仮面ライダーシリーズの漫画作品は、仮面ライダーシリーズ#他の作家による漫画作品を参照。
- スカルマン
- 人造人間キカイダー
- キカイダー02(作画:MEIMU)
- ホラーの要素を加えた作品。
- イナズマンVSキカイダー
- 『キカイダー02』の続編(正確には繋がりに矛盾がある)。
- キカイダー02(作画:MEIMU)
- 幻魔大戦
- 幻魔大戦 Rebirth(原作:平井和正・石ノ森章太郎、脚本:七月鏡一、作画:早瀬マサト・石森プロ)
- 幻魔大戦シリーズの続編。
- 幻魔大戦 Rebirth(原作:平井和正・石ノ森章太郎、脚本:七月鏡一、作画:早瀬マサト・石森プロ)
小説[編集]
- 仮面ライダー 誕生1971/希望1972/流星1973(作:和智正喜)
- 仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-(ストーリー:早瀬マサト)※生前に雑誌掲載用に企画された『仮面ライダーガイア』を原作としている。
作詞[編集]
- 戦いおわって - 『サイボーグ009』(テレビ版第1作)ED
- 原始少年リュウが行く - 『原始少年リュウ』OP
- ランのうた - 同ED
- がんばれロボコン - 『がんばれ!!ロボコン』OP
- ゴーゴー・キカイダー - 『人造人間キカイダー』OP
- キカイダー01 - 『キカイダー01』OP
- 月光の子守唄 - 『好き!すき!!魔女先生』ED
- 地獄のズバット - 『快傑ズバット』OP
- 戦えイナズマン - 『イナズマン』OP
- イナズマン・アクション - 『イナズマンF』ED
- 勝利だ!アクマイザー3 - 『アクマイザー3』OP
- 斗え!!超神ビビューン - 『超神ビビューン』OP
- 宇宙鉄人キョーダイン - 『宇宙鉄人キョーダイン』OP
- オー!!大鉄人ワンセブン - 『大鉄人17』OP
- 透明ドリちゃん - 『透明ドリちゃん』OP
- やがて青春 - 『それゆけ!レッドビッキーズ』OP
- 勇者よ銀河を渡れ - 『宇宙からのメッセージ銀河大戦』OP
- 星雲仮面マシンマン - 『星雲仮面マシンマン』OP
- たたかえ!バイクロッサー - 『兄弟拳バイクロッサー』OP
- ロボット8ちゃん - 『ロボット8ちゃん』前期OP
- 8ちゃんのえかき唄 - 同後期ED
- ロボットガンちゃん110番 - 『ロボット110番』OP
- 誰がために - 『サイボーグ009』(テレビ版第2作)OP
- 星の子チョビン - 『星の子チョビン』OP
- 星のしずくの子守唄 - 同ED
- 氷河戦士ガイスラッガー - 『氷河戦士ガイスラッガー』OP
など。
- 仮面ライダーシリーズ 関連楽曲
- レッツゴー!! ライダーキック - 『仮面ライダー』(第1作)OP1&OP2
- Let's Go RiderKick 2011 - リメイク曲
- ライダーアクション - 同ED2&OP3
- 戦え! 仮面ライダーV3 - 『仮面ライダーV3』OP
- KAMEN RIDER V3 - リメイク曲
- V3アクション - 同挿入歌
- セタップ! 仮面ライダーX - 『仮面ライダーX』OP
- アマゾンライダーここにあり - 『仮面ライダーアマゾン』OP
- アマゾンライダーアクション - 同挿入歌
- ストロンガーアクション - 『仮面ライダーストロンガー』後期ED
- 見よ!仮面ライダーストロンガー - 同挿入歌
- 燃えろ!仮面ライダー - 『仮面ライダー』(スカイライダー編)前期OP
- 男の名は仮面ライダー - 同後期OP
- 変身!仮面ライダー - 同挿入歌
- 仮面ライダースーパー1 - 『仮面ライダースーパー1』OP
- ドラゴン・ロード - 『仮面ライダーZX』イメージソング/『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』OP
など。
- スーパー戦隊シリーズ 関連楽曲
- 進め!ゴレンジャー - 『秘密戦隊ゴレンジャー』OP
- 見よ!!ゴレンジャー - 『秘密戦隊ゴレンジャー』後期ED
- ジャッカー電撃隊 - 『ジャッカー電撃隊』OP
- スーパー戦隊バンバラバン - スーパー戦隊シリーズ・イメージソング[注釈 3]
著書[編集]
- 『世界まんがる記 - 外貨ムダづかい旅行』三一書房、1963年
- 『世界まんがる記』中公文庫、1984年
- 『世界まんがる記 - 50年前の世界一周』清流出版、2008年
- 『少年のためのマンガ家入門』秋田書店、1965年
- 『続 マンガ家入門』秋田書店、1966年
- 『石森マンガ教室』黒崎出版、1969年
- 『石森章太郎・落書ノート - 体験的創作論』小学館、1980年
- 『章説・トキワ荘・春』スコラ、1981年
- 『トキワ荘の青春 - ぼくらの漫画修業時代』講談社文庫、1986年
- 『章説 トキワ荘の青春』中公文庫、2018年 ISBN 978-4122066472
- 『レオナルド・ダ・ビンチになりたかった』ポプラ社、1983年
- 『石ノ森章太郎の青春』小学館文庫、1998年
- 『ボクはダ・ヴィンチになりたかった』清流出版、2008年 ISBN 978-4860292522
- 『石ノ森章太郎のマンガ家入門』秋田書店、1988年(『少年のためのマンガ家入門』と『続 マンガ家入門』を合わせて再編集したもの)
- 『石ノ森章太郎のマンガ家入門』秋田文庫、1998年 ISBN 978-4253172509
- 『絆 - 不肖の息子から不肖の息子たちへ』鳥影社、2003年 ISBN 978-4886297952
石ノ森章太郎萬画大全集[編集]
角川グループ創立60周年の記念企画。2006年2月22日第1期発売開始。全12期500冊。770タイトルにもなる。2008年現在全12期発行完了。
ネットでの予約販売のみ(一般書店では購入不可能)、各期ごとのセット販売のみ(1冊ずつの購入は不可能)、限定生産という、入手を難しくする条件が重なったため、復刊ドットコムで販売形式が発表された当初は、掲示板に批判的な意見が多数寄せられた。
2008年1月24日にギネス・ワールド・レコーズから「1人の著者によって出版された最多コミックの記録」として世界記録の認定を受けた[3]。
2014年〜2015年には、同様の企画として電子書籍『石ノ森章太郎 デジタル大全』(石森プロ・講談社)の配信が開始されている。(全15期500冊)[4] こちらは1冊から購入可能になっている。
キャラクターデザイン[編集]
上のアニメや特撮の原作となった作品のキャラクターは省いている。
- デンセンマン
- みごろ!たべごろ!笑いごろ!のキャラクター。
- ゴリレンジャー
- 正義だ!味方だ!全員集合!!(松竹映画)の劇中劇のキャラクター。第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』のパロディであり、パロディを本家が引き受けた珍しい例でもある。
- マナビィ
- りゅうごん
- 秩父市吉田地区の祭り「龍勢祭り」のマスコット。なお誕生時は合併前の吉田町のマスコットだった。名前は龍(りゅう)とドラゴンの「ゴン」を合わせたもので、一般公募で決定した。
その他[編集]
- 鉄腕アトム ミドロが沼の巻 - 原画マンのうちのひとりとして。※ スタジオ・ゼロが虫プロダクションから制作を受けたもの。アトムなどの絵柄が各人ごとにバラバラであったために、虫プロは大幅に手直し作業をしたとされる。
- オバケのQ太郎 - 作画協力
- 石ノ森章太郎のマンガ超電導講座(講談社Quark編) - 漫画作品(高温超電導体の発見、フィーバーの様子を独特の表現で描いた)
- シージェッター海斗
- デューン 砂の惑星/砂の救世主/砂の子供たち(長編SF小説、早川書房) - 日本語初期版の表紙イラストと挿絵
- ルパン三世 DEAD OR ALIVE - モンキー・パンチ応援団の参加者。
- コズミックゲリラ - ユニバーサルのアーケードゲーム、石森プロとしてコンセプトデザインを担当
- あしたの朝は星の上
- 絆 不肖の息子から 不肖の息子たちへ(鳥影社) - 石ノ森の話を書き下ろしにしたエッセイ
- 2012 009 conclusion GOD'S WAR(サイボーグ009完結編) - 小説作品、小野寺丈との共著(膨大な量のプロットを作成したが実際の作品は一部の原稿を執筆したのみで未完、後に小野寺が引き継いだ)
- 有害コミック騒動に対して - 「コミック表現の自由を守る会」を結成、表現の規制を抑止
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 - シネガーのキャラクターデザイン
- 2008年は石ノ森章太郎生誕70周年や没後10年でもあり、同年3月23日から29日にかけてNHK-BS2にて石ノ森の漫画作品や映像原作作品を特集する「とことん!石ノ森章太郎」が31時間超の異例の特別番組として放送され、また、「70周年記念DVDボックス」が発売されるなど記念行事的なイベントが続いた。
- 猫が通れば道理引っ込む - エッセイ集
主な出演作品[編集]
原作者という立場ではあるが、いくつかの作品では、石ノ森章太郎本人がテレビ番組や映画作品中に出演している。
出演時期によっては「石森章太郎」名義になっている。
テレビ[編集]
- 仮面ライダー(1972年、東映)第84話. イソギンジャガーに殺された釣り人
- イナズマン(1973年、東映)助手
- 快傑ズバット(1977年、東京12チャンネル)第10話. 元プロ野球選手の石森選手[注釈 4]
- ロボット110番(1977年、東映)最終話(第37話).ロボット博士
- 大恐竜時代(アニメ)(1979年10月7日公開、日本テレビ)ジュン(主人公)の父の声[5]
- それゆけ!レッドビッキーズ(1981年、東映)第53話. 本人役
映画[編集]
- フィンガー5の大冒険(1974年、東映)観客として家族4人でカメオ出演(監督も行っている)
- 仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王(1980年、東映)天海乗組員(総監督も行っている)
- 仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ(1988年、東映)釣り人
- 未来の想い出(1992年、東宝)本人役
ビデオ[編集]
- 真・仮面ライダー 序章(1992年、東映)冒頭で爆弾を仕掛けた男 ※特別出演
ラジオ[編集]
石ノ森章太郎を演じた人物[編集]
- 俳優
-
- 小野寺丈 - 銀河テレビ小説『まんが道 青春編』
- 中島健人 - 『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』
- 林田悠作 - 『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(子供時代)
- 田中奏生 - 『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(中学生時代)
- 鈴木福 - 『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』(少年時代)[6]
- 声優
-
- 富山敬 - 『ぼくらマンガ家 トキワ荘物語』
- 山寺宏一 - 『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(ナレーション)
関連施設[編集]
- 石ノ森章太郎ふるさと記念館
- 石ノ森の人物と歴史に焦点を当てた展示施設[7][8]。宮城県登米市の石ノ森の生家に近くに所在する。2000年7月開館。
- 石ノ森個人の愛用品や収集物、記念品などを中心に展示している。
- 石ノ森萬画館
- 石ノ森作品を題材とした展示施設。石ノ森が第2の故郷としていた宮城県石巻市に所在する。2001年7月開館。
- 2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震の大津波で被害を受けたが、2012年11月17日再開館。
詳細は「石ノ森萬画館」を参照
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ マンガ中国大人物伝第2巻項羽224頁~225頁
- ↑ 藤子不二雄Ⓐ『まんが道 愛…しりそめし頃に…』第3巻 p17参照
- ↑ “仮面ライダーの故石ノ森さん、最多コミックでギネスに”. 朝日新聞. 2008年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月29日確認。
- ↑ http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/st/ishinomori_digital.asp
- ↑ “大恐竜時代”. メディア芸術データベース. 2016年10月30日確認。
- ↑ “「スーパーヒーロー戦記」鈴木福は石ノ森章太郎の墓参りして撮影、新ライダー情報も”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2021年7月22日) 2021年7月22日閲覧。
- ↑ 石ノ森ヒーローファイル 2013, pp. 117 - 119.
- ↑ 昭和石ノ森ヒーロー列伝 2013, pp. 104 - 105.