松養寺(しょうようじ)とは、島根県隠岐郡知夫村郡に存在する真言宗の寺院である。山号は松尾山。
来居港から南に1キロほどの松尾山の上にある寺院で、創建年代については不明。もともとはアカハゲ山にあった寺で、古海坊(うるみぼう)と言われていた。知夫里島にあった仁夫里坊と共に、元弘の乱で後醍醐天皇が北条高時によって隠岐国に流罪にされた際の宿舎に充てられた、という伝説がある。
本尊にはその後醍醐天皇から賜ったという木造地蔵菩薩立像があり、檜材の一木造で像高は78センチ。鎌倉時代末期から室町時代初期の造立と見られ、島根県の文化財に指定されている。
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