スーパー戦隊シリーズ
スーパー戦隊シリーズ(スーパーせんたいシリーズ)とは、日本の特撮テレビドラマシリーズである。
概要[編集]
複数名でチームを組み、色分けされたマスクと特殊スーツで武装したヒーローに変身し、怪人と戦うのが基本コンセプト。
本シリーズは東映が制作し、テレビ朝日系列で長年同時ネットで放送され、佐賀県を除くフルネット局の無い県でも系列外局で遅れネットされている。同時ネット局での放送期間は、例年当該年の3月から翌年の2月である。
作品数は2023年放映の『王様戦隊キングオージャー』まで47作品を数える。シリーズに含まれる作品の範囲はかつては1979年から放映された『バトルフィーバーJ』を起点にカウントしていたが、後にはそれ以前に制作され石ノ森章太郎を原作者に据えている『秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』もこれに含むようになった。先述の47作品という数字もゴレンジャーを第1作目とする認識による。
本シリーズの誕生には仮面ライダーと毎日放送・朝日放送のネットチェンジが大きく関わってくる。
仮面ライダーが大ヒットしたことでシリーズ化されることになり、新番組の一つの案として「最初から5人の仮面ライダーが一度に登場する」というものが挙げられた。しかし制作局である毎日放送の映画部部長・庄野至が「ヒーローは一人のもの」として強く反対し、残念ながら実現することはなかった。
また、仮面ライダーアマゾンまでの放送時の毎日放送は日本教育テレビ(NET)系列(現在のテレビ朝日系列)に属しており、仮面ライダーは関東ではNETで土曜19時台後半に放映されていた。しかし、毎日放送と朝日放送が所属系列を入れ替える事となり、NETは人気番組である仮面ライダーを手放す[注 1]と共に、関東で土曜19時台後半を他の番組で埋め合わせる事になってしまった[注 2]。
そこで仮面ライダーに代わる新しいヒーロー番組として、一度お蔵入りになった「5人の仮面ライダー」のアイデアを再利用し、5人チームの特撮ヒーロー番組として『秘密戦隊ゴレンジャー』が誕生。これが大ヒットしたことで、『ジャッカー電撃隊』放映後1年ほどのシリーズ中断[注 3]を挟みながらも2020年代に至るまで安定した人気を誇っている。
作品一覧[編集]
「カテゴリ:スーパー戦隊シリーズ」も参照
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズ - 2022年放映
- 天装戦隊ゴセイジャー - 2010年放映